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  • 株式会社コンカン

【若手社員の成長期!】「『リーダーシップ』と『マネジメント』の違いとは?」〜副題:『リーダーシップ』も『マネジメント』も後天的なスキルだ!〜

突然ですが、あなたは「リーダーシップ」と「マネジメント」の違いを明確に答えることはできますか? 何となく自分の感覚で分かっているつもりでも、それを 相手に明確に説明するとなると難しいかもしれません。ちなみに 当の私は、この違いについて、考えたこともありませんでした。社会が複雑化している現代において、組織をまとめる立場にある方は、「リーダーシップ」と「マネジメント」の違いを理解しておかないと、営業施策や結果に大きく影響すると言われています。そこで 今回は、「リーダーシップ」と「マネジメント」の違いについて、調べてみます。





そもそも…

①【何故、調べよう思ったのか?】

●「『リーダーシップ』や『マネジメント』を求められる年齢になってきたからです!」

~あなたは、「リーダーシップ」と「マネジメント」の違いを言えますか?~

「リーダーシップ」や「マネジメント」とは、プロジェクトを進めていく上で、必要不可欠なスキルです。 しかし 「リーダーシップ」や「マネジメント」は、組織を引っ張る役職者だけに求められるスキルだと認識されてしまうことがあります。しかし 実際には、役職や職種に関わらず組織に属するメンバーすべてに必要なスキルと言われています。 この「リーダーシップ」と「マネジメント」ですが、よく 混同されて使われていますが、それぞれ 異なる役割を担っています。そこで、ビジネスマンとして欠かせない「リーダーシップ」と「マネジメント」の違いについて知った上で、自分自身が どうやったら身につけられるのかを考えてみようと思います。



ーーー

それでは…

②【今記事の、内容(要点)!】

■1.先ずは、「リーダーシップ」の定義について!

●「メンバーや組織を適切に導く能力である!」

〜"3つ"のポイントを意識しよう!~

実は 「リーダーシップ」については、定義がありません。実際に、複数の経営学者によって数多くの定義がされています。中でも 有名なのが、現代経営学の父といわれる「ピーター・F・ドラッカー氏」や、著「7つの習慣」の著者「スティーブン・R・コヴィー博士」の定義です。さまざまな経済学者によって定義づけられている「リーダーシップ」ですが、実は各定義に共通点があり、ポイントは次の"3つ"に集約されます。

◯1.「メンバーに進む方向を示し導く」

*企業や組織などが定める目標や目的の達成を目指し、自発的に集団活動に参加しながら導く点です。「リーダーシップ」を発揮して目指すものは、あくまで企業や組織などが定める目標や目的の達成であり、自分のためではありません。集団活動の参加メンバーに対して進むべき方向を示し導く能力ということができます。

◯2.「組織やチームの維持」

*掲げたビジョンが実現するように、組織やチームによる集団活動を維持する点です。目標や目的を無事達成させるためには、組織やチームを最後まで維持していくことが重要になります。

◯3.「積極的な課題解決」

*ビジョンを実現するうえで支障となる問題は、自ら積極的に解消していく点です。目標や目的を達成するまでには、さまざまな課題に直面します。その都度、きちんと解消していくのも「リーダー」として大事なことです。


例えば、あなたは自社で開発したシステムを販売する、新規プロジェクトの「リーダー」を任されたとします。会社は、将来的に このシステムが全国の企業に導入されることを目標としています。あなたがプロジェクトチームに対してすべきことは、以下のようなことです。

①どうやったら全国にシステムを拡販できるか計画を立てる

②目標を達成するためにチームが一丸となるよう、打ち解けた雰囲気を作る

③営業活動をする上で何かしらの課題が発生した場合は積極的に解消する


リーダーシップの定義を、一言でいうと…

「メンバーや組織を適切に導く能力」です



■2.次に「マネジメント」の定義について!

●「組織に成果を上げさせる機能である!」

〜決して、先天的なスキルではないのだ!〜

「マネジメント」という英単語を直訳すると「経営」や「管理」という意味になります。この「マネジメント」という言葉が、初めて使われたのは、ピーター・F・ドラッカー氏の著書「マネジメント」の中でした。その中で ドラッカー氏は、マネジメントを「組織に成果を上げさせるための道具、機能、機関」と定義しています。「マネジメント」は、組織に必要な要素の分析や管理を適切に実行し、集団活動を維持、促進する役割を担っています。ポイントは、以下の"3点"です。リーダーシップの例と比較すると、より定量的に落とし込まなくてはなりません。

①1年で近隣の企業100社に、5年で区全体の6割、10年で市全体の7割、20年で全国の8割の企業にシステムを導入する

②それぞれの段階で年間500万、5年で5000万、10年で1億、20年で10億以上の売上創出

③メンバーの得意分野を分析し、インサイドセールスとフィールドセールスを掛け合わせた営業チームを創る


マネジメントの定義を、一言でいうと…

「組織に成果を上げさせる機能」です。


ここで 改めて、 「リーダーシップ」と「マネジメント」の違いを纏めると…

「リーダーシップ」は、組織の目標達成のためにメンバーを導いていく能力であるのに対し、「マネジメント」は成果を上げさせるための手法を考え、組織を管理する能力のことです。これをスポーツで例えると、リーダーは「キャプテン」であり、マネージャーは「監督」です。 ビジネスの場合だと、チームを管理する立場になると、「リーダーシップ能力」と「マネジメント能力」のどちらも求められます。また チームを管理する立場にない人でも、「マネジメント能力」は必要なくとも、「リーダーシップ能力」を持つことは重要なのです。ここでのポイントは、"組織"でより大きな成果を上げることです。つまり プレイヤーとして仕事ができる有能な人が、必ず「リーダー」や「マネージャー」になれる訳ではありません。逆から見ると、「リーダー」や「マネージャー」になる資質は、カリスマ性など属人的なものではなく、誰もが学習や経験によって身に着けられるということです。 ■3.リーダーの"4つ"のタイプとは? ●「自分に合った、リーダー像を知ろう!」 〜あなた、どのタイプですか?!〜 「リーダーシップ」は誰にでも求められる能力と述べましたが、その「リーダー」を"4つ"のタイプに分けた「PM理論」と言うものがあります。これは「リーダー」に求められる行動に着目した行動理論の一つで、1966年に日本の社会心理学者「三隅 二不二氏(みすみ じゅうじ)」によって提唱されました。「リーダーシップ」に於いては、「P:目標達成機能(Performance)」を重視するか、「M:集団維持機能(Maintenance)」を重視するかという、「P」と「M」の2軸(4象限)で定義しています。P軸は成果をあげるためのリーダーシップを有しているか、M軸は成果をあげるためのチームビルディングに長けているかを表しています。 ◯1.「PM型」:高い目標達成能力と集団維持能力を持つ、理想的なリーダー像! *P機能とM機能のどちらも強いのが特徴です。計画力、管理力に優れ、チームビルディングに向いている「リーダー」と言えます。ビジネスの場面では、目標達成に向けて具体的な計画を立案したり、的確な指示を出したりすることに加え、メンバーとの関係、組織の状態を良好に保ちチームをまとめ上げることもでき、最も理想的な「リーダー」とされています。このタイプの「リーダー」の下で働くメンバーは、業務で高い成果を出せる達成感や働きやすさを実感しやすい傾向にあります。 ◯1.「Pm型」:短期的に成果を出しやすいが、長期的にはチームワークやモチベーションの低下を招く! *P機能が強くM機能が弱いのが特徴です。目標達成行動に長けているので、緻密な計画や管理、徹底した指示・指導などにより、短期的には成果を出しやすい傾向にあります。しかし 集団維持があまり得意ではないだけに、メンバー同士の人間関係に配慮が不足しがちであったり、個々のメンバーをリスペクトする姿勢に欠けていたりする可能性があります。それだけに 長期的に見ると、メンバーのモチベーションの低下やパフォーマンスの低下を招きがちです。また トップダウン型の組織を作りがちなため、後継者を育て組織を大きくしていくことも苦手な傾向にあります。 ◯1.「pM型」:チームの関係性は良好に保てるが、成果を出すための業務指導に困難あり! *pM型は、P機能が弱くM機能が強いのが特徴です。集団維持行動に優れているので部下との関係性は保たれやすく、和気あいあいとした職場環境を作ることができます。その一方、目標達成に向けた適切なプランニング能力や、立案した戦略のもと成果を導いていく指導力・マネジメント力には不安が見られる。このタイプの「リーダー」は、自ら率いる組織の生産性を上げるために、どんな取り組みを進めて行けば良いかを十分に検討する必要があります。 ◯4.「pm型」:目標達成能力も集団維持能力も低い、未熟なリーダー! *P機能もM機能も弱いのが特徴です。このタイプは、目標達成行動と集団維持行動の両方が劣っているので、成果を上げることも、集団をまとめることも苦手で、未熟なリーダーと言えます。「リーダー」としての能力を高めていくためには、PとM両方の能力を高めていく必要があります。 因みに、このPM理論診断テストは、ネット上で簡単に診断できますので、一度やってみることをお勧めします。 ーーー ◎と言うことで… ③【私なりの考え!】 ●「先ずは自分自身のリーダーとなろう!」 ~自らをリードして初めて、人をリードできる!~ ここまで、「リーダーシップ」と「マネジメント 」の違いについて調べましたが、「リーダー」は、まず 自分自身をリードすることから始まると思います。自分をリードするとは、自身が描いたビジョンに向けて、日々 自分自身をリードできているかということです。例えば、資格試験を受けるのであれば、遊びたい、飲みに行きたい誘惑もある中で、いかに自分をコントロールし、ビジョン達成に向けて行動できているか。また 良好な人間関係を構築したければ、まず 自分自身からコミュニケーションをとっているかなど、弱い自分と戦いながら、自分自身をどれだけ強くリードできているかが大切だと思います。 結局は「リーダーシップ」とは、まずは自分自身をいかにリードできるかから始まるのです。その一歩が自分をリードし、周りを巻き込み、社会を巻き込んでいくのです。 つまり… 「自らをリードする」⇒「人々をリードする」⇒「社会をリードする」だと思います。 長くなりましたが、以上です。

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