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【若手社員の成長期!】第87回:「トップに求められる『帝王学』とは?!」~「帝王学」は全人類に共通する成功法則だ!~

先日「帝王学」という言葉を聞きました。皆さんも「帝王学」という言葉は聞いたことがあると思います。しかし 考えてみると、具体的に何を学ぶのか分かる人は、殆どいないのではないでしょうか。実は「帝王学」は、「いつ」「誰が」言い出したか分からない言葉です。では 何故、「帝王学」という考えが広まったのでしょうか。今日は この「帝王学」について、調べてみます。




ーーー まず… 【「帝王学」とは?】 これは… ●「王家や伝統ある家系・家柄などの特別な地位の跡継ぎに対する、幼少時から家督を継承するまでの特別教育」のことと言われています。 *但し 実は、学問と名はついているが明確な定義のある学問ではなく、一般人における教育には該当しません。「帝王学は、中国の皇帝が代々学んできた学問。」そんなイメージが持たれていますが、実は 中国古典に「帝王学」という言葉は出てきません。こんなにも存在自体が曖昧な「帝王学」ですが、では 具体的に何を学ぶのでしょうか。内容を理解する手がかりは「中国古典」と言われています。中国古典では凡ゆるものがリーダーの心得を取り上げられているからです。中でも「書経」と「貞観政要」が有名です。 ■1.「書経」 *昔の皇帝たちとそれを補佐した重臣たちがどのように政治に取り組み、理想の政治を実現しようとしたのか。そんな重臣らの政治問答をまとめた書物です。 ■2.「貞観政要」 *「帝王学」というとまっさきに思い出す人も多いのが「貞観政要」です。これには、唐王朝2代皇帝太宗(李世民)とその重臣たちの政治問答がまとめられています。トップやリーダーがどういう姿勢で政治に臨むべきかを、彼らの問答を通して解き明かしているという内容です。 ーーー 次に… 【「帝王学」ブームとは?】 *では 何故、こんなにも「帝王学」という言葉だけが広く知られるようになったのでしょうか。その原因のひとつに、今から30年ほど前の「帝王学ブーム」が挙げられます。この時期、伊藤肇 著「現代の帝王学」や、山本七平 著「帝王学」といった本が非常によく読まれました。それを雑誌などが取り上げて、人々に印象付けたのが"きっかけ"と言われています。これ以降、「帝王学」は国語辞典にも載るようになったのです。つまり「帝王学」は、長い年月を掛けて、時代の変化と共に価値が再認識された始めた学問と言えます。 ーーー それでは… 【「帝王学」の三原則とは?】 *先述した通り「帝王学」には、明確な定義や内容が存在する訳ではありません。ただ 私たちが普段 目にする「帝王学」には、共通する原則が大きく分けて"3つ"存在すると言われています。それぞれ、順番に見てみます。 結論からいうと… ■1.「原理原則を教えてくれる師を持つこと。」 ■2.「良き幕賓を持つこと。」 ■3.「諫言してくれる部下を持つこと。」 ■1.「原理原則を教えてくれる師を持つこと。」 *一つ目は、原理原則を教えてくれる師を持つことです。物事には全て「原理原則」があります。「こんな場合はこうだった。」「あんな場合はああだった。」というケースだけを学んでも、全てその場しのぎの対応になってしまいます。どのような場合にも当てはまる「原理原則」を学ぶことにより、凡ゆるケースにおいて自分で判断できるようになるのです。例えば、「2,000年前はそうだったが、今はこうである。」「中国ではそうだったが日本ではこうである。」と言うのは「原理原則」ではありません。時間と空間に関係なく必ず成立するのが「原理原則」です。このような、「原理原則」を教えてくれる師を持つことです。 ■2.「良き幕賓を持つこと。」 *二つ目は、良き幕賓を持つことです。「幕賓」とは、アドバイスをくれる人や良き友人のことを指します。ただし、ただ楽しい時間を共有するだけのような友人は含まれません。悩みや重要な問題などを一緒に真摯に考えてくれ、時には 意見が対立することがあっても、恐れずアドバイスをくれるような人こそが「幕賓」だといえます。 人間は何かを判断する時、既に持っている自分の知識と経験から判断します。しかし、一人の人間の知識や経験には限界があります。自分と違った知識を持っている人、自分と違った経験を持っている人のアドバイスに、目から鱗が落ちることは、よくあることです。自分とは異なる知識、異なる経験を持った「幕賓」を持つことです。そして 大事なことは、多ければ多いほど良いということです。これが「良き幕賓を持つ」と言う事です。 ■3.「諫言してくれる部下を持つこと。」 *三つ目は、諫言してくれる部下を持つことです。「諫言」とは、 目上の人の欠点や過失を指摘して忠告することです。組織では、人は下から上はよく見えますが、上から下はよく見えません。だから 自分の悪いところや、部下がついて来れないところを指摘してくれる、そんな部下が一人は必要です。必ず 部下が諫言してくれたとき、聞く耳を持たなければなりません。横柄なトップは、せっかく自分の悪いところを指摘してくれたのに、「ウルサイ!」や「俺の方が実力がある!」といって聞く耳を持ちません。寧ろ 直ぐに強い口調に激変します。自分はみんなに慕われている指導者だ、なんて思ったら大きな間違いです。真実として「皆はどう思っているのか?」「自分の悪いところはどこか?」「部下がついて来れないところはないか?」「あるとすればその原因はなにか?」これを諫言してくれる部下を一人は持つことです。だから 成功するトップになればなる程、みんな謙虚で穏やかなのです。

◎と言うことで… 「帝王学」について調べましたが、概念を知るだけでも深みのあるものだと思います。「帝王学」は、本来は組織のトップに立つ者への学問ですが、その原則はリーダーやマネージャーにも通用するものだと思います。私も今は部下などいませんが、いずれ通る道です。今のうちに、自分自身にこの「帝王学」を置き換え、訓練することが大事なのだと思います。 そして、この「帝王学」の源泉となるものは「謙虚」さだと思います。「帝王学」の三原則に共通してることは、年齢や肩書きに関係なく、周りに多くの仲間を創ることです。その「仲間」を作るには、人の話に真摯に耳を傾け、心で受けとめる「謙虚」な心が必要だと思います。 最後に もう一度、「帝王学」を一言で纏めておきます。 ●「『帝王学』は、原理原則を教えてもらう師を持り、直言してくれる側近を持り、幕賓をたくさん持つこと」です。 このことを、一生 忘れずに居ようと思います。長くなりましたが、以上です。

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