日本といえば、「おもてなし」「お寺や神社」「自然」など、多くの文化や歴史を持っています。東洋を代表する国 日本は、西洋と比べて、全く違った発展を遂げて、独自の文化を築いてきました。では 具体的に、他国と比べて日本の文化には、どのような思想が根付いているのでしょうか? 今日は、日本の文化について調べてみます。
そもそも…
①【何故、調べよう思ったのか?】
●「日本の文化を知れば知るほど、興味深い国と思えるからです!」
~知ってそうで知らない、日本文化の奥深さ!~
私自身30歳に近くなりましたが、この年になって段々と日本の素晴らしさや面白さを感じるようになりました。同様のことは 私だけではなく、意外に多くの他の人にも当てはまると思います。日本の独特な文化に、魅力を感じている外国人の方が多いことは知っている一方で、実は 日本人である私たちの方が、日本文化の素晴らしさに気づいていないのかも知れません。普段の生活から沢山の伝統文化や慣習に触れながらも、当たり前が故に そのことに興味を示せていないのだと思います。そこで 今日は、「日本文化の根源にある思想」について調べてみて、日本文化の面白さや興味深さに触れてみようと思います。
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それでは…
②【今記事の、内容(要点)!】
■1.日本文化を一言で表現すると、何なの?
●「"自然"に寄り添いながら、独自の発展を遂げた日本文化!」
~日本文化の根源は、自然との共栄である!~
日本文化の起源は、縄文時代までさかのぼり、当時の日本人の祖先は"自然"の中で暮らし、"自然"には決して逆らわないように生きてきました。何故なら、島国である日本は 周りを海で囲まれていて、山も多いことから自然が豊かな国であるからです。また、「四季」がある点も、日本ならではの特色です。そんな"自然"との深い関わりを持つ日本では、「人間も自然の一部である」という"思想"を持ち、「人間は、自然をコントロールすることはできず 自然の流れに身をまかせるべきだ」という考えこそが、日本文化を知る上での全ての根源になります。
一方、西洋では、人間の魂は永遠の肉体を求める文化を築いてきました。そのため、ミイラや巨大石造墓地などを作り、死を再生させる"思想"があります。つまり、この世の中心は人間であるという考え方があるのです。
例えば 宗教で見ると、日本には自然の中に「お寺、神社」があり、それは 神様から力を「感じる」宗教へとなっています。あくまで 神様と共存しているのです。これが、日本が無宗教と言われる理由です。一方で 西洋文化の宗教では、イエスキリストの教えを「信じる」宗教としていて、人間が生き残るために 神様を信じています。このように、日本文化と西洋文化では、大きな違いがあります。
■2.日本文化の凄さとは?
●「海外の影響を受けて独自に発展したこと!」
~日本は、応用することの天才?~
日本文化は、全て"自然"に根付いていると書きましたが、もう一つ 日本文化の面白さは、「時代の流れの中で 海外の文化を積極的に取り入れ、自国文化と融合させながら発展してきた」という歴史的背景です。大昔には中国大陸や朝鮮半島から様々な影響を受けて、「漢字」や「仏教」などの新たな文化を取り入れていきました。また 明治時代以降は、政府による「西洋化」がすすめられ、洋服や洋食、洋式の建築が広まるなど、新たに西洋文化が流入しました。外国の文化に影響を受けながらも、自国の文化を消失させることなく、うまく融合させることで発展したのが「日本文化」なのです。日本には、いくら他国からの影響があっても 自分を失わない力強さがあり、それが 日本文化が古代から色褪せることなく残された理由です。こんな国は世界を見ても、日本しかありません。
■3.西洋文化と、日本文化の特徴の違いとは?
●「事例をとって、考えてみよう!」
~当たり前のことでも、世界から見ると珍しい?!~
島国である日本は、一般的な習慣や食生活だけでなく、宗教や思考パターンなど、海外と比べると、様々な特徴や違いがあります。ここで、いくつか例を挙げて見てみます。
〇「宗教」
*日本の宗教は、古代インドに興り、中国・朝鮮を経て日本に伝わってきたのが現在の仏教です。しかし、その仏教に日本独自の"思想"が加わり、「神様に力を感じる」宗教へと変化しました。一方で 西洋文化の宗教では、「イエスキリストの教えを信じる」宗教としてしています。
〇「建築」
*日本の建築では、"木材"が中心に使用され軽量な素材を技術によって強度を持たせて建築されています。一方 西洋文化では、"石"や"金属"を多く使うことで、重量はあるが木造より強度のある建築をしてきました。ここからも、日本が自然に趣をおいていることが伺えます。
〇「習慣」
*日本は島国でもあり、鎖国をしていたことからコミュニケーションを図ることが少ない人種です。しかし 西洋文化では、握手やハグなど、誰にでも積極的に接する特徴があります。
〇「食生活」
*日本領土の周りはすべて海になっているので、魚を多く食べ、農業で米や野菜を作り自給自足をする食文化が主流です。一方 西洋の食文化は、小麦や肉が中心でパンや家畜などの牛肉を食していた食文化です。
〇「思考パターン」
*日本人は、調和を大切にして協調性に優れた思考をする人種です。その代表例が、日本人は相手の気持ちに配慮したり争いや批判を避けたいという意識から「本音」と「建前」を使いわける文化が浸透していることです。一方で西洋人の思考は、好奇心旺盛で、あらゆる本質を知るために模索しながら、発信するのが得意な思考の人種です。
〇「自然との向き合い方」
*先述した通り、日本は自然豊かで、地震や津波なども多く、自然の繁栄や脅威と共存しようとする人種でもあり、日本文化の本質ともいえます。一方、西洋では自然に起こる脅威は人間が対向し制御するという姿勢のため、日本とは考え方が異なります。
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◎と言うことで…
③【私なりの考え!】
●「その国にある根本的な"思想"を知れば、その国がもっと好きになる!」
~日本は、自然との共存で繁栄してきた!~
ここまで 日本文化について調べてきましたが、そんな中で意外に感じたことが、実は 日本という国は、ゼロから作るのが苦手ということです。確かに、私たちの衣食住に関するような日常的なものから、政治や社会の仕組み、産業のやり方、宗教や思想、いろいろな芸術などは、殆どが外国から入ってきたものばかりです。しかし 日本の凄さは、それにも関わらず、そのすべてを生かし、そこに 独自の「日本文化」というものを創り上げ、しかも 最近になって、それが外国の注目を集めている点だと思います。それが、禅、茶道や華道。そして 柔道や剣道などだと思います。私は、自然が好きで 自然を生かしたビジネスに興味がありますが、自然を残すことは 日本の伝統文化を残すことでもあるのだと気付かされました!
最後に、「日本文化」を自分なりに一言でいうと…
「独自の"自然観"に基づき、海外からの影響を受けながらも、それに流されることなく発展してきた文化」ということです。長くなりましたが、以上です。
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