「悔しい」と感じるときは、生きている以上 たくさんあるはずです。特に、仕事に於いては 中々 上手く進まない事の方が多く、"悔しさ"の連続だと思います。

私も、現在 仕事で、大きな「プロジェクト」に関わりながら、日々 自分の能力の低さに「悔しさ」の連続です。時には、数日の間 引きずることもあります。しかし 「悔しい」と感じていても 仕事は、常に舞い込んでくる為、気持ちを切り替えて 上手く自分の"モチベーション"を保っていく必要があります。また "悔しい"思いを 抱いたという事は「自分に、足りないこと」「自分が、克服したいこと」があったという事だと思います。ということは、その"悔しさ"を忘れてしまっては「勿体ない」ことも 多いはずです。
そこで、今日は「悔しさ」について深掘りし、「正しい理解と対処方」について書きます。
●先ず…
【"悔しい"とは、どういう感情か?】
辞書的には…
①「失敗」や「恥辱」を経験して,諦めたり、忘れたり出来ないさま。
②自分のした「行為」を"後悔"するさま。悔やまれる。
もっと、分かり易く言うと…
●「現状が、理想と かけ離れている時に、起きる残念なさま」です。
●では…
【何故 "悔しい"と、感じるのか?】
一言でいうと…
●「自分が思うように、物事が運べなかったから」です。
*仕事に於いて、「悔しい」と思うのは、本来 自分が やり遂げたかった仕事が、何らかの原因で 完了できなかった場合や、活躍できるチャンスを逃してしまった場合など、様々なケースがあります。いずれにしても「仕事に対しての思い入れが強く、目標を達成したい気持ちが、強くなければ"悔しい"」と思う事もありません。
●つまり…
「悔しい感情」を抱くことが出来る自分がいること自体は、悪いこと ばかりではないということです。"悔しい"と思う原因を深掘り、それが 何をきっかけにして 起こるのかを知り、"悔しい"思いをコントロールする手法を学ぶことで、自分の「成長」に繋げられるということだと思います。
●次に…
【"悔しい"という感情を抱くメリット!】
■1.「悔しい気持ちをバネに成長することが出来る!」
*よく言われる事だと思いますが、"悔しい"気持ちを更なる「やる気」に変換することが出来れば、大きな"力"になります。悔しい気持ちは、「自分は、過去にこうしていればよかった」という後悔を生む原因になりますが、同時に 過去を具体的に振り返る"きっかけ"を与えてくれます。
■2.「精神力や、忍耐力が強化される!」
過去の自分について知り、その中から反省を行なおうとする行動自体が、精神力や忍耐力といった「嫌なことに立ち向かう訓練」にもなります。
■3.「問題解決能力が、自然と身に付く!」
*過去の自分について振り返り、改善点を洗い出す作業は、地道ですが必ず 効果があるはずです。仕事で失敗やミスをしてしまった時にも、過去の自分を反省する動機が必要になりますが、"悔しい"気持ちをコントロールすることで、適切なタイミングでの振り返りに繋がるのだと思います。因みに、私も このブログを通して、日々 感情("悔しさ"など)の分析を行うようにしています。
■4.「物事に対して、熱心に取り組むことが出来る!」
*過去の自分を見つめ直し、今後の自分がやるべきことが、はっきり見えていると、そうでない場合よりも熱心に 様々なことに取り組む動機が生まれます。勿論 ただ 後悔していたりするだけでは、物事へのやる気を失ってしまう事に繋がります。しかし、後悔の次に反省さえすれば、自分を変える為に 何が必要かが分かる事となります。
●最後に…
【「"悔しい"時」に行うべきこと!】
■1.「"悔しい"感情を、素直に自分自身で受け止める!」
*例えば、仕事に於ける「失敗」や「ミス」に"悔しい"思いを抱いている場合、失敗した事を「仕方なかったことだ」と正当化するのではなく、「ありのまま」受け止めることです。そうすることで、余計な考えが排除され、しっかり 分析でき 次のステップに移ることが出来ます。実は、これが とても難しい事だとも思います。
■2.「仕事が出来なかった原因を探る!」
*仕事が、出来なかったと言うことは、出来ない原因が 必ずあります。まずは、その原因を突き止める事です。出来なかった時の思い出も一緒に思い出され辛い気分になりますが、これは とても重要な事です。
■3.「理由が分かったら、改善策を考える!」
*原因が分かったら、次に同じことをしない為の改善策を考えることです。この改善策については、1人で考える事も大切ですが、他の人の意見も参考にする事が"コツ"です。
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◎と言うことで…
「悔しさ」について書きました。
書きながら、ふと 感じたことは「この感情は、前職の時には、全くなかったもの」ということです。淡々と繰り返す業務の中で、ロボットのような人間になっていて、「悔しい」という感情自体が無かったのだと思います。今 考えると、長期的に見て そんな環境ほど、怖いものはありません。
逆に 今は、「悔しい」と思う事の連続です。特に「頭では、分かっているのに、実行できない時の"悔しさ"というのは、数日間は頭から離れられません。それでも、この感情自体に対して真剣に向き合い、分析することで、自分自身の「成長」に繋がるのだと思います。
と同時に…
●「解釈の質」が、大事なのだと思います。
所謂「自責にするのか? 他責にするのか?」。同じ現象が起きた時に、苦しいが その"悔しさ"を自責に捉える事が、今後の「人生」で、同じ"悔しさ"を味わない事に繋がるのだと思います。
仕事では、"悔しい"感情はどうしても 湧いてくるものですが、上手に付き合いコントロールする事で、「人一倍 成長できるチャンス」があるという事でもあるのだと思います。時には、"悔しさ"を消し去る為に、他責にしてしまいたい時もありますが、こういう時こそ「自責に捉える」というシンプルなことが、大切なのだと思います。
ということで、一言で纏めると…
●「"悔しい"という感情がなくなった時、成長も止まる」と言うことだと思います。
●最後に、元プロ野球「イチロー選手」の言葉を紹介します。
「誇れることがあるとすると、4,000回のヒットを打つには、僕の数字で言うと、8,000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、誇れるとしたら そこじゃないかと思いますね」
長くなりましたが、以上です。
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