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  • 株式会社コンカン

【若手社員の成長期!】第89回:「いつも口にする『カフェイン』は、身体に良いのか?!」~あなたは「カフェイン」について、どれくらい理解していますか?~

皆さんは、仕事や家事の合間の休憩したい時の飲み物は、何を召し上がりますか?コーヒー、紅茶、ウーロン茶、ハーブティーなどという方が多いと思います。これらの飲み物に共通していることは、「カフェイン」が入っていることです。以前は「胃の粘膜を傷める」「不眠の原因となる」などのネガティブなイメージが強かったとされている「カフェイン」ですが、今では「アタマが冴える」「すっきり目覚める」「ダイエット効果もある」など、健康にプラスになるという情報も増えました。では、本当にカフェインは身体に良いのでしょうか?今日は、この「カフェイン」について、調べてみます。




そもそも…

【「カフェイン」とは?】

*カフェインとは、コーヒー豆、茶葉、カカオ豆、ガラナなどに天然に含まれる食品成分の一つです。ヒトなどに対して興奮作用を持ち、世界で最も広く使われている精神刺激薬でもあります。国や食習慣により異なりますが、コーヒーとお茶が最も多い摂取源です。このほか、コーラなどの清涼飲料水にも「カフェイン」が添加されています。


【「カフェイン」は、コーラにも入っている?】

*これはコーラのルーツを知ることで理解することができます。コーラは1886年にアメリカ人博士「ジョン・べートン氏」が新薬を開発している過程で、偶然に出来上がったものです。当時のコーラは胃腸薬として製造されていました。コカ・コーラのコカとは"コカイン"のことで、まだ 禁止薬物でなかった"コカイン"がコーラの原材料として使われていたところから、この名前が付けられました。勿論、現在ではコーラの原材料に"コカイン"は使われていません。その"コカイン"の代わりに使われているのが「カフェイン」なのです。「カフェイン」の特徴は中毒性があり、利尿作用や覚醒作用があることです。


では…

【「カフェイン」のメリットと身体への影響とは?】

◆「メリット」

*「カフェイン」には、頭を覚醒させる効果があります。多くの大学で「カフェイン」を使って、記憶力や計算能力に対する影響を調べる研究がされ、実証されています。その事例として、大学生85名の内、カフェイン入りコーヒーを飲んだ人は、カフェイン抜きコーヒーを飲んだ人と比べて、計算能力が約1.4倍高いことが報告されています。更に「カフェイン」には、中毒性があります。食後にコーヒーが飲まれる理由も、元々は酔い覚ましとして始まりましたが、それと同時に「カフェイン」に含まれる中毒性によって、自然と食後にはコーヒーが欲しくなるのです。

また、これ以外にも認知症で最も多いとされている原因のアルツハイマー病や、筋肉のこわばりなどの症状が現れるパーキンソン病の予防にも効果があると示唆されています。


◆「身体への影響」

*身体への影響では、覚醒作用があり、血管を拡張し血液循環量が増えることから、睡眠の質の低下や胃酸分泌過剰による胃への負担増などの作用が知られています。特に摂取の許容量は定められてはいませんが、刺激による心拍数の増加や興奮、不安、震えなどがみられるほか、妊娠中の女性はカフェイン摂取を控える方が良い事は良く知られています。2001年にWHOの公表では、妊婦はコーヒーの摂取量を一日 3~4杯までにすべきと発表されました。

また「カフェイン」の血中濃度が半分になるまでには、4時間程度かかると言われています。その為、睡眠前にコーヒーを飲んでしまうと、それから4時間はカフェインの半分がまだ体内に残っていると言うことです。例えば、22時に寝るのなら最後にコーヒーを飲む時間は遅くとも18時までにしておかないと眠れなくなる、又は 眠りが浅くなるということです。


*因みに、中毒性が高いとされるコーラにも「カフェイン」が入っていると先述しましたが、実は 私たちが普段から飲むコーヒーには、コーラの約10倍の「カフェイン」が含まれています。コーヒーは中毒性が高い飲み物であること、そして 多くの飲み物に「カフェイン」が入っていることを私たちは理解しておく必要があります。

◯レギュラーコーヒー/100ml当たり「60mg」

◯インスタントコーヒー/100ml当たり「57mg」

◯紅茶/100ml当たり「30mg」

◯緑茶/100ml当たり「160mg」

◯コーラ/100ml当たり「8mg」


ーーー

◎ここまで、「カフェイン」について調べて来ましたが…

大事なことは、普段 私たちの身の回りにあることに、関心を示してみることだと思います。「カフェイン」一つを取ってみても、如何に身の回りのことに鈍感に生きてきたのかを、身をもって感じます。私たちは生活の中で思考停止したまま、常識に流されて生きてしまいやすいということだと思います。とは言いつつも、身の回りの全てに興味を持って、調べてみることは不可能です。だから 先ずは、好きな分野から調べて見るという姿勢が、大事なのだと思います。つまり … ●「豊かな人生」を創るには、先ずは身の回りのコト・モノに、"興味"を持って、調べてみることだと思います。 長くなりましたが、以上です。

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