top of page
  • 株式会社コンカン

【若手社員の成長記!】「第33回:『人望力』の磨き方!」~人間的魅力によって、未来は開ける!~

皆さんの周りにも、特別な才能がなくても 周りの『協力』と『信頼』を得て、大きなことを成し遂げる人がいる一方で、どんなに優秀でも人望がなく誰もついてこない人がいると思います。私も まだまだ 短い社会人生活ですが、そのような事例が幾つか頭に浮かびます。





この差は、間違いなく『人望力』だと、若造なりに 身を持って感じ始めました。

大きな「仕事」を成す為には、「この人の言うことなら」という気持ち、すなわち『人望』を得る必要があるはずです。また、『人望』が厚い人は、仕事でもプライベートでも、あらゆる人と、良好な人間関係を築き、人間関係が良好だと、あらゆることが スムーズに進み、自分の理想の姿にも 近づくはずです。そこで 今回は、この『人望』について、深掘りしてみます。


ーーー

まず…

【『人望』とは?】

辞書的には…

■信頼できる人物として、人々から慕い仰がれること。

■他人から寄せられる信頼・崇拝・期待の念。

■ある人に対して、世間の人が尊敬や信頼や期待の気持を寄せること。人々が慕い仰ぐこと。

とあります。つまり、分かり易く言うと…

■「その人に対して多くの人が寄せる『尊敬・信頼・期待』の心。」です。



よく中国では、この『人望』のことを「徳」と言い換えられるそうです。

そして、この「徳」の発生要因として、古くから「知」・「仁」・「勇」と考えられています。この3つの言葉は、約2500年前に書かれた「論語」の中に記されている"言葉"です。


●「知」=智恵

*困難にあたったり、複数の問題が重なっても膨大な情報量と、自分自身の幅広い知識や経験から、物事を整理して考え、その本質を見極め、正しい道を選択できる人。

●「仁」=愛

*他人を大切に思い、相手を思いやることのできる人。自分のことについては、余計なことを一切考えず 憂えることなど無い人。

●「勇」=勇気

*それが困難であることを知り、恐れる心は持ちながらも、その心を乗り越えて行動できる人。


この3つが揃って初めて、『人望力』が磨かると言われています。


ーーー

それでは、もう少し具体的に【『人望力』のある人の特徴】について見てみます。

◆1.「何事にも誠実に接することができる!」

*誠実とは「私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること」です。つまり 嘘をつかず正直な人や、約束を守れる人です。『人望』がない人は、自分の利益を優先して 平気で嘘をついたり、約束を破ってしまいます。


◆2.「相談事に対して的確なアドバイスができる!」

*『人望』がある人は、周囲の人から頼りにされ、尊敬される人です。周囲から信頼される人は、相手からの相談事を大事に考え、そのコミュニケーションを十分に行うことを重視します。更に 冷静に客観的な視点で、相手が納得できるように噛み砕いて話してくれる人だと「この人に相談して良かった」と思われるのは当たり前のことだと思います。


◆3.「自分から積極的に声掛けができる!」

*周囲に対して壁を作り、"ピリピリ"している人は近寄りがたく、『人望』を集めることは出来ません。『人望』がある人は、周囲に対して壁を作らないどころか、自ら その壁を取っ払い、相手に歩み寄る言動を取れる人です。それは 周囲への「声がけ」や「挨拶」など シンプルなものです。これは シンプルなことですが、とても 難しいと思います。


◆4.「失敗しても 他人のせいにしない!」

*『人望』は、失敗やトラブル・アクシデントが生じた時の振る舞いによって大きく左右されます。『人望』が厚い人は、仕事が失敗に終わった原因が、他人のミスによるものであっても、原因を指摘しつつも、感情的に その人を責めたり、失敗を周囲のせいにすることはありません。他人のミスが原因でも、「自分がフォローできることがあったのではないか?」「自分に落ち度がなかったか?」と考え、自責思考を主としています。


◆5.「陰口や悪口は、一切言わない!」

*多くの人は、熱意を持って仕事に取り組む人や、努力している人を応援し、尊敬するものだと思います。一方で、否定や悪口・批判といったマイナスの発言ばかりする人との距離を置くのは当然です。


◆6.「常にポジティブな発想をし、周囲に元気を与えることができる!」

*気落ちしているような状況下にいると、周囲の人から元気を分け与えて貰いたくなります。そのような場面で、元気を提供できる人物は、人望を得ることができます。具体的には、ポジティブシンキングができ、前向きに いつも明るい人物です。それは、周りにも伝染するのです。私も、まだまだです。


ーーー

◎と言うことで…

最近 感じることは、事業に於いても、個人の能力は大前提として

最後は「人」でしか判断できないと言う点です。どんなに スキルや知識だけあっても、その人を本当に信頼できるという確信がないと、物事は良い方向に行かないのだと感じています。

つまり 最後は、「この人にならついていきたい」と思わせる「人間的魅力」によって、未来は開けていくのだと思います。


それと 同時に、「人望を得た先に何をしたいのか?」を、しっかり考ることが大事だと思います。確かに『人望』を得る人には、チャンスが たくさん廻ってきます。しかし 自分自身に強い"想い"がないのだとしたら、その『人望力』とは 一過性のものだと思います。大事なことは「人望を集めて、何がしたいのか?」もっと言うと「自分がどういう仕事をしたいのか?」「どう生きていきたいのか?」「何を成し遂げたいのか?」といった『アイデンティティ』を明確化し、それに"共感"される人こそが、長続きする『人望力』の持ち主なのだと思います。ということは、結局は、愚直に努力し続けられる人にしか『人望』は集まらないのだと思います。


●最後に、「秋本 康 氏」の言葉を紹介します。


「ほんとうに『人望』のある人というのは、けっこう 人に嫌われています。好かれることも嫌われることもあるけれど、嫌いな人よりも、好きな人のほうが たくさんいる。または、好きな人からは、絶対的に好かれている。そういう人のことを、『人望』のある人というのです。」


私は この言葉を知ったとき、以下のようなことを感じました。

それは…

●「人望に頼らない覚悟と能力がある人に、人望は集まる」ということです。

長く成りましたが、以上です。

閲覧数:52回
bottom of page