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【concanトピックス特別編】concanが考える「『1分間スピーチ』の重要性とは?」~副題:「1分間スピーチ」を成功させる"5つ"の秘訣!~

今日は、concanが考える「『1分間スピーチ』の訓練によって、得られるスキル」について書きます。


多くの企業で実施されている朝礼での「1分間スピーチ」。

指名されたメンバーが"1分間"で完結する話を部署やチームの他のメンバーに伝える取り組みですが、朝の貴重な時間を割いてまで 実施する"意義"を見い出せない人もいるかも知れません。


しかし「1分間スピーチ」を行うことには『意義』や『目的』があります。「1分間スピーチ」は、人前で話すことに対して 苦手意識を持っている人にとって非常に効果的な"トレーニング"の一つです。 『社会人』になると、社内外問わず様々な場所で「トーク力」が求められます。


特に、「プレゼン」や「商談」などの"場"に於いて、製品やサービスについての"アピールポイント"を的確に伝えられれば、大きな成果を上げることにも繋がります。「プレゼン」や「商談」を上手くこなす為にも、日々の「1分間スピーチ」は本番に向けた練習として大きな役割を果たします。

"いざ"という時に慌てず 自身の『仕事』の成果をアピールする上で、人前で話すことに慣れていれば、それだけで大きな"アドバンテージ"となります。


多くの企業が貴重な朝の時間を使って「1分間スピーチ」を採用しているのは、どんな場面であっても 自身の『仕事』に関して"きちんと"説明できる『能力』を養うことを『目的』としています。したがって、社内の取り組みだと思って手を抜いていては 大事な場面で上手に説明をする"力"を発揮することは、出来ません。


「1分間スピーチ」によって 人前で話すことに対する慣れが養われますが、"身に付く力"は 実は それだけではありません。限られた時間内に話をまとめ、相手に「要点を"的確"に伝える力」も養えます。"1分間"の中に 『話のあらすじ』、『伝えたいこと』、『結論』を全て入れ、更に 聞く相手にとって分かり易く伝えるには、「論理的思考力」が必要となります。「1分間スピーチ」を繰り返し行うことで「論理的思考力」が身に付けば、『10分』、『30分』と話す時間が延びたとしても、話の"軸"をぶらさずに柔軟に対応できます。


「論理的思考力」を身に付けることが『目的』であれば、何もスピーチをする必要はないと考える人もいるかも知れませんが、聞く人に分かり易く「伝える力」を養うには、実際に人前で話すという実践で"アウトプット"する場が重要です。

相手の表情を見ながら、『間合い』や『タイミング』を計りつつ 話すことが出来れば、伝えたい内容を より正確に伝えることが出来ます。そういった意味でも「1分間スピーチ」は、自分が論理構築した内容を効率的に伝える練習となるのです。


『頭脳明晰』で、非常に優秀にも関わらず、説明するのが下手なタイプの人もいますが、そういう人は"アウトプット"の練習が足りないのです。自身が理解する"インプット"は得意でも、その内容を相手に伝える"アウトプット"が適切でないと、『仕事』の連携が上手くいかないことも考えられます。

"アウトプット"が苦手という人こそ、積極的に「1分間スピーチ」で、日々 練習することが大切なのです。


「プレゼン」や「商談」の成否は、伝え方一つで大きく変わります。いい製品やサービスであったとしても、その魅力が"きちんと"相手に伝わらなければ、成約に結び着くことはありません。特に、営業職の人は「伝え方」で勝負する職種であるだけに、相手に 如何に 分かり易く説明できるかを 常に 意識する必要があります。「


プレゼン」の達人として有名な『Apple』の創始者「スティーブ・ジョブズ氏」は、生まれた時から「伝える力」に"秀"でていた訳ではありません。自身が携わった製品の良さを分かり易く、シンプルに伝えるかを 常に 考えていたからこそ、素晴らしい「プレゼン」が発表会の"場"で出来るのです。また、本番さながらの「リハーサル」を何度も入念に行っていたことも有名な話で、「伝える力」は"センスではなく努力で身に付くもの”であることを教えてくれています。


朝の「1分間スピーチ」は、「プレゼン」や「商談」の本番を想定した話の練習として 最適の"場"です。自分の順番が来たから何かを話せばいいというのではなく、相手に分かり易く 自身の考えを伝えることを 常に 意識すべきだと思います。

「伝える力」の向上、そして 「プレゼン」や「商談」の能力アップを目指し、積極的に「1分間スピーチ」を活用することが大切です。


では、次に 「1分間スピーチ」のテクニックやノウハウについて紹介します。

「1分間スピーチ」を行うときに…

「時間がないから話すことは、その場で決めよう」と適当に『テーマ』や『ネタ』を決めている人がいるかも知れません。

しかし「1分間スピーチ」を成功させる為には、それなりの『事前準備』が必要です。ここからは、「1分間スピーチ」をする前にやっておくべき『事前準備の"3つ"』を紹介します。


■1【「1分間スピーチ」をする際に準備したい"3つ"のポイント!】

◆事前準備1.「スピーチで話す『テーマ』や『ネタ』を決める!」

「1分間スピーチ」で重要なのは、話題選びです。そもそも 話す内容がなければスピーチは成立しませんし、『雑学』や『ニュース』など、聞き手が興味を持つ『テーマ』でなければ、話自体を聞いて貰えません。


その為、『事前準備』として、まずは 話す『テーマ』や『ネタ』を決める必要があります。重要なのは、聞き手にとって有意義な内容になるかどうかです。


◆事前準備2.「『テーマ』や『ネタ』が決まったら、原稿を考える!」

『テーマ』や『ネタ』が決まれば、準備の半分以上が終わったとも言えます。しかし 実際にスピーチをする上で、欠かせないのが内容を書いた"原稿"です。まずは、話す『テーマ』や『ネタ』について、聞き手に伝えたい内容を好きなだけピックアップします。そして、言いたい内容を"違和感"のない日本語に直し、おおよその『文章構成』を完成させます。


◆事前準備3.「話す内容の文字数は、大体 300字前後でまとめる!」

スピーチ時間が"1分間"の場合、通常のスピードで話せるのは 大体 300字前後だと言われています。

"原稿"が出来たら、内容を 更に 精査し おおよそ300字程度に、話すことをまとめます。


どうしても 300字を大きく超えてしまう場合は、話す速度を速めるのも可能ですが、スピードが速すぎると聞き手が付いてこられません。相手にスピーチの内容をしっかり理解して貰う為には、なるべく 300字前後にまとめるのが「1分間スピーチ」の理想です。


■2【「1分間スピーチ」では何を話すべきか?】

*オススメの面白い『テーマ』や『ネタ』とは?

「1分間スピーチ」に関して 多くの人が"悩む"のが、『テーマ』や『ネタ』としてどんなものを選ぶべきかという点です。

ここからは、「1分間スピーチ」で話すべき『ネタ』について、例文を含め"3つ"ほど紹介します。

*「スピーチのネタ例」→『自己紹介』『"ハマっている"ことや趣味』『休日の過ごし方』『最新ニュース』『決意表明』など。この中から"3つ"紹介します。


◆スピーチのネタ1.「自己紹介!」

「会社に入って、まだ あまり時間が経っていない」「会社に新人が入ってきた」という場合、「自己紹介」は、当たり前に行われます。また、入社して 直ぐの場合は「1分間スピーチ」で「自己紹介」をすれば、自分のことについて 短時間で理解して貰える為、職場に早く馴染めるようになります。


「自己紹介」を「1分間スピーチ」の『テーマ』にする場合、"2つ"のパターンが考えられます。

まずは、ほぼ 初対面の人がいる場合は、「自己紹介」として、自分の名前や生年月日、血液型など 基本的な情報を説明し「これから よろしくお願いいたします」という"言葉"で締めます。

またもう一つ、ある程度知っている職場の人が聞き手の場合、学生時代の経験や仕事で大変だったことなど、よりパーソナルな内容を話すます。


◆スピーチのネタ2.「時事ネタや最新ニュース!」

「仕事に関係する内容にしたい」「周りの人に知的だと思われたい」という場合、時事ネタやニュースについて話すことが多くなります。

最近話題になったことや、自社の取引先に関するニュースを解説し、自分の見解を述べれば 聞き手にとっても役立つスピーチになります。


時事ネタやニュースを話す際は、まずは「最近話題の、〇〇について話します」と『テーマ』を伝えます。そして、聞き手が そのニュースを思い出せるよう、ほんの少しだけ時間を置くと効果的です。その後は、ニュースの内容について 全く知識がない人でも理解できるように分かり易く解説することが重要です。そして最後に、個人的な見解や感想を話しスピーチを締めます。ニュースを『ネタ』にする場合、自分の見解はなるべくデータや理論に基づいたものであることが好まれます。


◆スピーチのネタ3.「抱負や意気込みなど、『決意表明』をする!」

年度始めや新しいプロジェクトがスタートした時など、職場全体の"モチベーション"が上がっている時にオススメなのが、自分の抱負や意気込みに関しての話です。

自分のやる気をアピールすれば、話を聞いている上司や同僚にも好感を持って貰えますし、決意を"言葉"にすることで、自分の"モチベーション"を 更に 上げることも出来ます。どんな抱負を持ち、何故 その決意に至ったか、端的に解説することで 職場の仲間全体で"やる気"が共有できます。


■3【「1分間スピーチ」の"質"を高める為に 気をつけたい注意点!】

限られた時間で行う「1分間スピーチ」では、意識しておきたい『注意点』があります。ここでは、その『注意点』を紹介します。


◆注意点1.「時間オーバーをしないよう気を付ける!」

「1分間スピーチ」に於いて 一番怖いのが、時間オーバーです。特に 時間が厳密に測られている場合は、時間を過ぎれば聞き手にだらしない印象を与えてしまいます。

スピーチの時間が決まっている時は、出来るだけ『文章量』を減らし、多少のトラブルがあっても時間内に言いたいことを収められるよう、何度も訓練する必要があります。


◆注意点2.「聞き手に 一番伝えたい要点を端的に述べる!」

『テーマ』の分からないスピーチを"1分間"も聞き続けるのは、聞き手にとって 非常に辛いものです。最後まで『テーマ』がよく分からない文章だと、「時間を無駄にした」「聞かなければ良かった」と感じる聞き手も出てきます。そのような事態を防ぐ為にも、一番伝えたいことが伝わるか、という観点で"文章"を再チェックする必要があります。

結論を最初に持ってくる、重要なことを言う前に一呼吸置く、などの方法も要点を伝える効果的な方法です。


「1分間スピーチ」では、話す『テーマ』や『ネタ』だけではなく、話し方も周りの人から注目されています。

ここからは、「1分間スピーチ」を成功させる為の"秘訣"について、特に『話し方』を中心に紹介していきます。


■4【「1分間スピーチ」を成功させる"5つ"の秘訣!】

◆スピーチの秘訣1.「『1分間スピーチ』の場合、"2段落構成"にする!」

時間が"1分間"しかない中、1分が長いとダラダラした印象になってしまい、どこが 重要なポイントなのか伝わらなくなってしまいます。その為、「1分間スピーチ」では、文章を"2つ"に分け、簡潔に構成することが必要です。

言いたいことが はっきりしている場合、結論を先に持ってくることで何が重要なのか、聞き手に はっきりと印象付けることが大切です。


◆スピーチの秘訣2.「いくつもの話題を出さず、一つの題材について語る!」

「1分間スピーチ」の『ネタ』を調べるうちに、話したいことがたくさん出てくる場合もありますが、『テーマ』が多くなればなるほど、聞き手は「結局この人は何が言いたいんだろう」と混乱してしまいます。


『テーマ』が分散してしまい そんな時でも、聞き手の理解度を考え、なるべく最初から最後まで、一つの話題についてのみ話すことが重要です。


◆スピーチの秘訣3.「原稿が出来上がったら、暗記するまで 反復練習する!」

文字数や構成、内容が しっかりしていても、"原稿"を見ながら話していたのでは、聞き手に自信の無い印象を与えてしまいます。「1分間スピーチ」の前には"原稿"をスラスラ暗記できるようになるまで、反復練習を行うことが必要です。


話すスピードによって、「思っていたより時間が余る」「文字数を抑えているのに時間が足りない」と言ったケースも考えられます。暗記をするまでは毎回、時間を測りながら"原稿"を読む練習が必要です。


◆スピーチの秘訣4.「相手が聞き取り易いよう"ハキハキ"話すのを意識する!」

いくら内容が良くても、下を向いて ぼそぼそ喋っている人のスピーチを聞こうと思う人はいません。スピーチを行う際には、なるべく聞き手の顔を見るよう意識し、聞き取り易いよう出来る限り"ハキハキ"と言いたいことを伝えるようにします。


自分の喋り方に自信の無い人は、いつもより、口を大きく開けることを意識して、事前に何度もスピーチの練習を行うことが重要です。


◆スピーチの秘訣5.「スピーチに対してタイトルを付ける!」

「1分間スピーチ」の"質"を大きく変えるのは、タイトルです。多くの人はタイトルなしにいきなり、本題に入ってしまいますが、最初に「〇〇について話します」と言った形で『テーマ』を伝えると、聞き手の理解度は格段に上がります。

何についてのスピーチか分からないまま、聞き続けるというのは、案外 辛いものです。スピーチにタイトルを付ければ、聞き手の心構えが出来る為、「この人のスピーチに集中しよう」と思ってくれます。


◎と言うことで…

concanが考える「『1分間スピーチ』の重要性とは?」と題して書いてきましたが、ここで『テレビ業界』(アナウンサーの世界)で有名な「70秒の法則」について紹介します。


NHKアナウンサー時代、夏に『アテネ五輪開会式』の実況を務め、その冬に『紅白歌合戦』の総合司会をやるという、よく考えるととんでもない"偉業"を成し遂げたのが、現在「Nスタ ニュースワイド」や「土曜朝イチエンタ」で おなじみの、キャスターを務める「堀尾 正明氏」。インタビュー相手の"本音"を引き出すことに定評のある「堀尾氏」の世界を紹介します。


「堀尾氏」曰わく 人の話は、「長すぎると、相手に悪い印象しか与えない」と言います。

ニュース番組で観るストレートニュースの殆どは、「1分10秒~1分半」の長さにまとめられています。

これには理由があります。これ以上時間を掛けると、視聴者は 長すぎると感じ、これ以下だと物足りなく感じるからです。

日本語で『一つの情報』を伝える場合、「1分10秒から長くて 1分30秒くらい」が一番 分かり易いのです。

そこで、『テレビ』や『ラジオ』のニュースは「約70秒前後」にまとめられています。


裏側から言うと、ニュースを観たり聞いたりしている視聴者の"集中力"は「70秒間くらい」しか継続してくれないと言うことでもあります。

この「70秒の法則」は、ニュースだけではなく、普段の『日常会話』にも応用できます。自分の話を集中して聞いて貰いたいのなら、一つの『テーマ』を「70秒前後」で話す必要があります。


「たった"70秒"では何も伝えられない」と思うかも知れませんが、実は"70秒"という時間は決して短くありません。

なにしろアナウンサーは『3秒』で何を話すかで"勝負"しています。「3秒の沈黙」は、テレビでは相当長く感じられます。


実際に、生番組では、アナウンサーがアドリブで"ひと言"つけ加えて時間合わせをしますが、たった"3秒"の時間でもしっかりとメッセージは伝えることが出来るのです。

「明日は晴れますが湿気が多いようです。体調管理に気をつけて下さい」

これも"3秒間"で言えるコメントです。

だからアナウンサーは、"70秒"という時間があれば、言いたいことは 大抵 言いきれると実感で知っているのです。


何かのミーティングの時の「自己紹介」や「スピーチ」で、進行係から「一人 1分くらいで お願いします」と言われることはよくあります。時間を言われなくても「ひと言 お願いします」の「ひと言」は"70秒"だと考えていいのです。

しかし、大抵の人は話は『15秒』や『20秒』で終わってしまい 時間が余り過ぎたり、逆に『3分』、『5分』と長く話し過ぎたりしてしまうことが多いのです。「短すぎれば印象に残り難いし、長すぎれば飽きられてしまいます」。

特に長すぎるのは禁物で、「悪い印象しか残しません」。

時間は取り返しがつかないものだからです。とても面白い内容なら別ですが、誰もが、その人の長い話を聞くほど無駄な時間はないと思ってしまうのです。


学生時代の校長の朝礼の訓示や結婚式での祝辞が長すぎて「早く終わらないかな」と心の中でつぶやいた経験は、誰しもあると思います。しかし、これらの話は 本人は意外と分からないものです。


「1分間スピーチ」や「1分10秒~1分半スピーチ」など、人に『伝える力』は全てのビジネスパーソンに取って必須な『能力』です。限られた時間の中で、想いを込めて、相手に「要点を"的確"に伝えること」。所謂「話のあらすじ」、「伝えたいこと」、「結論」(落とし)を全て入れ、聞く相手が興味を持つ内容で、更に 分かり易く話すことは、これからの時代に 益々 求められる『能力』です。

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