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  • 株式会社コンカン

【若手社員の成長記!】「第57回:名著『習慣が10割』から学ぶ、習慣の大切さ!」~習慣を制すれば、人生を制する!~

皆さん「習慣」という言葉を聞いてどう思いますか?殆どの人が、パワーがいる事と思うのではないでしょうか。また 習慣化できる事も能力だと考えてしまう人も、多くいると思います。こういった「習慣」のイメージを変え『ベストセラー』となった本が、今回 紹介する「習慣が10割」です。著者は「吉井 雅之氏」で、本人自身も『マイナス思考』で、生きてきた自分に嫌気がさし、100%諦めムードだったある日、「習慣がすべてを決めている」という言葉に出会い、「人生」を変えた方です。今では、著名なスポーツ選手に対しての指導なども行われます。それでは、紹介していきます。





先ず 大前提として…

【習慣は人生のすべてを決めている!】

まず 揺るぎない事実は、今の自分を作り上げたのは、過去の「自分自身」であるということです。何故なら、産まれたばかりの赤ちゃんには、「勉強ができる赤ちゃん」や、「性格の悪い赤ちゃん」はいないからです。そこに才能や性格の優劣はありません。

つまり…

●過去の言葉や行動・思考など一つ一つの積み重ねが、今の自分を作り上げてきているのです。

例えば、学校の受験でも、「コツコツ勉強する習慣がある子」なのか「コツコツ勉強する習慣がない子」なのかという「習慣」の違いが大きさを生みます。出来るか否かは、才能以前に「習慣」の積み重ねの問題なのです。

そんな「習慣」ですが、誰でも いつからでも始められます。そして「習慣」には"意志"の力は関係ないと言われています。つまり やらないのは、自分自身が勝手に そう決めて「やらない理由」を掲げているだけなのです。


では…

【「習慣」の意味とは?】

まず、辞書的に「習慣」の意味を調べてみます。

〇「長い間繰り返し行う内に、そうするのが決まりのようになったこと。」(Webio国語辞典)

もっと 分かり易くいうと…

●「無意識でやってしまう状態のこと」です。

逆にいうと「続けなくては!」と意識している内は、厳密には「習慣」とは言えません。本当の「習慣」は、自分で意識しなくても続いてる状態です。毎日の歯磨きを「今日は歯を磨くぞ!」なんて意識しないのと同じです。実は 習慣は、「脳」の性質によって起こるものです。「何かを意識決定する」というのは、脳にとってエネルギーを消費する行為です。脳は無駄なエネルギー消費を回避し、節約しようとする性質があるため、繰り返し行われる行動はパターン化し、無意識に行うようになるのです。これが習慣です。


【「習慣を司る欲求」について!】

「習慣」を作ろうとする時には、以下のどちらかの欲求が必要になります。

■欲求1.「ラクして生きたいという『安楽の欲求』」

■欲求2.「充実して生きたいという『充実の欲求』」

良い習慣を身に付けられるのは、勿論『■2.充実の欲求』です。その為には、「理想の自分のイメージを描くこと」が重要になってきます。「自分は、こうなりたい」という思いが強いければ、強いほど習慣化もし易くなるということです。「~しなければならない」が「~したい」に変わると、当たり前ですが、習慣化し易くなります。

つまり…

●「習慣形成の法則」

「習慣 = 想いの深さ × 繰り返し反復」と、この本では定義づけられています。


それでは…

【習慣化のポイント!】

●先ず 大前提として、「脳にアプローチして強力な習慣」をつくっておくことが重要です。何故なら、習慣は脳の影響を強く受けるからです。脳が、楽しいと感じることは継続し易く、逆に 過去の記憶から「不快」と判断したことには拒否反応を示します。中でも 一番 厄介なのが、「マイナス」のデータが多く蓄積されている過去の記憶です。何故なら、人間の脳はマイナスの感情ほど記憶し易い性質があるからです。つまり 無意識に行動していると、脳が「過去の記憶」から 直ぐに「不快」と判断してしまう訳です。

これを防ぐには、言葉を変換して『捉え方』を変えることです。

例えば…

●「勉強はキツい」(不快) ⇒ 「勉強は、将来の自分を"ラク"にしてくれる」(快)

●「ケーキは美味しい」(快) ⇒「ケーキは脂肪の塊」(不快)といった感じです。

また 言葉だけでなく、「動作」や「表情」を意識するだけでも、脳に「快」と判断させることが出来ます。一番 簡単なのは、「常に口角を上げること」です。楽しい事でなくても意識して口角を上げると、脳は「何か いいことがあったんだな」と思い込みます。表情筋は脳と直結していて、作り笑顔でも脳は騙すことができ、プラスの錯覚をさせれば「習慣化」し易くなります。


その上で…

●習慣化のポイントは大きく3つと言われています。

■1.「小さく始める!」

*先ずは 「小さな習慣」から始めることです。よく在りがちなのが、大きな習慣を作ろうとする事ですが、これでは継続は出来ません。早起きしたいなら 先ずは「1日1分ずつ」早起きしたり、読書なら 先ずは「本を開く」を目標にしたり、ランニングなら 先ずは「着替えて外に出る」といったことです。そして「続けられた」という実績が大きな武器になります。脳には「作業興奮」と言い、やってる内に『やる気』が出てくる性質があります。「取り敢えず、やってみる」くらいの"ノリ"で構わないのです。


■2.「仕組み化する!」

*意思や根性に頼っていると、どうしても挫折しがちです。そこで 重要なのが「仕組み化」です。自然と それをやってしまうような仕組みを作れば、難易度は下がります。仕組み化の"コツ"は2つです。

一つ目は「時間と場所を決める」です。その場所・その時間と決めて、先ずは 機械になったように何も考えずにやるのです。

二つ目は「他人を巻き込む」です。つまり 他人の目で、半ば 強制力を持たせるように すればいいのです。


■3.「ひとつ前の習慣をつくる!」

*習慣が続かない人に、共通するのが「ひとつ前の習慣がつくれていない」ということです。早起きしようとしてるのに、夜更かししたら出来るはずがありません。早起きしたいなら 早寝する、朝ジョギングしたいなら ウェアや靴を用意しておく、食器は洗いやすいように水につけておく、デスクを綺麗いに片づけてから帰る。こんな感じで、「ひとつ前」の行動を意識しておけば、それに続く形で、「習慣」もスムーズに実行できるはずです。


ーーー

◎と言うことで…

「習慣」について書きましたが、「習慣」の大切さを痛感します。

特に面白いと思ったのが、「表情筋は脳と繋がっている」という点です。私も苦しい時は、すぐに顔にでてしまいます。しかし 苦しい時こそ 無理にでも、先ずは「笑ってみること」をやってみようと思います!


そして 実は、この本の最後に書かれていることは、結局は「自己理解が全て」と言うことです。つまり 成りたい自分を明確化し、何のためにやるのかを言語化すれば、勝手に「習慣」になるということです。


それを この本では、以下の様に述べられています。

■Step1.「成りたい自分の明確化」

*成りたい自分とは「願望」である。

■Step2.「今の自分を見つめる」

*現在地を知らずに、目的地にたどり着くことは出来ない。その為に自分の棚卸しをする。

■Step3.「何のために?を考える」

*習慣を継続する大きな原動力になる。

■Step4.「誰を喜ばせたいか考える」

*誰かのためなら高い壁も乗り越えられる。


「『過去』は、変えられないけど 『未来』は、変えられる」、その手段が習慣化です。私たちは、『環境』や『運命』は変えるには、膨大な"パワー"が必要だと感じるときがあります。しかし その全ては「いま・ここ」の自分の心から始まっているはずです。「習慣」は、目に見えない小さなものですが、未来を変えてしまうのです。私も改めて、「習慣」の凄さを学びました。


最後に…

【心理学者「ウィリアム・ジェイムズ氏」の言葉】

心が変われば、『行動』が変わる。

行動が変われば、『習慣』が変わる。

習慣が変われば、『人格』が変わる。

人格が変われば、『運命』が変わる。


私もこの年になって、やっと この言葉の意味が分かるようになりました。

今日という日は、残りの「人生」で一番 若い日です。

「本気の"今"が導く未来。」

皆さん 今日から先ずは、何かを始めてみませんか?長くなりましたが、以上です。

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