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  • 株式会社コンカン

【代表の人物像&体験談!】「部下を伸ばす"上手な叱り方"!」

今日は、concan代表が思う「上長」や「リーダー」になる人が、身に付けて於くべき「人の叱り方」について書きます。 ~副題:上長は、叱ることから逃げてはダメだ!~ *この「叱る」は子育てにも通じます。本当の優しさとは、厳しさも含まれています。 *部下を成長させることが、「本当の優しさ」です。

私が、過去 創った「社内評価制度」の中の「上長評価」の項目に、こんな一節があります。 「いざという時は、厳しく叱っている」 では 先ず、「怒る!」と「叱る!」の違いから説明します。 この文章から詠み取れるかも知れませんが。 「自分のために怒る。相手のために叱る。」 ●「怒る」とは… 感情が入った怒りで、自分が腹を立てたことを、相手にぶつけること。 ●「叱る」とは… 相手が、誰かに悪い影響を与えた時に、相手をより良くするために、敢えて声を荒げて、注意・アドバイスすること。 戒めること。 *私は、若い時は「怒り」まくっていました。 「グーで〇〇〇った」事もありましたが、それでは 上手くいくはずもありません。 この「叱る!」を覚えたのは、「右目の視力を失って」からです。所謂「待つこと」「頼ること」を覚えてからです。 自分は、大した「人間」ではないと認識してから「心」が強くなったと思います。 要は、本当の自分自身を知ることで、相手に優しくなれるのです。(*虚勢を張らず、鎧を脱ぐことです。) 【叱る時の3つの重要ポイント】 ◆1.「すぐ叱る!」 *後になって「あの件は…」と言っても効果は薄い。 「鉄は、熱いうちに打て!」です。 ◆2.「短く叱る!」 *言いたいことは、山ほど有っても、ダラダラ説教しても意味がない。出来れば、3分以内。(二言三言でも可) *叱った後は、すぐ その場を離れる。(相手に考えさせる) ◆3.「1対1で叱る!」 *みんなの前で叱って、敢えて「恥」をかかせる必要はない。 「誉める時は、みんなの前で、叱る時は、二人で!」 では、本題に入ります。 【モチベーションを上げる叱り方!】 先ず、大前提として 日頃から周りの部下を認めて於かなければなりません。 ◆「叱る!」とき、承認の力を入れる! 〇→「何やってんだ!さぼるな!お前無しで、この仕事は完成せんぞ!自分の力を軽く観るな!」 〇→「いい加減な仕事するな!お前をプロジェクトのリーダーにしたのは、お前が、みんなに信頼されてるからだ!」 〇→「なんだ!この出来は?お前の力は、こんなもんじゃ無いだろう? もう一度、いつも通りにやれ!」 *このテクニックは、「叱れ」ば「叱る」ほど、モチベーションが上がる凄い手法なのですが、日頃から「チーム内」での信頼関係が無ければ、逆効果になります。 【部下がやる気を出す魔法の言葉!】 褒め言葉を挟む叱り方⇒「褒める!」+「叱る!」+「褒める!」 叱ることの目的は、部下に 次のアクションにやる気を出して取り組んで貰うことです。指摘して終わりではありません。 例えば、営業成績はいいのに、書類に間違いがよくあるとか、提出が遅いとか、多部署からのクレームが頻繁にあるという部下は、叱っても内心は「売上をあげているのになんで叱られるんだ?」と思うものです。そこで効果的なのが、叱る事案の前後に「褒め言葉」を挟む叱り方です。 【オススメ例】 〇上司「山田、今月も順調に売上を上げてるな!」 *まず「褒める!」 〇山田「ありがとうございます。」 〇上司「ところで、1つ気になる点があるんだが。書類の提出が遅れ気味だから、きちんと守れよ!」 *次に、改善すべきところを指摘=「叱る!」 〇山田「あっ、すみません。」 *素直に謝罪 〇上司「ここのところ ずっと成績が良くて、昇格も見えてきたから、もったいないぞ。お前には、期待しているんだから、引き続き頑張れ!」 *最後に、未来への期待感でモチベーションを上げる=「褒める!」 〇山田「はい、分かりました。申し訳ありませんでした。」 *更なる やる気が出てくると共に深く反省を促す。せっかく褒めて貰っているのに、上司に悪いことをしてしまったと反省すれば、その部下は一段と頑張って成績を上げることも出来ます。 更に、その部下が優秀だったり、社内のトッププレイヤーだった場合は、「褒める!」よりも「いつも助かっているよ」と、「労いの言葉」が刺さります。 ーーー ◎と言うことで… 部下を「叱る」時のポイントを説明しましたが、一つ注意しなければならない事があります。 それは、普段から部下との「コミュニケーション」をとっていないと効果が無いという事です。 「いつも皆の話を聴いてくれて助かるよ!」 「お前がいてくれるからチームが一つになって皆頑張ってくれている!」 そんな言葉をいつも掛けられるくらい部下の事を見ていないと、いざ 叱った時に良い言葉を言ったとしてもなんの説得力もありません。 叱られる方も、普段から見てくれていない上司から上辺だけの言葉で褒められても、嬉しくもなんともありません。 部下との「信頼関係」を保ちながらモチベーションを上げる「叱り方」を実践する為には、普段からコミュニケーションをとる努力を怠ってはならないと思います。 言葉の重みは、一日にして創る事など出来ません。毎日 毎日 積み重ねてこそ「言葉」に重みが出るようになるのです。 結局 上長は、部下を「叱る」ことから、逃げては"ダメ"です。「承認入れて、ズバッと!「叱る」です。 叱って、部下のモチベーションを上げることが求められます。 その為には、日頃からの「信頼関係」の積み重ねと、上長としての「覚悟」と「努力」しかありません。 自分の「力」を信じていれば、自ずと、必ず結果も付いてくると思います。

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