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【若手社員の成長期!】第88回:「これからの時代は、『PDCA』でなく『OODA』?!」~「VUCA」時代に求められる思考法とは?~

更新日:4月13日

世の中には、ビジネスで成果を得る為に効果的なスキルや考え方が数多く存在します。しかし その全てが、その時々で有効かと言われれば、そうでもないと思います。そんな中で、近年 注目されているのが「OODA(ウーダ)」という考え方です。これは、私が オンラインセミナーに参加した際に、最も大切な"キーワード"として取り上げられていました。そこで 今日は、この「OODA」について調べてみようと思います。





まず…

【『OODA(ウーダ)』とは?】

*「OODA」とは、アメリカで生まれたビジネスに於ける考え方の一つで、「Observe(観察)」、「Orient(判断)」、「Decide(決定)」、「Act(行動)」の頭文字を取ったものです。その名の通り、目標を達成するための要素を"4つ"の段階に分けて成功に導く方法を示したものです。元々は「ジョン・ボイド氏」というアメリカ軍の大佐が、朝鮮戦争の時に提唱した考え方と言われています。これは「孫子の兵法」や「トヨタ経営方式」をベースに生まれました。特に イラク戦争時に、その有用性が実証され大きく注目されました。その後は、日本のビジネス現場でも、一気に応用が広がったと言われています。「相手国よりも意思決定を早く進めた結果、相手国の思考は飽和状態になって、戦況を有利に進められた」という戦術が「OODA」の発祥と言われています。

では、「OODA」について、一つずつ見てみます。

■1.「Observe(観察)」

*現状のビジネスシーンでは、急激な変化が伴います。つい先日まで需要のあったものが、急に別のサービスに取って代わるのは、そう珍しくありません。変化にいち早く気付くには、「Observe(観察)」というプロセスが非常に重要なのです。


■2.「Orient(判断)」

*「Observe(観察)」によって得られた変化や情報、気付きから、行動の方向付けを行います。自身の今までの経験やその経験から培ったアイデアなどを基に、行動すべき順序や成功に繋がるような手段を考え、その中から実行すべきものを選ぶのです。


■3.「Decide(決定)」

*方向付けのプロセスで選んできた手段や順序に鑑みた上で、計画を実行に移す決定を下します。「観察で得られた価値判断の基準となる情報」「実行しようとしている内容」が、「本質的に現状を捉えているか?、これからの状況の変化に対応していけるのか?」を確認するのです。


■4.「Act(行動)」

*今までの工程で決めてきたことを 実行に移します。「Act(行動)」で重要なのは、ここで終わらせず 更に、次の「Observe(観察)」へ ループさせることです。目指す方向や目標に辿り着けるよう、何度も「OODA」を続けていく必要があります。この「観察」「判断」「決定」「行動」というサイクルを「OODA」と呼ぶのです。


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次に…

【『PDCA』と『OODA』の違いとは?】

*ビジネスの現場に於いて、目標達成の為に使われる考え方としてよく知られているのが「PDCA」です。因みに「PDCA」とは「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(検証)」、「Action(改善)」の頭文字をとったものです。ビジネスの現場などでは「PDCAサイクルを回す」などと使われ、実効性に優れた方法論の一つとして認められてきました。しかし 今日のようにマーケットや顧客ニーズの変化が激しい時代では、「PDCA」だけでは適用できないと言われています。

「OODA」の一番の特徴は、プランを立てるところから入らない点で、戦場から生まれた機動性に優れた考え方であると言われています。刻々と状況が変化する前線では、一瞬の遅れが死に繋がるため、いちいち 本部の指示を待ってはいられないのです。「PDCA」では、当初 立てた「Plan」がスタートとなり、進行中の管理・監視が最重要視されるため、「プロセス」が重要視されます。このような特徴を持つ「PDCA」に比べて、「OODA」は、観察やそれに伴う状況判断に重きを置いている点で大きく異なるのです。


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では…

【変化の時代に有効なのは「OODA」!】

*なぜ 今の時代に「OODA」が注目されているのでしょうか。それは、今は「VUCA」の時代と言われているからです。これは、「Volatility(変動性)」、「Uncertainty(不確実性)」、「Complexity(複雜性)」、「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を取った造語で、「変化が激しく先行きが不透明で、未来の予測が困難な状態」を指しています。「VUCA」以前のビジネス現場では、「PDCA」は効率的に進める為に大きな貢献を果たしてきました。何故なら「PDCA」を回している間にも、そんなに時代が変わることが無かったからです。

しかし、何が起こるか予測不可能な「VUCA」の時代には、全てを計画通りに行うことは難しく、現場で状況を的確に判断し、柔軟に対応していくことが求められます。だからこそ、大きな失敗を回避しつつ変化に対して迅速かつ柔軟に対応できる必要があり、組織に於けるマネジメントに於いても、判断と行動の先送りが減る「OODA」の考え方が活用されるようになったのです。


簡単に言うと…

●答えがない「VUCA」の時代には「Plan(計画)」に労力を割くことは不適切であり、先ずは世の中にサービスをオープンにして、常に改善し続けないといけないのです。


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◎ここまで、「OODA」について調べて来ましたが…

私になりに、更に「OODA」の思考の精度を高める為に何が必要か考えてみると、「より最新で、より多くの情報に触れること」そして「正しいビジョンを持つこと」の"2つ"だと思いました。「OODA」の中で最も重要なのが、「Orient(判断)」と言われています。この「Orient(判断)」には、より最新で、より多くの情報から判断することで、その精度が高まります。つまり「VUCA」時代に取り残されない為にも、常に最新の情報に、敏感になり続ける必要があると言えます。一方では「VUCA」時代には、答えも存在しません。つまり どんなに、より最新で、より多くの情報に触れたとしても、判断するには『自分軸』となる「ビジョン」が必須と言えます。寧ろ「ビジョン」がない中で多くの情報に触れることは、時代に流されてしまうこともあります。


改めて、この「VUCA」時代に於いて、 「OODA」思考の精度を高める為には…

●「より最新で、より多くの情報に触れながらも、その情報に流さずに判断軸となるビジョンを持つこと。」を意識することだと思います。長くなりましたが、以上です。

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