今日は、いつもと違った切り口で書きます。
皆さんの周りの「企業経営者」や「出来るビジネスパーソン」は、筋トレを日課としている人が多いと思いませんか?
少なくとも、私の周りでは 殆どの人が筋トレまでとは行かなくても、運動を日課にしている人が多い気がします。正直に言うと、顔つきで「この人 運動しているな!」と、私が勝手に想像している人も多数いますが。ただ、運動好きが多いのは 事実だと思います。
そこで 今日は、「『ビジネスの成功』と『筋トレ』には、相関関係があるのか?」について調べてみます。
そもそも…
【経営者は、本当に筋トレを日課にしているのか?!】
*勿論 調べてみても、確実な統計はありません。しかし 実は、幾つかの『簡易なアンケート』では、少なく見積もっても 男性経営者の『約2.5割』が、筋トレを日課にしていると言われています。更に、様々な研究から「運動習慣と年収には相関関係がある」ことが分かっていて、「運動をする頻度が高い人ほど、年収も高い」という統計が出ているのです。
年収750万円以上の層と、300万円以下の層を比較すると、運動する回数の差は、なんと2倍にも及ぶという結果もあるそうです。
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ここで…
【日本と海外での筋トレへの認識の違い】について見てみます。
*実は 日本は、海外と比べても、極端に筋トレをしない国と言われています。
例えば、日本に於ける「各町のフィットネスの普及率」を見ると、日本は『3.3%』となっていて、これは 諸外国と比較しても少ない数字です。お隣の韓国では『約8%』で、アメリカでは『約18%』と、その差は明らかです。
その大きな理由は…
●日本では「フィットネスの目的がダイエットになっているから」と言われています。日本人の多くの方のフィットネスに通う"モチベーション"が『健康維持』よりも『ダイエット』であり、体重を落とすことを目標にした『ダイエット』では、その数字を達成したところで終了になりがちなのです。
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ちょっと 話が脱線しましたが、では…
【なぜ 経営者は「筋トレ」を日課にするのか?!】
◆1「体力を養うため!」
*シンプルに、筋トレをすることは 健康に良く、体力増加に繋がるからです。経営者は、日々 体に大きな疲労を齎す決断を行い、時には 失敗が続くこともあります。そのような事に打ち勝つためには、日頃から体を鍛えておく必要があるからです。
◆2.「精神力を養うため!」
*筋トレをすることは、健康は勿論、精神力強化にも繋がります。経営者にとって、企業経営は 孤独な戦いです。日々 環境が変化する中で、従業員とその家族の生活を背負って、事業の舵取りをし続けるこの精神的負担は、大変なものと、私でも容易に想像できます。
そこで、日頃から 筋トレを行うことで脳が活性化され、以下のホルモンが分泌され、それが 精神にプラスに作用するするのです。
●1.「テストステロン(男性ホルモン)」
「生きる活力」「生気」「決断力」といったバイタリティを高める作用があります。
●2.「セロトニン」
精神の安定や安心感や平常心を齎し、ストレスへの効能があります。また、鬱状態になり難くなります。
●3.「ドーパミン」
脳内報酬系として有名です。快感や幸福感を齎し、ポジティブ思考を促すホルモンです。やる気や、意欲を掻き立てます。
●4.「ノルアドレナリン」
覚醒作用があり、注意力や作業効率が上がります。ストレス耐性がつきます。
◆3.「集中力の向上!」
*集中力を発揮する為には、脳のエネルギー源である酸素を多く送り込む必要があります。言い換えると、集中力が高い状態というのは「脳に酸素が多くある状態」ということです。
筋トレをすると筋肉が刺激されて血の巡りが良くなります。これにより、ヘモグロビンが酸素を脳まで運び、集中力が上がります。その為、仕事前の午前中に筋トレをする人も多いのです。
◆4.「成功体験が蓄積され、自信がつくから!」
*筋トレは、自信を高めてポジティブな気分を齎してくれます。何故なら…
やったことに対する効果の確実性が高い点が、精神衛生上 とても良いのです。ビジネスの場合は、不確定要素が多い一方で、筋トレは やればやるだけ確実に筋肉量が増え、体脂肪率などの数値が変わります。つまり、「運動を継続できている」「運動の効果が現れている」といった日々の達成感が、自信の源になるのです!
運動は、正しくやった分だけ 体重 減少などの効果が現れ易く、不確定要素が少ないため、自己効力感を得るには 最適な手段なのです。
私も特に、これには「なるほど~!」と納得させられました!
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◎と言うことで…
『企業経営者』や『ビジネスパーソン』が筋トレをする理由を調べてみました。筋トレを行う理由は、様々だと思いますが、やはり 筋トレと経営・ビジネススキルには"共通項"が多く、とても面白いと思います。確かに、筋トレでも、KPIを定めてPDCAを回しているはずです。その中で、小さな成功体験を積むことは、更なる挑戦の火種となっているのだと思います。経営者が筋トレをする理由は経営に似ていて単純に"楽しいから"なのかも知るません。
〇ここまでを踏まえて、"ふと"ある言葉を思い出しました。それは「心・技・体」というです。
調べてみると、これは 明治に出版された「古木 源之助氏(柔道家)」の著書『柔術独習書』の中で 初めて出てきた"言葉"で、意味は ご存知の通り「心(こころ)、技(ぎじゅつ)、体(からだ)の全てのバランスが整ったとき、最大限の力が発揮できる」ということです。
現代訳では、「心」「技」「体」は 以下のように訳されています。
■心=「ミッション・ビジョン・価値観・倫理観」
■技=「戦略・戦術・技術・スキル」
■体=「行動力・継続力・目標達成力」です。
つまり…
●経営者は筋トレを通して、自然と経営者として必要な「心・技・体」のうち「体」は勿論のこと、「心」も養っているのかも知れません。
こうやって 書くと当たり前のことですが、改めてビジネスマンは、しっかり 筋トレ(運動)をしないといけないと思います!
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●最後に、「そもそも 社会背景から見ても、『全員』が『健康で居ること』が益々 求められる時代が来る!」についてです。
それは「人生100年時代」の到来です。
■「人生100年時代」とは…
アメリカの「リンダ・グラットン教授」が提言した、「寿命が(100歳前後まで)今後伸びていくにあたって、国・組織・個人がライフコースの見直しを迫られている」という内容を表す言葉です。
更に 分かり易く言うと…
今までは「教育を受ける」「仕事をする」「引退して余生を過ごす」の3段階を一方通行で通っていたライフステージが、今後は 個人の状況、必要に応じて自由に行き来しないといけないということです。
「人生100年時代」の背景にあるのは「平均寿命の延伸」ですが、単に寿命が長ければ健康という訳ではない事は、明らかです。寿命が伸びても健康的な体でなければ、幸せな人生を過ごす事は難しい想像できます。
つまり 実は、これからは…
若者にとって「生き易い時代ではなく、自己責任が伴う厳しい時代」なのかも知れません。
私も、若い内から筋トレをしながら、先ずは「逞しい"体"」を作ろうと思います!さあ 皆さんも、筋トレ(運動)を始めましょう!長くなりましたが以上です。
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