今日は、新型コロナウイルスの影響で、今までの「仕事」のやり方が大きく変わり、『テレワーク』が当たり前になった"社会"で、その『テレワーク』の在り方について書きたいと思います。 ~副題:テレワークで、『スタッフ』のやる気を高める『リーダー』の行動・話し方とは?~
今年は、コロナの影響で、多くの企業が「在宅勤務」を推奨し、ほとんどのビジネスパーソンが 出勤しない「リモート ワーク」で仕事をしてきました。
全国11都府県で、2度目の「緊急事態宣言」が発令され、再び『テレワーク』に移行する企業が増えました。
とはいえ、導入から まだ 日が浅く、まだまだ 誰もが"効率的"なやり方を模索している状態だと思います。
特に、対面で"指導"が出来なくなった事で、スタッフとの「やり取り」に難しさを感じているリーダー(管理職)も多いと言われています。リーダーは、リモートだからこそ、よりスタッフを理解する努力が必要になりました。
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【スタッフのモチベーションアップが"鍵"!】
仕事をする上で、『モチベーション』は重要な"キーワード"のひとつです。日々 『仕事』に向き合う時に、エネルギーの"源"になるからです。特に『テレワーク』の環境では、リアルな状況よりも その重要度が 一層高まります。
●『モチベーション』とは…
何らかの目的や、目標がある時、自分の内側から湧き出てくる『動機づけ』や、『目的意識』の事です。
しかし『テレワーク』時のオンラインという環境の中では、周りの人との接点が持ちづらくなるので、『上司や先輩、同僚』などと目的や目標を共有するのが難しくなります。
リアルの環境では、同じフロアのすぐ近い席に 上司がいて、隣には仲間がいるといった中で、仕事をします。
上司や仲間が仕事に懸命に取り組む姿は、特に見ようとしなくても、自然と目に入ってきます。何か問題や、トラブルがあった時には、励まされたり、気づかう言葉を掛けられたりもします。
こういったリアルな職場の日常の中で、周りから触発されて『モチベーション』がより高まっていく事も大いにあり得ます。
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ところが『テレワーク』になると、自宅などの小さな"ワーキングスペース"で、たった1人で『仕事』に向き合うようになります。勿論 Zoomなどを通じて、モニター越しに上司や仲間と話す事は出来ますが、同じオフィスで『仕事』をする環境と比較すると、「繋がっている」と思える気持ちが比較にならないほど小さくなっても仕方がありません。
こうしてチームと切り離された環境の中では、『モチベーション』を維持していくのが難しくなってしまいます。そこで、チームを"マネジメント"するリーダーとしては、ともすれば『モチベーション』が下がりがちになるスタッフに対して、意識を高めるように誘導する事が大切な『仕事』になると思います。
加えて、自分自身の『モチベーション』も下げないように努める事も重要です。
『テレワーク』での「1対1」の"面談"がスタッフのやる気を高める為にも重要です。
『テレワーク』で"仕事"を進める場合、隔週1回、10分から15分程度 スタッフと「1対1」で"面談"する事が必要です。
"面談"が必要なのは、『テレワーク』だと"仕事環境"がプライベートと切っても、切れない関係にあるからです。在宅で『仕事』をして下さいと会社から言われても、家には小さな子どもがいて、落ち着いて『仕事』をし難いケースもあると思います。個室を持ってなく、適した"ワークスペース"がない事も考えられます。あるいは 自分だけではなく、妻や夫も『テレワーク』になった場合は、データ通信に問題が生じるかも知れません。
こうした環境で『テレワーク』を行っていると、『仕事』のパフォーマンスに影響する可能性があります。"マネジメント"する立場としては、スタッフの在宅での仕事環境について、しっかり 把握しておかなければなりません。
しかし、これらはプライベートな事情と関係しているので、グループミーティングの場では、中々 聞く事が出来ないと思います。そこで リモートを通じて、定期的に「1対1」で"面談"をする事が求められます。"面談"をして、在宅での仕事環境に何らかの問題がある事が分かった場合、それを解決できる方法はないか、親身になって 一緒に考える事が重要です。
スタッフと"面談"をする際には、『モチベーション』が高まるように誘導する事も重要です。
●スタッフの『モチベーション』を高める聞き取り方の"コツ"があります。
やってはいけないのは、刑事の尋問のような『質問』の仕方です。
「いつ、誰が、どこで、何を、どのようにして、金額は幾らなのか?」
といった事実情報だけを聞き取られたら、スタッフの『モチベーション』が上がる訳がありません。
勿論 事実は、しっかり聞き取る事が大事ですが、"面談"では そういった事よりも、意識してスタッフの『仕事』に対する"想い"や、"感情"を聞く事が最も重要だと思います。
●ポイントとなるのは…
「その人(スタッフ)にしか答えられない『質問』をする事です。」
「あの仕事には、特に力を入れているね。込めている想いを聞かせて欲しい」「上手くいかない業務があるようだけど、その事についてどう思っている?」「今、一番やりたいのは、どういった事かな?」
このように、取り組んでいる『仕事』の意図や背景、目的などを聞く場合も、答えに自分の想いを込められるような『質問』の仕方をする事が必要です。
熱意などの感情が込められた答えを聞いていると、その人が大事にしている『価値観』が見えてくると思います。
そこが『モチベーション』の"源泉"なので、マネジメントしていく為の非常に重要なポイントだと思います。
また、"面談"の中は、相手に対する期待を伝えるのも大切な事です。特に、『仕事』が上手くいっていない、あるいは 気分が落ち込んでいる時ほど、期待の言葉を掛ける事も重要です。そして"面談"の最後には、必ず 前向きな"言葉"で締めくくります。「期待している」「頑張ってくれ」と。
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◎と言うことで…
コロナ禍で、見えてきた『テレワーク』の在り方について書いてきましたが…
一つ重要な事は、『テレワーク』でも、『リアル』でもリーダーは、スタッフに対して、しっかり向き合う事だと思います。
それぞれのスタッフの「強み」や「弱み」 所謂 「個性」と「価値観」を含めた"人間性"を理解し、そのスタッフの"良さ"を引き出す事が最も大切だと思います。
それは、個人としての「アイデンティティ」を見い出すサポートをすることです。
この「アイデンティティ」とは…
〇「生き方論」…H.I.(Human Identity)を確立させること。
潜在意識の自己分析を徹底的におこない、自分を見つめ直した上で、自己のビジョンを創造すること。
〇「H.I.の確立」
●どんな人間になるのか?
●どんな仕事の仕方をするのか?
●何を持って幸せとするのか?
それぞれ個人が、自らの「ものさし」=「軸」を持ち、自らの「判断」や「決断」に自信を持てるようになることです。
長くなりましたが、以上です。
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