今日は、concan代表が思う「有言実行」ではなく「実行有言」の言葉の意味について書きます。
~副題:出光興産創業者「出光 左三」の言葉から学べ!~

●先ずは、「出光 左三氏」とは?
1885年(明治34年)福岡県宗像市赤間出身。
明治から戦後に掛けて活躍した日本の実業家・石油エンジニア・海運実業家・石油元売会社・出光興産の創業者。
ベストセラー作家「百田尚樹」の小説「海賊と呼ばれた男」のモデル。(映画では、俳優 岡田 准一氏が主人公を演じた。)
【出光 左三氏の"実行有言"とは?】
*「実行有言」の意味は、最後に記載。
*先ず、中小企業社員へのメッセージとして「出光 左三氏」の言葉を紹介します。
◆「熱量が足りん!」
*自分を正当化して、言い訳を作ってはならない。
◆「仕事が無いなら、創れ!」
*石油元売の権利を勝ち取った例えから。
◆「経営の原点は、人間尊重だ!」
*戦後・焼け野原になった中で、従業員を一人も切らなかった。従業員は、家族であるという考え。(※ホンダも同様)
◆「考えて、考えて、考え抜け!」
*苦境に立った時こそ、考え抜け。必ず抜け道が、あるはずだ。
*「視点・視野・視座」の見方や、「表・裏・斜」の考え方をせよ。
◆「自分に薄く、余力を持って、人のために尽くせ!」
*常に余力を持って「従業員」や「地域社会・社会」のために尽くせ。
■「実行有言」とは?
「出光 左三氏」の言葉で紹介します。
空理空論ではだめだということだ。
だから実行しなければだめだということは、一般の通論になっている。
逆に言えば、"有言不実行”ということは、何もせんということだ。理屈ばっかり言って実行できない人もいる。
"有言不実行”の次に、黙って実行せよというのが"不言実行”だ。
実行に重きをおいたのだ。一般社会の人は、黙って実行せよということになっている。ところが出光は、"不言実行”で黙っておってはいかん。実行して、それでもって人に示唆を与えるのだ。
これが「実行有言」じゃないか。実行して、人にこうしなさいと言えるのが出光じゃないか。示唆を与えるのだ。
●もう少し 分かり易く紐解くと…
先ず、自分が、"率先"してやってみて、良し悪しを把握した上で、その「良さ」や「やり方」を部下に教える、と言う意味です。所謂 上司は、部下に「背中を見せて」教えるということです。
●また 世の中では、よく「不言実行」が美徳とされますが、「有言実行」が大切だという考え方もあります。
まず、自らが手を挙げて「これは自分がやります」と名乗りを上げ、自分が中心となってやることを周囲に宣言してしまうのです。そう宣言することで、まわりと自分の両方から"プレッシャー"をかけ、自分自身を奮い立たせると伴に、自らを追い込んでいくことによって、目標の達成が より確実となるのです。
朝礼やミーティングなど、あらゆる機会を捉ええて進んで自分の考えを皆の前で明らかにすることにより、その言葉で自らを励ますと伴に、「実行のエネルギー」とする考え方もあります。
◎と言うことで…
この「出光 左三氏」のメッセージは「今の私たち」に「何か」を問い掛けてくれています。
良い上司になる前に、「リーダー」になる為に 身に付けなければならない能力があります。
それは…
【リーダーに必要な"10"の条件!】
■1.自分自身を把握している人
■2.成長意欲が高い人
■3.必要なスキルを身に付けている人
■4.数字に貪欲な人
■5.コミュニケーションが得意な人
■6.信賞必罰ができる人(飴と鞭)
■7.報・連・相が当たり前な人
■8.計画性・段取り上手な人
■9.上長に具申・提言できる人(イエスマンでは駄目)
■10.決断できる人(逃げない人)
を学んで上で…
上司として一番大切なのが…
【自分が出来ることや、出来ないことをスタッフに、気持ちよくして貰うこと。】
だと思います。
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