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【若手社員の成長記!】「第38回:花見は何故"桜"なのか知っていますか?!」~先ずは、常識を知ることから始めよう!~

春になると花見シーズン到来とばかりに、花見の名所には人が集い、公園などでも朝から場所とりのブルーシートが至る所に敷かれています。私も先週末に会社の同僚 そして、その家族と花見を行い、最高の時間を過ごすことができました!

しかし、そもそも日本に住んでいると当たり前に行われている花見ですが、いつからの風習なのかご存知ですか? 桜を観賞するより、宴会が主役になっている現在の花見は、いつからそうなったのでしょうか?

そこで 今回は、「花見の由来 そして、なぜ 桜なのか?」こう言ったことを調べてみました。




まず…

【花見とは?】

*「主に桜の花を鑑賞し、春の訪れを告げる日本古来の風習」です。

実は「梅」や「菊の花」でも行われていましたが、今では 桜は慣例となっています。梅の場合は「梅見」、菊の場合は「菊見」と呼ばれます。しかし、桜だけが「桜見」ではなく「花見」となります。


では…

【何故、桜だけが花見として選ばれたのか?】

*元々の日本の花見というのは、紀元前まで遡ります。元々 農耕生活に結びついた「サクラ(穀霊の愚りつく神座)」の花の花鎮に発したもので、人々の生活に根ざした「宗教儀礼・民俗的行事」でした。

桜の木が花見の木になったのは「サクラ」という名前から来ています。「サクラ」という語源には諸説ありますが、その有力説の一つに「サクラ」の「サ」は田の神様のことを表し、「クラ」は神様の座る場所という意味があります。「サクラ」は田の神様が山から里に降りてくるときの依代(よりしろ)とされていました。

*依代(よりしろ)=神霊が依り憑く(よりつく)対象物のこと。


つまり…

豊作を願って、桜のもとで 田の神様を迎え、感謝するために桜が花見として扱われることになったのです。その際に、神様を迎えるための料理や酒を人も一緒に頂いたということが、現代の花見の形となりました。しかし、この時はまだ、農耕行事として催されるぐらいのものでした。


では…

【一般大衆に、いつ花見が風習となったのか?】

*奈良時代(西暦700年~800年)の花見は貴族が梅を好み、花鑑賞をしていました。当時は、中国から伝来した梅の花が主流だったのです。これは、決して 桜が好まれていなかった訳ではなく、当時は 先に述べた通り、桜が神聖な木として扱われていたためです。

それが、平安時代に入ると、貴族たちは 次第に桜を春の花の代表格として扱うようになります。これには、894年の遣唐使廃止が一つのきっかけになったと考えられます。遣唐使廃止を機に日本人は、中国から伝来した梅ではなく、日本古来の桜に対して、より親しみを感じるようになりました。桜の下で宴を開催している宮中の様子は、平安時代中期の名作「源氏物語」にも記されており、平安時代前期に編まれた「古今和歌集」でも、春の歌として桜を詠んだ歌がとても多く残されています。


鎌倉時代に入ると、徐々にあらゆる階層に広まっていき、武士や町人も桜を楽しむようになり、京都では山や寺社などに、多くの桜が植えられたのもこの頃であると言われています。安土桃山時代には、武士たちが外へ出かけて花見をするようになります。特に豊臣秀吉がおこなった「醍醐の花見」や「吉野の花見」は有名で、この機に一般大衆へと一気に花見が全国各地に広がっていったのです。


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◎と言うことで…

「花見」について調べてみましたが、身の回りには知っていそうで知らないことが多く存在すると思います。例えば、小学校3年ぐらいの子にこう聞かれたら 皆さんは、どう答えますか?「ねえ、なんで、お花見は桜なの?」と。殆どの人は知らないし、いかに 常識の中で流されて生きているのか分かる事例だと思います。

情報が溢れるこの時代に、過去の常識を漠然と信じることは、返ってリスクが高い可能性があります。それは、一人ひとりがしっかりと自分の頭で考え、「自分が納得するまで考える力」が求められているということだと思います。数多くのイノベーションを主導したアップルの創業者スティーブ・ジョブズは、いつも「Why?」という疑問を周囲のスタッフに投げかけ、常識を疑わせていたそうです。だからこそ、常識を覆すイノベーションを起こせたのだと思います。しかし、これは本当に難しい問いかけだと思います。

だとすると、一般の人にとって 先ずは、大切なことは…

●「常識を疑う前に、常識を知る」ということだと思います。

それは、普段の生活の身の回りで起きていることに敏感になり、興味があるものから調べて見るという姿勢から来るはずです。今回は、花見をテーマにしましたが、結局は 身の周りのことへの「好奇心」が、もっとも大切なのだと思います。


長くなりましたが、以上です。

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