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株式会社コンカン

【代表の人物像&体験談!】「10分で読める要約『完訳7つの習慣!』」~副題:成功には原則があった!「人格主義の回復」~

今日は、いわずと知れた世界的な名著であり、自己啓発本として、日本でも最も有名な【7つの習慣】を己を律する意味で紹介します。





著者によると、ここ50年間に出版された「成功に関する文献」は、社交的なイメージの作り方や、その場しのぎの"テクニック論"ばかりで、どれも 表面的だと気付き、そうした考え方を「個性主義」と呼んでいます。

一方で、アメリカ建国から約150年の間で、書かれた「成功に関する文献」は、『誠意・謙虚・誠実・勇気・忍耐・勤勉・質素・節制・黄金律』など、人間の内面にある人格的なことを成功の条件に掲げています。 これを「人格主義」と名付けています。 個性主義のアプローチは、飽くまでも二次的なものであり、まず 行うべきことは、一次的な「土台」として人格を磨くことであり、そうしなければ「長期的な成功」は果しえないと説いています。

ーーー 「7つの習慣」は、人格を磨く為の基本的な原則を具体的な形にしたものです。その原則を守ることで、自らが変わり結果を引き寄せていく、という「新しいパラダイム」(物事の見方)を手に入れることが出来ると示しています。

「7つの習慣」とは、「依存」⇒「自立」⇒「相互依存」へと至る、成長のプロセスでもあります。 そのプロセスは… ●第1~3の習慣:「私的成功の習慣」 ●第4~6の習慣:「公的成功の習慣 ●第7の習慣:「再新再生の習慣」 と大きく3段階に分類されています。


ーーー では、本題に入ります。 ■【第1の習慣「主体的である」】 筆者は、私達 人間だけに与えられた「想像、良心、意思、自覚」という重要な能力によって、究極的には、何が起ころうとも(刺激)、それが自分に与える影響(反応)を自分自身の中で「選択」する事ができると言っています。

これらを踏まえて、「主体的である」を考えると、私達の行動は、自分自身の「決定」と「選択」の結果であり、私達は 感情を抑えて自らの「価値観」を優先させる事が出来ると説いています。 「主体的」とは、自発的に率先して行動することだけを意味するものではなく、人間として、自分で選んだ「人生の責任」を引き受ける事も意味しています。

今 自分が不幸であると何年も感じていた人にとっては、その状況は 自分が選んだことだという考え方は、中々 受け入れ難いと思いますが、深く正直に「今日の自分があるのは、過去の選択の結果だ」と言えなければ、「私は、他の道を選択する」と言う事も出来ないのです。


ーーー ■【第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」】 *副題:自分の葬儀の場をイメージし、弔問客に、「自分の人生」をどのように語って欲しいか、深く考える。 「人生」に於ける全ての行動を測る基準とする為に、自分の人生の最後を思い描き、それを念頭に於いて、「今日という一日を始める」ことです。自分が目指すもの、大切にしたいものを頭の中に植え付け、そのイメージ通りになるように、日々 生活していれば、「人生」が望まない方向に進んで行ってしまう事はないはずです。 この習慣を身に付けるには、「個人のミッション ステートメント」を書くのが効果的だと言われいます。

これは… ●1.どのような人間になりたいのか?(人格) ●2.何をしたいのか?(貢献・功績) ●3.それらの「土台」となる価値観と原則は何か? 注意すべきは、『●3』の「土台」となるものが、自分の中心になるものが、「人や物」では 行き過ぎた"依存"が生まれ、バランスが崩れてしまいます。 飽くまで、「土台」に置くべきなのは、『公平さ』『誠実さ』など、自分が最も大切にしたい「価値観」です。



ーーー ■【第3の習慣「最優先事項を優先する」】 第3の習慣は、第2の知的創造で思い描いた「ビジョン」を形あるものにする為の「物的創造」の習慣です。 また、第2の習慣は、「リーダーシップ」(優先すべき事を決める)であり、第3の習慣は「マネジメント」(優先すべき事を優先して行えるようにすること)だとも言えます。 自分を"律して"実行する事が「マネジメント」には、必要です。 「成功者たち」の共通点は、「成功していない人たち」の嫌がる事を実行に移す習慣を身に付けています。 彼らも、必ずしも好きで それをやっている訳ではなく、自らの嫌だという感情を「目的意識」の"強さ"に服従させているのです。 具体的な「実践方法」としては、物事を"重要度"(高・低)と、"緊急度"(高・低)に、まず分け、その中で「重要度が高く、緊急度が低い」事象をいかに行うかが最も重要であると説いています。それは、何を為すかと同様に、何を為さないかを考える事も同じくらい重要です。重要事項に「イエス」と言う為には、他の用事が いかに緊急に見えても、「ノー」と言うことを学ばなければならないのです。

ーーー ■【第4の習慣「Win-Winを考える」】 第1~3章で考察した「私的成功」の領域を経て、ここからは、人と人とが力を合わせて結果を出す、「公的成功」の領域に入ります。 Win-Winとは、全ての「人間関係」に於いて、必ず お互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢です。 Win-Winのパラダイムは、人生を「競争の場」ではなく、「協力の場」として捉えるようになります。 Win-Winの考え方を発展させたものとして、「Win-Win or No Deal」という考え方もあります。これは、どちらかが 妥協する案しか解決策がないならば、どちらの方法もとらない、という考え方です。 Win-Winを成り立たせるには… ●1.人格 ●2.人間関係 ●3.協定 ●4.システム ●5.プロセス の『5つ』が必要となります。


ーーー ●1.相互が「人格」を築き、『全ての人が満足することが出来る』という"発想"を持つ事が大切です。 ●2.人間関係とは、相互の「信頼残高」を積み重ねて築き上げるものです。 ●3.協定とは、相互に期待する事を明確にする、Win-Win 実行の為のものです。 ●4.システムとは、Win-Winの行動が評価される仕組みであり、Win-Winを推奨すると言いながら、報酬の仕組みは、Win-Lose になっているケースもあります。 そうするとWin-Winの関係は成り立たなくなってしまいます。 ●5.プロセスは、Win-Winの本質でプロセスと強い相関関係があり、Win-Winのプロセスを踏まずして、Win-Winの結果に到達することは出来ないのです。 目標が、Win-Winならば、手段もWin-Winでなければならないのです。



ーーー ■【第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」】 この習慣では、Win-Winの関係を築く為に重要になってくる「傾聴方法」について紹介します。 私達は、得てして 自分の過去の経験を相手の話に重ね合わせてしまいます。その為、人の話を聞きながら、「同意」したり「反対」したり、自分の視点から「質問」したり、「助言」したりしがちになります。 ただ そうすると相手は、理解されたと感じられなくなってしまい、結果として自分のことが、相手に理解されることもありません。これは 特に、親子のコミュニケーションなどでよく見られる特徴です。 話の「聞き方」のレベルで、"最高レベル"のスキルは、「共感による傾聴」です。これは、相手を理解しようと聴く事であり、相手の身になって聴く事です。 「共感による傾聴」を身に付ける為には、下記のステップがあります。 ●第一段階は、「相手の言葉を そのまま繰り返す」ことです。 ●次の段階は、「相手の言葉を自分の言葉に置き換える」事です。 ●そして、第三段階は、「相手の気持ちを言葉にする」事です。 ●最後の第四段階は、第二段階と第三段階を組み合わせたもので、すなわち「相手の言葉を自分の言葉に置き換えると同時に、相手の気持ちも言葉にする」のです。

第四段階の「傾聴スキル」が身に付けば、相手は自分の「助言」を受け入れ易くなるです。



ーーー ■【第6の習慣「シナジーを創り出す」】 シナジーは、人生に於いて 最も崇高な活動であり、他の全ての習慣の「目的」とするものです。 シナジーとは、簡単に言えば、「全体の合計は、個々の部分の総和よりも大きくなる」という事です。 1プラス1が、3にも、それ以上にもなるという事です。各部分の関係自体が、一つの「部分」として存在し、触媒の役割を果たします。それが、人に力を与え、人々の力を一つに纏める上で、もっとも重要な働きをします。 シナジーは… ●1.高い「信頼残高」 ●2.Win-Winを考える姿勢 ●3.まず相手を理解しようとする努力

これらがあいまって、シナジーを創り出す「理想的な環境」が出来上がります。 シナジーを創り出すコミュニケーションでは、相互がそれぞれ 出す最初の案よりも、良い、第3の案を生み出す事ができます。 互いの違いを尊重する事が、シナジーの"本質"です。 そして、逆説的に聞こえるかも知れませんが、違いを受け入れ、尊重する為には、お互いが「自立」している事が必須です。お互いが、自立しているからこそ、他者を『知的』『感情的』『心理的』に違う存在として尊重できるようになるのです。



ーーー ■【第7の習慣「刃を研ぐ」】 刃を研ぐとは、「再新再生」のプロセスです。つまり、他の6つの習慣を果たす為に 最も重要な「自分自身の価値」を維持し高めていく為の習慣です。 具体的には、自分という"人間"を創っている4つの側面『肉体、精神、知性、社会 情緒』の刃を研ぐ事です。

●『肉体的側面』の刃を研ぐとは、自分の肉体に効果的に気を配り、大切にする事であり、体に良いものを食べ、十分な休養を取ってリラックスし、定期的に運動する事です。 ●『精神的側面』は、自分の"核"であり、価値観を守り抜こうとする意志です。これは、極めて 個人的な部分であり、刃を研ぐ方法は、人によって 全く異なります。 著者の場合は、毎日 聖書を読み、祈り、瞑想する事が精神の「再新再生」になっていると書かれています。 また 文学や音楽に没入する人もいるでしょう。雄大な自然との対話から「再新再生」を見出す人もいるでしょう。 ●『知的側面』の刃を研ぐとは、継続的に学ぶ事、「知性」を磨き広げていく努力をする事です。日頃から知識を吸収して「知性」を広げていこうと思ったら、優れた文学を読む習慣を身に付ける以外に方法はないと言われています。 ●『社会 情緒的側面』の刃は、日々 他者と接している中で、研ぐことが出来る為、他の側面に比べ それほど 時間は、掛からないが、訓練は必要と書かれています。



ーーー ◎と言うことで… 「10分で読める要約『完訳7つの習慣!』」を紹介して来ましたが、本当に深いですね。 この本では、自分を成長・成功させる為に「依存体質」の自分を 第1、第2、第3の習慣を身に付けて「自立」し、第4、第5、第6の習慣を身に付けて「相互依存」の状態を創り出すスキルを身に付ける事が必要だと述べています。その為に、「自分自身の価値」を維持し 高めていく 第7の習慣である「再新再生」を図る為に、日々 鍛える事で、人間の内面にある「人格」を形成し、成長・成功に繋がると述べています。

●最後に 私なりに自分の言葉に置き換えてみると… 全ては 「自分自身のアイデンティティ」を確立させること。

それは… 〇自分自身の「ものさし」を持ち 〇大事にする「価値観」を守りながら 〇目指すべきもの(成すべきこと)を常に、追い求め 〇日々 謙虚に、学び続けることだと思います。

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