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  • 株式会社コンカン

【若手社員の成長期!】第113回:「医療の世界から見る『行動変容』の良い方法とは?」~『行動変容』を促すためのアプローチ方法を知る!~

前回は「仕事に対しての"3つ"の価値観とは?」と題して、仕事に於ける「行動変容」の重要性について調べました。しかし「行動変容」について、誰しもがその大切さを理解しているにも関わらず、簡単に行うことは出来ません。調べてみると「行動変容」という言葉は、"医療"の世界から生まれた言葉だそうです。そこで 今日は、この言葉が生まれた背景から「どうやったら『行動変容』を行えるのか?」について、調べてみます。




そもそも…

①【何故、調べよう思ったのか?】

●「『行動変容』を行える人と、そうでない人の違いに興味をもったからです。」

~あなたは、自分自身の行動を変えることは 得意ですか?~

この「行動変容」という言葉は、"医療"の世界から生まれました。 例えば 健診結果で肥満や高脂血症など、 異常が指摘されているにも関わらず、「何故、あの人はやる気がないのか?」 と思っている人もいるかも知れません。 例えば ある人に、「痩せた方がいいよ」 「食べ過ぎない方がいいよ」など、周囲が 色々と心配の声を掛けているのに、「どうして 何もしないのか?」と疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。

このことが最も顕著な行為が、「禁煙」です。タバコは 誰しもが体に悪いと分かっていても、ほとんどの人が辞めることが出来ません。このことについて、"医療"の世界では研究が進み、そこから「行動変容」という言葉が生まれました。この「行動変容」は、決して"医療"だけの話ではなく、私たち一般人にも応用できます。そこで この「行動変容」について調べて、自分自身の今後の成長に繋げていこうと思います。


ーーー

では…

②【今記事の、内容(要点)!】

■1.そもそも「行動変容」とは?

●「人の行動が変わること!」

~人間の生活に於いて、最も難しい行為でもある~

「行動変容」とは、人の行動が変わることです。「変容」とは、中身から変わることを意味しており、似た言葉に「変化」がありますが、こちらは 主に見た目が変わることを指しています。一般的には「健康保持・増進」のために行動や生活習慣、ライフスタイルを望ましいものに改善することを説明する際に、"医療"の世界で用いられ始めました。この「行動変容」ですが、実践するのはとても難しく、自分自身が行動を変えることや、人の行動が変わることを支援することは簡単ではありません。「行動変容」を促すには、「行動変容」に影響する様々な要因を見つけると伴に、周囲の環境を整備したり、教育面からの支援を行い動機づけを高め、「行動変容」に必要な知識と技術の習得を促す多面的な仕組みが必要となります。

「行動変容」の具体例としては、以下の様なことが挙げられます。

〇今までに経験したことのない行動を新たに始める

〇かつて経験したことのある行動を再開する

〇好ましくない行動をやめる

〇行動を修正する



■2.「行動変容」のステージとは?

●「行動変容ステージモデル」を使って、分解して考えよう!

~「行動変容」は"5つ"のステージに分けられる!?~

「行動変容」は少しずつ段階を経ていくことが一般的であり、 "5つ"のステージを通ると考えられています。これを「行動変容ステージモデル」と呼んでいます。

この「行動変容ステージモデル」は、元々は 1980年代に「禁煙」の研究から導かれたモデルですが、現在は 禁煙だけでなく、様々な健康に関する行動について「研究・実践」が進められています。

"5つ"のステージは、以下のようになっています。

【行動変容ステージモデル】

〇1.「無関心期」:行動を変容することに全く興味がない時期

〇2.「関心期」:行動を変容することに関心はあるが、 実行する意思はない時期

〇3.「準備期」:行動を実行したいと思っている時期

〇4.「実行期」:行動変容が見られるが、 持続する自信がない時期

〇5.「維持期」:行動変容が見られ、 持続にも自信がある時期

ステージは時間的な経過で分類することが多いですが、気持ち(心) の変化が連動しなければ次のステージに進むことは難しいと考えられます。



■3.「行動変容」の具体例!

●「ダイエットから『行動変容ステージモデル』を見てみよう!」

~人間は一気に変わることは出来ない?!~

運動習慣のなかったAさんがウォーキングを習慣化したケースに例えてみます。Aさんは35歳の男性で、特に健康上の問題を感じることなく 日常を過ごしていました。ある日、会社の同僚から「最近太ってきたから、スポーツジムに入会したよ。一緒に通わないか?」 と声を掛けられましたが、Aさんは 「仕事だけでも疲れるから、 運動はしないよ」

と言って全く興味を持ちませんでした。 これが「〇1.無関心期」で、全く関心がない状態です。

しばらくして、会社の健康診断があり体重が増加し、BMIが高いことを指摘されました。Aさんは 「肥満って書かれているな。運動した方がいいのだろうけど、時間もないし、 面倒だな」と思いました。 これが「〇2.関心期」で、関心はあっても実行する意思はない状態です。

それから1ヶ月後、スポーツジムのイベントが開催されると同僚から誘われて Aさんは参加してみることにしました。運動をするのは、10年ぶりでした。

Aさんはとても疲れましたが、気持ちよく汗をかいて爽やかな気分になりました。運動を始めたい気持ちは持ちつつも 具体的な行動には移せずにいました。

これが「〇3.準備期」で、行動を実行したいと思っている状態です。

スポーツジムのイベントで週2回、1回30分以上の運動が効果的と聞いていたAさんは、 自分で30分のウォーキングを始めてみました。

30分だったら忙しくても出来そうだけど、ずっと続けていけるか不安も感じていました。これが「〇4.実行期」で、「行動変容」が見られるものの、持続する自信がない状態です。

何とか3ヶ月間、週2回30分のウォーキングを続けることが出来ました。気付けば、体重は 1.5kg 減っていました。Aさんは自信も付いたため、体重を5kg減らすことを目標にしました。その後も、ウォーキングを継続することができ、少しずつ体重が減ってきています。これが「〇5.維持期」で、「行動変容」が見られ、持続することにも自信がある状態です。



■4.次のステージへ進むための働きかけとは?

●各ステージに合った、アプローチが必要!

~最低4回は、アプローチを変える必要がある!~

ここまで「行動変容ステージモデル」という理論から、行動変容は"5つ"のステージに分けられることについて記載しましたが、"医療"の世界では「行動変容」を促す際に最も重要なことは、「ステージを把握し、ステージにあった働きかけをすること」と考えられています。逆に言えば、時期に合った介入をしないと効果がないのです。つまり、本気で人の変容を促すには、ステージに合わせて最低4回のアプローチが必要になるということです。これは、企業での人材育成についても、同様のことが言えます。

〇1. 「無関心期」への働きかけ

*行動を変化させることのメリット、このままの状態が続くことのデメリットを知ってもらうことが効果的です。人への働きかけだけでなく、生活環境を変えることもひとつの方法です。無理にやろうとしても、興味も意欲もないため効果はありません。


〇2.「関心期」への働きかけ

*関心を持ち始めている時期なので、行動を変えてみる提案が求められます。行動が変えられない状態をネガティブに、行動が変えられた状態をポジティブにイメージ出来るように働きかけると効果的です。


〇3. 「準備期」への働きかけ

*上手く行動できるという自信を持たせるために褒めたり、

自分を認めることが効果的です。この時期にはこれから取り組みを始めることを周囲に公言するのも最適な手段です。


〇4.「実行期」と維持期への働きかけ

*継続できるように支援し逆戻りしない対応が必要です。

継続出来ていることに対して賞賛を与えることや自信となるような声掛けなど、周囲の環境づくりも大切です。


ただ 大切なことは、「行動変容」が進んでいくにあたって、必ずしも「無関心期」から「維持期」に順調に進んでいくとは限らないということです。運動を始めたとしても途中でやらなくなってしまうことがあるように、前のステージに戻ってしまう「逆戻り」という現象が起こることは珍しくありません。

逆戻りを起こさないように、「維持期」になって行動が定着するまでは定期的な働きかけが必要です。また 単純に人の「行動変容」を促すには、最低4回は違ったアプローチが求められるということなのです。


ーーー

◎と言うことで…

③【私なりの考え!】

●「時間を掛けて、少しずつ変化しよう!」

~意識づけが出来て初めて、行動の変化が伴う!~

ここまで、"医療"という観点から「行動変容」について調べてきましたが、教育などに於いても、1回の研修で人を変えることは出来ないことを示唆しています。つまり 普段の活動の中で、少しずつ「行動変容」を促していくことが大切であり、研修などは「行動変容ステージモデル」でいう、「無関心期」から「関心期」へのステージアップにしか過ぎないということだと思います。

その際に大事なことは、「やらされ感を減らすこと」だと思います。何のために行動を変えるのか、どこを目指すかといったゴールを明確にし、自分で「変わる」と決めないと「〇5.維持期」まで進むことが出来ません。そして、意識づけが出来て初めて、行動の変化が伴うと思います。すると、小さな成功体験が生まれ、それがまた、自分のモチベーションともなり、良いサイクルが生まれ始めるのだと思います。私も自分自身の行動を、この「行動変容ステージモデル」を使って客観的に分析した上で、一気に変わろうとせずに、先ずは 一個ずつ 階段を上がっていく感覚で、行動していこうと思いました。

長くなりましたが、以上です。

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