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  • 株式会社コンカン

【concanトピックス特別編】concanが考える「『時間』の概念と、その重要性!」

今日は、concanが考える「時間の概念と、その"本質"」について考えてみます。

~副題:『命』=『時間』の関係を探る!~








代表の私は、広告業界30年間の中で、その前半を「イベントの世界」に身を置いてきました。 イベントは、まるで「花火」や「桜の花びら」のように『ぱ~っと咲いて、ぱ~っと散ります』それは、ライブ、生だからです。そのイベントの『本番』は、演出系であれば、"一瞬"で終わりますが、その準備たるもの、イベントが大きければ、大きい程、『命』をすり減らすような感覚で取り組みます。 だから、成功した時の感覚は、「例えようもない、満足感や充足感」が得られます。イベントは、その担当者の『度量』や『スキル』によって同じイベントでも全く違うものになります。だから、皆 辞められないのだと思います。 ドラッグは、やったことありませんが、準備含め、苦労に苦労を重ねてきた「イベント」の本番 スタート時の感覚と、成功したエンディング後の『お客さまの反応』は、ドラッグ以上の感覚を得ることが出来ます。 だから、想いを込めたイベントが終わると、"魂"が切れたようになってしまいます。 この感覚は、『時間』そのもののように思いま。 「イベント」と「時間」は、そこにいる人 全てに平等で、戻すことは出来ないものです。だからこそ、打ち込める、大切にしなければ、ならないものだと思います。 今回は、この辺りの話を掘り下げます。


ーーー それでは、まず 日本人の年間の『労働時間』と『時間』の概念について見てみます。 時間は… ●1日=24時間 *1日=60秒×60分×24時間=86,400秒 ●1年間=8.760時間 *1年間=24時間×365日=8.760時間 ●日本人の年間 平均労働時間=2.000時間 【1990年から日本人の年間労働時間は、2.000時間】 日本人は、年間に平均2.000時間ほど働いています。 ドイツやフランスなどと比べると、400時間ほど長いと言われています。1年間は、365日。うち、完全週休2日で年間104日、国民の祝日が15日、年末年始に5日ほど、夏期休暇に5日ほど、その他 有給休暇などで 5日ほど休日があるとすれば、年間の労働日は、231日ほど働いています。 もう少し、『データ』をみると… 日本人の年間労働時間は、現在は1.700時間前後で ここ10年で見れば減少傾向にあります。1980年代後半までは、2.100時間でしたから、それに比べると 年間の『労働時間』は、かなり減ったように見えます。しかし 現在の1.700時間には、90年代以降に増加した"パートタイマー"などの『短時間労働者』も含めた平均値となっています。フルタイムで働く正社員では、現在でも 年間の『平均労働時間』は2.000時間を超え、かつて「働きアリ」「ワーカホリック」と呼ばれた働き方は、この『30年間』で実は ほとんど変化していません。

ーーー 次に、『時間』の大切さを『数値』で表した考え方を『2つ』紹介します。 【◆1時間銀行.】 この『銀行』は、毎朝 みなさんの口座へ『86,400ドル』を振り込んでくれます。同時に、その口座の残高は毎日 ゼロになります。つまり、『86,400ドル』の中で、 みなさんが その日に使い切らなかった「金額」は すべて消されてしまいます。 この場合 みなさんは、勿論 毎日『86,400ドル』全額を引き出すと思います。 私たちは、一人一人が同じような「銀行」を持っています。 それは『時間』です。『時間』は、全ての人に"平等"に与えられていますが、その「活用方法」は人それぞれです。 「限られた『時間』=『人生』」をどう過ごしたいかで変わります。 ●「1日=60秒×60分×24時間=86,400秒」 毎朝、みなさんにこの『86,400秒』が与えられます。 毎晩、みなさんが上手く使い切らなかった『時間』は消されてしまいます。それは、翌日に繰り越されません。それは貸し越し出来ません。毎日、みなさんの為に新しい口座が開かれます。そして、毎晩、その日の残りは消されてしまいます。もし、みなさんが その日の預金を全て使い切らなければ、みなさんは、それを失ったことになります。過去に、さかのぼる事は出来ません。みなさんは、今日 与えられた預金の中から「今を生きないと」いけません。だから、与えられた『時間』に最大限の投資をしょうという考え方です。 そして、そこから「仕事」をベースに「健康、幸せ、成功」の為に 最大の物を引き出さなければなりません。『時計』の"針"は走り続けています。

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【◆2.人生時間】 これは、人間の『一生』を1日に例えたものです。 『人生時計』は、「自分の年齢を3で割り、その数字を24時間制の時刻に当てはめる」という考え方です。自分の『人生』の時刻を知ることが出来ます。 例えば、今『45歳の人』であれば、『45÷3』で1日 24時間のうち、『15時』所謂『午後3時』になる訳です。 「朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足、この生き物は なあに?」という"なぞなぞ"は、人間の『一生』を1日に例えたものです。赤ん坊の頃は四つん這い、やがて二本足で立つようになるが、老人になると杖を突くので三本足になる、という意味です。この「朝」「昼」「夜」は人間の『一生』を一日に例えた比喩的表現です。つまり、遠い昔から、人間の『一生』を1日に例えるという「考え方」がありました。最近では「人生時計」という考え方が、人間の『一生』を1日に例えています。 例えば、今が『若い30歳の人』であれば、『30÷3』で『10時』、つまり『午前10時』です。『30歳』になった時に、もう年寄りだという人がいますが、実は まだ 午前中なのです。少し 前まで、定年年齢としていた『60歳の人』は、『60÷3』で『20時』、所謂 『午後8時』だから、仕事を終えて家に帰っても良い時間という訳です。 現在の定年年齢である『65歳』では、『65÷3』で『21時半』、『午後9時半』にあたります。ちょっとした 残業という感じです。多少、疲れても当然です。 このように「人生時計」は、自分の年齢について、その頃合いを考えるのに有効なツールです。 「人生時計」という例え話は、20年ほど前から、年齢をテーマにしたエッセイに掲載されています。また 「人生時計」は、一生を『24時間×3=72歳』として計算しています。 しかし、最近では、平均寿命が長くなったことを受けて、「1日を80歳や85歳」として計算する方法も提唱されています。更に、男女差を含めて複雑な計算をしているサイトもあります。そもそも、「人生時計」という例え話の『目的』は、思い込みで判断しがちな、「自分の年齢」についての感覚を『1日』に例えることで"リセット"することです。つまり、「もう 年寄りだ!」「まだ 若い!」と思い込んでしまいがちで、「自分の年齢」の意味を忘れてしまいやすい人間に客観的な『ものさし』を示すことです。 因みに、72歳以上の方は、1日を過ぎて 翌日に入ってしまいますが、これは、「人より長く 1日が楽しめている」と前向きな考え方です。 ●正確な計算式:「平均寿命÷24」で出た数字で、自分の年齢を割る。現在の日本人の平均寿命は、『女性87.14歳』、『男性80.98歳』 *女性は「87.14÷24=3.6308333…≒3.6」 *男性は「80.98÷24=3.3741666…≒3.3」


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それでは、ここで

『時間』の概念について深堀りしたいと思います。

例えば、『時間』をこんな事に通やしていませんか?


【悪い時間の使い方】

●仕事で、生産性の無い『社内処理』ばかりしている。

●仕事で、いつも何も決まらない『意味のない会議』に出ている。

●愚痴ばかりの『飲み会』に参加している。

●休みの日は、『起きたら夕方』になっている。

●土日は、1日中、携帯を触るか、ゲームをしている。


『人間』は、生まれながら、少なからず「収入」「地位」「運」など不平等な部分が存在します。

しかし、唯一『時間』は、どんな人にも与えられている「平等の資産」です。その限られた『時間』を「どう過ごすか、どう過ごしたか」で『人生』は大きく変わります。


繰り返しますが、『時間』は、どんな人にも与えられている『平等の資産』です。例えば、周囲の「友人・会社の同僚・有名企業の社長」であっても、全てが1日は『24時間』です。


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では『時間』の『2つ』の特性について紹介します。

【時間の特性】

◆1.「時間は、有限である!」

◆2.「時間は、戻す事が出来ない!」


この特性を、紐解いていきます。

【◆特性1.「時間は、有限である!」】

当たり前の話ですが、『時間』には限りがあります。

日々 当たり前のように過ごしている日常にも、いつかは終わりが来るという事です。

●両親との時間

●子供との時間

●ペットとの時間

●友人との時間

●美味しいモノを食べる時間

●やりたい事が出来る自分の時間


ここで、一度自分自身に問いかけてみて下さい。

みなさんは、「大切な人や事との『時間』に、いつかは終わりが来る」と考えた時、『1分1秒』を大切に過ごせているでしょうか。若い時は、中々 理解できないと思いますが、『時間』は必ず過ぎ、必ず『歳』は取ります。


また、みなさんの中で、「やりたいことがある!」という人は、一度きりの「人生」を後悔しない為にも「行動」すべきです。皆 頭では、分かっていますが、出来ないのも人間です。だからこそ、この『考か方』があるのです。小さい目の前のことを、どう『選択』し、どう『行動』するかです。後々 後悔しない為に、『1分1秒』を大切に過ごしましょう!


例えば、「やりたいことは、あるけど、自分は もう歳だから・・・」と考えている人もいるかも知れませんが、『人生100年時代』です。日本人は、年齢を気にする傾向がありますが、年齢は「単なる数字」です。もし「やらないと『人生』後悔する」と思うぐらいやりたい事があれば、年齢に関係なく 実現に向けて、動くべきです。無い人は「見い出すべき」です。


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【◆特性2.「時間は、戻す事が出来ない!」】

これも当たり前の話ですが『時間』は、戻す事が出来ません。つまり、「今 みなさんが過ごしている1分1秒が『二度と取り戻す事が出来ない時間』なのです」。1秒前の出来事がたった一瞬で「過去」になるのです。


アメリカの有名な企業であるApple社の創設者である「スティーブ・ジョブズ氏」は、このような『名言』を述べています。


「もし 今日が自分の『人生最後の日』だとしたら、今日やる予定のことを 私は本当にやりたいだろうか?」


ここで、一度 自分自身に問い掛けてみて下さい。

後悔しないような「生き方」をしているだろうかと。

この1分1秒が貴重で大切な『時間』なのです。「人生」は、一度きりなので『死ぬ直前』で後悔しない為にも、何となく過ごすのではなく「時間の使い方」を日々 意識すべきだと思います。


次に、『時間』と『命』の関係について考えてみます。


人の"寿命"は、人それぞれ 『見えない力』で決まっています。人によっては、不幸なことに 幼くして亡くなる人 や 若くして病気で亡くなる人。この方々は望んで亡くなった人は、一人もいないと思います。きっと「もっと 生きたかったでしょう」「悔しかったでしょう」


片や、100歳まで生きて、天寿を全うされる人もいます。

この不平等は「何なんでしょうか」

しかし これは、どうしようもないことですが、人それぞれが 持つ「定め」だと思います。


健康な体なのに、1日を、ただ 「何も考えず、努力もせず」、「ダラダラと、のんべんだらり」と過ごしている人がいたとしたら、天国から見ている『若くして亡くなった人』は、どう思うでしょうか? きっと「変わって欲しい」と言っているように思います。


●これが意味するものは、「命」=「時間」なのです。


この事を考えると、人それぞれが、この「限られた時間」をどう過ごさなければならないか、自ずと答えは出ると思います。

この「時間」を有効に使わないと、『若くして亡くなった方々』に申し訳ないと伴に、本当に勿体ないと思います。

人それぞれの『行動』は、すべて 自分に返ってきます。ですからみなさんも「時間」に対する考え方を大切にして下さい。



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◎と言うことで…

「時間」の概念とその重要性。そして「時間」と「命」の関係を探ってきましたが、最後に 2016年7月に『105歳』で亡くなられた「東京の聖路加国際病院の元名誉院長 日野原重明先生」の功績と、残された"言葉"を紹介します。

日野原先生が、亡くなられた年に、私が 前職で企画制作した「空海劇場2016」『清らかなる生命(いのち)の響き』に出演いただいた数ヶ月後に亡くなられました。


日野原先生は 10歳の時に瀕死の母の"命"を助けてくれた『かかりつけの医師』の"安永先生"に感動し、医者になる決意をしたそうです。京都大学医学部を卒業 し、「聖路加国際病院」に就職します。日野原先生は、「人間ドック」、「生活習慣病」、「終末医療の患者に寄り添った心のケア」、「地下鉄サリン事件での患者650人の受け入れ」など医者としての実績も高く評価されています。またボランティアとして「いのちの授業」を全国の学校で実施したり、『100歳』を超えて現役の医者であり続けた「生き方」を含めて、多くの人に『生きる勇気』や『感動』を与えてくれました。


また 日野原先生は、1970年の日本赤軍による「よど号ハイジャック事件」の時に、その飛行機に乗り合わせていました。

4日後に解放された時に、「亡くしたはずの"命"を再び貰った。これから後の"命"は『与えられた"命"』であり、広く社会の為に使い、お返しをしていきたい」と、強く思ったそうです。


ーーー

それでは、最後に 日野原先生の著書「生き方上手」の一節を紹介します。


「人生」とは、一言でいえば『習慣』です。

『習慣』に早くから配慮した者は、おそらく「人生」の実りも大きく、『習慣』をあなどった者の「人生」は、むなしいものに終わ ってしまいます。『習慣』は、日々の積み重ねですから、それが「習い性(せい)」になってしまえば、その後は辛いとも 面倒だとも感じなくなります。「良い習慣」を『体』に覚え込ませればよいのです。


鳥は、生まれついた飛び方を変えることは出来ません。

動物は、這い方、走り方を変えることは出来ません。

けれど『人間』は、「生き方」を変えることが出来ます。それは『人間』だけが、「いのちに終末があることを初めから知っているから」です。「限りある"命"をどう生きようか」と生き方を考えることが出来るのは、『人間』だけに許された特権なのです。年とともに肉体は衰えても、心は常に「生きる意味」を探求しながら前進できるとは、なんとありがたいことでしょうか。


「高血圧、心臓病、癌」などの病気の根は、めいめいの若い頃からの過ごし方「生活習慣」にあるのです。

「動脈硬化」などは、20歳頃から始まることが分かっています。誰が病気をつくっているのかと言えば、自分なのです。

自分でつくる病気です。「食事、嗜好品、運動、仕事、睡眠」そうした 日常生活のあり方を見直し改めれば、一生 発病せずに済むかも知れないのです。かからなくても済む病気にまで医療費を使うのは、大いなるロスです。自分の健康は、自分で守る。医者まかせ、他人まかせにしない。これが基本です。

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