今日は、concan代表が思う、仕事に行き詰まった時の対処法について書きます。 ~副題:上から下を眺めるヘリコプター理論を使いこなせ!~
誰もが、仕事で行き詰まった経験はあると思います。
サラリーマン・中小企業の経営者であれ、管理職であれ、役員であれ、すべての「ビジネスパーソン」が、必ず仕事に行き詰まる"時"があると思います。
*特に 若手社会人の方々は、これから この「仕事で行き詰まる経験」を一杯されると思いますが、その時 この記事を思い出して頂けると幸いです。
仕事に行き詰まった経験を私も、何千回としてきましたが、その都度 乗り越えて来ました。
*乗り越えられたのは、「大きな挫折」を経験したことが、一番 大きいと思いますす。
「あの時に比べたら…」が常にあるからです。
しかし、世の中には 大きな挫折を経験したことが無い人の方が多いと思いますので、その方々に向けて書きたいと思います。
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先ず、心の対処方は、以前 書きました「陽転思考」を使い、行き詰まった時の次の行動が、「ヘリコプター理論」を使うことです。
●「ヘリコプター」は、天井にプロペラが付いていて、プロペラの浮力を使って、ずっと上にあがったままの状態を維持できる航空機です。操縦士は、周囲を上からグルグルと"360度"見渡すことが出来ます。
ヘリコプターは、ジェット機のように滑走路を"ゴーーッ"と走って離陸するのではなく、基本的には プロペラの浮力を使って"フワッ"と真上に飛ぶことが出来ます。
この違いと同じように、すべての「ビジネスパーソン」が今、現場で悩んでいる仕事がある時は、そのまま 頑張ってスピードを上げて離陸するのではなく、上に"フワッ"と上がってみると、今までと違った景色が見えてくるということです。
これは「全体視点」で、物事を見てみょうという事です。
物事を、ヘリコプターのように"グルッ"と旋回して見ると「多面視点」という、色んな切り口、色んな角度から見ることができます。
例えば、「ドローン」から見る映像を想像してみて下さい。
ドローンを屋根の上に飛ばすと、「あ、屋根ってこんな形をしてたんだ」とか、ちょっと斜めに行くと「あ、こっちの壁に、ひび割れがある」など、新たな発見があると思います。
とにかく 1回 上にあがって、全体的に物事を「自分自身」が知る(理解)すると、この仕事の最終目的は「何なのか」など、もう一度 考えることが出来るようになります。
人は、現場に集中して作業をやり始めると、冷静さを失って その作業を終わらせる事に必死になってしまうものです。
兎に角 この作業を終わらせなくてはと考えてしまいます。
また 山岳レスキューの「ヘリコプター」を想像してみて下さい。
一旦、"バー"っと上から くまなく見渡して、遭難してる人を見付けると、一気に近くまで降りていきます。上から見て「あー、あそこに 人がいる」と分かれば、そこから直ぐに、どういう態勢に持っていき、助ければいいか、作戦を立て、"ビュー"っと近くまで降りて、一気に救難活動を実行します。
これを仕事に例えると、やはり 一旦 作業を止める必要があると思います。上から色んな角度で、物事を見て、問題点を的確に洗い出し、解決策を見出していくのです。
このように、どんな人でも、やはり週1回か、週2回ぐらい、現場で集中してる人は、特に 息を抜いて"フゥ"と、冷静になる、頭を冷やして冷却期間を作って、全体的に仕事を見渡す時間が必要だと思います。
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●では、整理すると…
【全体視点でビジネスを見渡す『ヘリコプター理論』】
仕事で行き詰まった時は、一旦仕事を止めて、上から冷静に俯瞰して見つめると、言うことです。所謂「全体視点」です。
「仕事で行き詰まった時の対処法」=「ヘリコプター理論」
◆1.「自分の仕事を上から見つめる!」
〇「全体視点:多面視点」
*これは、物事を客観的に見て、多面的な視点で考えることです。
*この時、改めて仕事のゴール設定を見直します。(お客さま視点、デザイン視点、品質視点、売上利益視点など…)
◆2.「一旦業務を中断する!」
〇「冷却効果:頭を冷やす」
*これは、仕事が行き詰まる時は、勘違いした業務の推進をしている事が良くあるからです。
*先ず冷静になり「1」に戻って考えます。
*そして、業務の進め方を軌道修正します。
◆3.「再度、降下してくる!」
〇「問題発見:対応策発見」
*無駄な作業、無駄な時間を使ってなかったかが、見えると思います。
*後は、見つけた対応策をスピード持って推進します。
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◎と言うことで…
社会情勢的に、どの中小企業でも、「スピード!スピード!スピード!」を要求していますが…
しかし 仕事の「本質」は、「安かろう!悪かろう!」ではなく、「スピード&クオリティ」です。
クオリティあってのスピードです。その為にも、仕事で行き詰まった時は、業務を止める"勇気"も必要だと思います。
もし みなさんの会社の上司が、仕事を「考えなくてやれ!」と言った場合でも、しっかり考えて貰いたいと思います。
自分一人の考える時間を作ってみて下さい。
こういう時間を作らないと、結果的に「無駄な時間」「無駄な作業」を延々とやっている事になります。
仕事を、自分の中で整理(腹落ち)した上で、その後は スピード持ってやって行きましょう!
その為にも「"ちょっと"作業を止めて、『ヘリコプター』のように全体視点で、客観的に物事を見直して、もう一度仕事に当たって下さい!」と、意識して、紙に簡単にプロットするだけでも、仕事が大きく良い方向に向かっていくと思います。
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