今日は、concan代表が思う「組織を強くする」為に、そこに 所属している「人ありき」で、「役職」を付けるのではなく、「業務フローありき」で、適材適所のキャスティングをしなければ 企業は成長しない、という「組織論」を書きます。
~副題:「人ありき」ではなく、「業務フローありき」で人を付ける!~
●まずは…
【組織で、中小企業が失敗するケース】
から紹介します。
◆1.「人に、仕事を付けている!」
*「Aさん」には、Xの仕事。「Bさん」には、Yの仕事と、そこに居る「人」に仕事を付けている。
*このやり方では、10人ぐらしか「仕事」は、廻らない。
*これでは「Aさん」という一人のキャパシティに依存してしまう。
◆2.「中小企業経営者は、必要ない『組織図』を作る傾向にある。」
*これは、小さなな企業・部署(人数が少ない/仕事も多くない)なのに、「部長」が一杯いたり、「役職」が一杯あったりする「企業」⇒「組織」が一人歩きする。
*こうなると、「セクショナリズム」が発生する。
●こうならない為には…
【企業の事業に於ける"業務フロー"が重要になる】
◆1.「効率よい『業務フロー図』に『人』を付ける」(役職を付ける)
*業務フローに従って、担当者を決めていく。
*「人ありき」ではなく、「業務ありき」で人を配置する。⇒人に依存しない。
*実は、当たり前だが、「人」が絡むと、中々 難しい。
◆2.「業務フローに従って、効率がよくなる為に『Aさん』に2、3ケ所の『役職』を持たせることも必要になる。」
●一方「経営者は、孤独である」といわれます。
ビジネスは、判断の連続ですが、経営者が判断するものの中には、「会社の存続」を"左右"する重要な事項もあります。しかし 事の詳細まで、周りの方々に打ち明けるのは難しく、最後は経営者の責任で決めなければなりません。
それが、経営者の仕事ですが、 日々 経営者が相応のプレッシャーの中で、仕事をしているのは確かだと思います。経営者が、ブレることなく、スピーディーに判断できるのは、自信があるからこそですが、その判断が、常に経営者の独りよがりであってはならないと、つくづく感じています。
また 経営者は、「言われるうちが華」というのは、成長 過程にある人だけではなく、一定の「立場」になった人にこそ、大切な教訓だと思います。
嫌な思いをしながら "お説教"や"ダメ出し"をしてくる人は、「もっと成長して欲しい、自分と同じ失敗をしないで欲しい」と、こちらのことを真剣に考えてくれています。実に、有り難いことです。ところが、経営者になると、他人から指摘を受ける機会は減ります。
だからこそ 経営者は、社内の誰よりも「柔軟な視野」を持ちながら、「様々な考え方」に触れる機会を増やす事が、重要だと思います。
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◎と言うことで…
人が業務で「パンク」しない為にも、人、一人のキャパに頼るのではなく「業務フロー」を基に、適材適所のキャスティングをすることで、「業務のフォロー体制」が確立します。
それぞれの中小企業も「企業規模」の拡大に合わせ、「理想の組織体制」の構築を目指して、採用や人員配置を進めていく必要があると思います。
●最後に、組織づくりの「名言」を紹介して終わります。
「群を飛び出しても 生きていけるような人間が 集団を作った時、その組織は強くなる。」
河上 和雄(法学者)
長くなりましたが、以上です。
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