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  • 株式会社コンカン

【concanトピックス特別編】concanが考える「"運"の引き寄せ方とは?」~全米ベストセラー「残酷すぎる成功法則」~

更新日:2023年4月8日

今日は、concanが考える「科学的に証明された"運"の引き寄せ方」について書きます。


「あの人はいつも"運"が良い!」「いつも"ツキ"がなく、上手くいかない!」。どちらもよく聞く話ですが、世の中のありとあらゆる「成功ルール」を検証した全米ベストセラー『残酷すぎる成功法則』によれば、科学的に証明された「幸運を引き寄せる方法」は存在します。

※この文章は、エリック・バーカー・著、「残酷すぎる成功法則 9割まちがえる『その常識』を科学する」の一部を抜粋したものです。





「いつも"運"が良い人」を真似してみると「成功したのは ただの"運"」という『もの言い』を、よく耳にします。

しかし「"運"を引き寄せる科学」というものもあります。

「ハートフォードシャー大学」の心理学教授の『リチャード・ワイズマン氏』は「"運"の良い人」と「"運"の悪い人」を対象に調査を行い、両者の人生に異なる成果を齎すのは まったくの偶然か、不気味な力か、それとも何か本質的な違いなのかを検証しました。その結果、"運"は単なる偶然でも超常現象でもなく、その人の『選択』によるところが大きいことを明らかにしました。


1.000人以上の被験者を調査したところ、ワイズマン氏は、「"運"の良い人」の『性質』を発見しました。

彼らは、新しい経験を積極的に受けいれ、外向的で、あまり神経質でないことが示されたのです。つまり 彼らは直感に従い、何より前向きに「モノ事」を試し、それが 更に 直感を研ぎ澄まします。家に閉じこもっていても、新しいことや"ワクワク"させてくれること、素敵なものには、めぐり合えません。間違いなく「チャンス」は少ないと書いています。


"運"は、生まれつきのものだと思っている人もいますが、そんなことはありません。"運"の大部分は『選択』によって齎されることを踏まえた上で、ワイズマン氏は「ラック・スクール」という別の実験を試みました。「"運"が悪い人」を、「"運"が良い人」のように『行動』するように指導したら、幸運な人と同じ成果が得られるかを試みました。結果は、上々だったそうです。「ラック・スクール」の卒業生の80%が、"運"が良くなったと実感しています。しかも 彼らは"運"が良くなっただけでなく、『幸福感』も強くなったといいます。


それぞれの「人生」に於いて、「チャレンジしなかった」という後悔は 大きく、チャンスを最大限に生かす『行動』をしなければ、「"運"の良い人」にも悪いことが起こります。

「人は、やらなかったことを最も後悔する」という"ことわざ"は真実なのです。


「コーネル大学」の心理学教授、ティモシー・ギロヴィッチ氏によれば、人々は、「失敗」したことより『行動』を起こさなかったことを『2倍』後悔するといいます。

何故なら、私たちは「失敗」を正当化しますが、何も試みなかったことについては、正当化できないからです。更に、歳を重ねていくにつれ、人は良いことだけ覚えていて、悪いことは忘れてしまう傾向があるからです。まさに、単純に多くのことを経験すればするほど、年老いた時に『幸福感』が増し、孫に聞かせる『武勇伝』も増えるという訳です。


「"運の良い人」は、「失敗」について"くよくよ"悩みません。悪い出来事の良い面を見て、そこから学びます。

彼らは、楽観的な説明スタイルを持っています。このことは多くの研究によって裏づけられています。


『幸運を祈って!』という気の利いたタイトルの研究では、"おまじない"や それに類する お守りなど、幸運を呼び寄せるとされる迷信は、実際にゴルフの『スコア』や『運動能力』『記憶力』『回文ゲーム』などの能力を上げることが証明されています。とはいえ これらは魔法ではなく、人々に自信を与えることによって、そのパフォーマンスを向上させるのです。こうした『楽天主義』は、「"運"の良い人」にいっそう『グリット』(何かに懸命に打ち込み、決して諦めずに 最後までやり通す力)を与え、新しいことによって 前向きに挑戦させるので、やがて 時と共に、いっそう良い出来事が 彼らに起こるようになるのです。よほど 危険な試みでない限り、また 時折 起こる悪い出来事を正当化できる限り、『上昇スパイラル』が続きます。そして ある時、ついに『大成功』を呼び込むのです。


また 常に新しいことに「チャレンジ」すれば、"運"に恵まれます。いつも同じことばかりしていると、これまでと同じものしか手に入らないのです。もし 成功への明確な道筋がなく、私たちが達成したいことに関する"手本"も存在しない場合には、途方もないことをやってみるのが 唯一の打開策かも知れません。そのことを示す話が、「マシュマロ・チャレンジ」と呼ばれる簡単なゲームにヒントがあります。

次の材料を使って、4人のチームで 18分以内に、マシュマロを頂点とした自立した『タワー』を創り、その高さを競うものです。

●「スパゲティ 20本」

●「マスキングテープ 1メートル」

●「ひも 90センチ」

●「マシュマロ 1個」


これは「ピーター・スキルマン氏」(マイクロソフト社 スマートシングス・ゼネラルマネージャー)が、"創造性"を鍛える課題として考案したものです。スキルマン氏は、このゲームを、5年以上に渡って『エンジニア』、『再興経営責任者』(CEO)、『経営学修士』(MBA)を目指す学生など、700人以上の人々を対象に実施してきました。


一番 成績が良かったのは、なんと、幼稚園に通う6歳児だったのです。それに対し、一番 成績が振るわなかったのは MBAコースの学生たちだったのです。園児たちは計画性に優れていた訳ではなく、彼らは 「スパゲティ」の特性や「マシュマロ」の硬さについて特別な知識を持っていた訳ではありません。幼稚園児たちが成功した秘訣は、ただ "がむしゃら"に飛びついたのです。ワイズマン氏の言う「"運"が良い人」のように、たくさんのことを 次々と試したのです。彼らは、何度試しても たちまち「失敗」しましたが、その度に めきめきコツを習得していったのです。つまり、"見本"を創っては試す、創っては試す、創っては試す……と、時間切れになるまで ひたすらこれを繰り返したのが、園児たちのシステムだったのです。定められた道筋がない場合には、このシステムが勝利を収めるのです。


シリコンバレーでも昔から「早く『失敗』して、損害を小さくしよう」と言われてきました。小さな実験をたくさん試して、一番 良いものを見極めるという このやり方が、身長120センチ以上の人々、つまり 私たち大人にも有効なことが、研究によって証明されています。


私たちはともすれば「失敗」を恐れ過ぎます。

しかし「失敗を避けようとすることに、それほど意味があるだろうか?」この質問に答えるために、ほかにも幼稚園児が 日頃 考えていることを調べてみる必要があります。

例えば 彼らは、「無敗のバットマン」になりたいと考えています。「バットマン」になるのは 勿論 簡単ではありません。

まず、武術の過酷な訓練を受けなければなりません。

しかし、成功との関連で もっと遥かに面白い質問はこれです。「どうすれば『バットマン』であり続けられるのか?」

実は これが、「何故 私たちは『失敗』をとても恐れるのか?」という疑問に答えてくれます。

「バットマン」は、最も頻繁に引き合いに出されるスーパーヒーローの一人ですが、「バットマン」は超能力を持たない普通の人間です。億万長者で、目新しい道具のコレクションを持っていることは 確かに"強み"ですが、それが「バットマン」であり続ける、すなわち「1度として負けられない」という最大の難問の解決になる訳ではありません。


プロボクサーで30勝1敗といえば、凄い記録ですが、「バットマン」のように相手が闇の戦士の場合には、その1敗が死を意味します。「ゴッサムシティ」の悪党たちは、レフェリーが止めに入ることなど許されません。だから、「バットマン」であり続けるには、ただの1度も負けられないのです。

所謂「失敗」は許されないのです。

例えば、どんなに頑張っても無敗でいられるのは どのくらいだろうかと考えたとき。もし「バットマン」のように出来る限り 万全に体を鍛え上げたとして、私たちは どのくらいの期間、連勝記録を維持できるか調べた研究があります。「ヴィクトリア大学」のE・ポール・ゼーア氏は、大まかな目安を得る為に、『トップクラスのボクサー』、『総合格闘技のファイター』、『プロフットボールのランニングバック』の選手など、「バットマン級」の"アスリート"を対象に調査したところ、「無敗のバットマン」でいられるのが、『3年』だったのです。


私たちは、「無敗のバットマン」になろうとはしていませんが、あたかもそうであるかのように『行動』する人々が少なくありません。私たちは「常に、落ち度があってはならない、一度 『失敗』したら終わりだ」と思っていますが、私たちは「バットマンではありません。何度でも「失敗」し、断念し、学ぶことが出来るのです。というより、それが学ぶ為の唯一の方法なのです。


◎と言うことで…

concanが考える「"運"の引き寄せ方とは?」と題して書いてきましたが、結局「運」を引き寄せる為には…

まず、大前提として「自己理解」を深め、自らの『判断基準』=「自分のものさし」を持った上で、どんな「選択」をするかで決まります。

その「選択」が…

●積極的に新しい"コト"に「挑戦」し続ける=『大量行動!』

●神経質にならず、常に前を向く=『ポジティブ!』

そして…

●「失敗」しても諦めず、やり続ける=『やり切る!』

この明るくポジティブな『サイクル』の中で、素晴らしい人たち(人脈)に出会い「運」が開けるのだと思います。


また 日本では、こんな"言葉"があります。「人生」で成功するには「ウン・ドン・コン」が大事だと言われています。

それは、「運」と「鈍感さ」と「根性」のことです。

◆「運」についてはこれまで、説明してきました。

人生の成功者たちに、「あなたは、何故 成功したのか?」と聞くと、たいていは「"運"が良かったからだ」と答えます。

また ビジネスの成功者に『ギャンブル好き』がいないとも言われています。ルーレットに はまる「ビル・ゲイツ氏」や「孫 正義氏」など想像も出来ません。賭け事をすれば、必ず勝つことがあり、勝てば その分 貴重な「運」をすり減らすことになるからです。


◆2つ目の「鈍感さ」も また 重要な要素です。

世の中を見回せば、成功者には鈍い人が多いことに気づきます。彼らの長所は、「失敗」しても やたらと"くよくよ"したり、必要 以上に"落ち込んだり"しません。実は、このタイプは成功にも鈍いのです。望み通りに事が運んでも「なんだ、この程度か」で済んでしまうので、更に 大きな成功を目指して、淡々と"努力"することが出来るのです。成功に無頓着でいられる鈍さこそ、大成の秘訣なのです。


◆3つ目の「根性」の「根性」とは、"スポ根"のような"がむしゃら"に努力することではありません。

ここで言う「根性」は、同じことを飽きもせず"ダラダラ"と続けられる『気質』のことです。実際、強いスポーツ選手にはそういう「根性」を持った人が多くいます。

「関取、今日の勝負は如何でしたか」「一番一番やるだけです」「今場所は優勝では?」「明日がんばるだけです」

このようなことを指しています。

余計なことは考えず、過剰に気負うこともなく、やるべきことを ただ黙々と 取り組むのです。この「愚直さ」が、最終的に大きな勝利を齎します。


結局 「運」を引き寄せるには、人の"言葉"や"流行"に左右されない「鈍感さ」と「気長な根性」がいるのです。

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