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  • 株式会社コンカン

【若手社員の成長記!】「第3回:過去が、"今"の自分を形成している!」

今日は学生時代に、フィリピンの「セブ島」に留学して感じたことを書きます。

今から8年前の今頃 19歳の私は、初めてセブ島に6週間 留学しました。 留学目的は「英語」ですが、それ以上に「ただ単に、何かしてみたかった。」という理由でした。 当時、海外にも行ったことなかった私は、飛行機のチケットを受け取った時、「ただの、この紙切れで本当に海外に行けるのか?」と不安になっていたことを鮮明に覚えています。

因みに、韓国の「仁川空港」で乗り換えでしたが、英語を全く出来なかった私は乗り換え方法も分からず、しかも 夜中だった為 空港の案内人も見当たらず、夜中に起きている日本人を必死に探して、搭乗口を教えて貰ったことをはっきり覚えています。 話が逸れましたが… 今 思うと、この留学で感じたことが、今の私の一部を形成している気がします。 何故なら、「海外、それも決して裕福な国ではない「フィリピン」に行くことで、『日本は恵まれている』と身に染みて感じたから」です。 先ずは、滞在するホテルに着いた時の話です。 ホテル自体は比較的 豪華でしたが、その周りはボロボロな建物が多く、そして道はデコボコで「ストリートチルドレン」が当たり前のようにいたことに衝撃を受けました。 そして、コンビニに行くと、捨てられたゴミを残らず拾い集めて食べている人もいました。 さらに 驚いたことが… 私が、払ったこの6週間の「留学費用」が、私に英語を教えてくれていたフィリピン人先生の「年収」よりも高かったことです。日本は、こんなにも凄い国なんだと、この時に強く感じました。 ーーー その中でも、私が"強烈"に覚えている出来事があります。 それは… 「ホテル近くの お店に、学校の先生とディナーに行った時」の話です。 そのお店の周りに沢山の恵まれない子供たちがいて、私たちに「Give me a money(お金を下さい)」と言ってきました。私はそんな子供達に少額ですがディナーのお釣りを上げた時、一緒にいた先生にかなり怒られたのです。 何故なら… その子供達は、そのお金で「シンナー」などを買っていたのです。恵まれない子が、さらに悪い方向に目を向けてしまうという「負のスパイラル」です。 つまり… その子供達の将来を考えると「お金を上げないことが一番の優しさ」だったのです。 今 思い返すと、先生から言われたことは当たり前ですが、当時の私には そのような想像が全くできませんでした。 寧ろ 「ストリートチルドレン」を初めて見た私にとって、可哀想という感情しかなかったのです。 今でも、この出来事は 昨日のことのように覚えています。 日本は、恵まれていると分かってはいても、日本に居るだけでは 中々 気づけないはずです。 そういう意味では、大学生の頃に行ったこの留学は、「日本人で生まれた有り難さ」を身に沁みて感じることが出来た良い経験でした。 そして、この経験があるからこそ、辛いことがあっても少しは「ポジティブ」に捉えられるようになった気がします。 ーーー ◎と言うことで… 大学生の頃に行った留学を振り返って見ましたが、今の私を形成しているのは、間違いなく過去の出来事でしかないと改めて感じます。 そして、それがよく言われる「原体験」だと思います。 原体験を一言でいうと… 「ルーツ」です。ルーツといっても、家系のことではなく、私たちのあらゆる「行動」の原点、考えのもとになりうる「体験」などのことを指します。そして、そのような体験は、幼い頃に経験した鮮烈な出来事だけでなく、普段の生活の"些細"な経験も含まれます。自分が、今 もっている判断基準や価値観は、この原体験を基に創られているのです。 まさに 今 コロナウイルスの影響で、働き方も代わり落ち着かない日々を過ごしている人も多く、「一体 何を信じて生きていけばいいのか分からない」と不安に思ってる人も多いはずです。 こういう時こそ、自分の"軸"や"土台"がしっかり固まっていることが必要です。自分の軸や土台が固まっていれば、時代がどうなろうと不安な気持ちに押しつぶされるようなこともなくなると思います。 ーーー ●最後に、私がよく参考にしている「"原体験"の掘り起こし方」を紹介します。 それは、至ってシンプルです。 下記の"5つ"の質問に対して、「なぜ?」と繰り返し質問していくのです。 (1)今やっていること (2)時間を忘れてできること (3)好きな言葉 (4)やりたくないこと (5)将来やりたいこと 「なぜ?」をひたすら繰り返す中で、「これ以上 質問することも答えることもできない」ところまでたどり着いたら、そこが原体験ということです。 そこまで行くと、上の5つの質問の答えが、ある共通項をもった答えになり、1つの文章で表現できるようになります。 *年齢でいうと、3歳前後まで さかのぼっていけば、かなり強い原体験が得られます。 *言い換えると「原体験」の表現化は、自分といかに向き合っているか、所謂 自己分析の徹底の先にある表現だとも言えます。

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