皆さんは「成功者」に対して、どのようなイメージを持っていますか?
勿論、生まれつき『才能』があり 何か一芸に長けている人をイメージすると思います。では、『才能』がない人が成功できないのかと問われると、それも違うのかも知れません。私自身も確かに 今までは「何か 特殊な能力を持っている人」が成功者になると、思っていました。しかし、多くのビジネス上の成功者と言われる人を実際に見てみる、もしくは 調べてみると、実は「特殊なこと」「奇抜なこと」をしている訳ではなく、「普通(当たり前)のこと」をしっかりと着実に、長期に渡ってやり遂げた人が多いような気がします。勿論 若手の私が、知らない世界があるのも事実ですが、「成功者=生まれつき飛び抜けた能力を持っている人」と一概に言うのは違う気がします。どちらかと言うと、毎日の"コツコツ"とした努力を継続して成功を手にした人が多いと思います。
そこで 今日は、「何故 成功者は『凡事徹底』を行うのか?」について書きます。
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そもそも…
【「凡事徹底」とは?】
●Weblio国語辞典によると「なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または、当たり前のことを極めて 他人の追随を許さないことなどを意味する四字熟語。」です。
ポイントは「なんでもない当たり前のことを徹底して行う」ということで、何か特別なことをやるのではなく、当たり前のことを徹底的にやり続けることで他との差別化が図れ、大きな結果を出すことだと思います。
しかし、「普通のことをちゃんとやる」というのは、実は とても難しいと思います。更には、それを継続するとなると尚更です。私自身も振り返ってみれば、やればいいだけのことを出来なかったことが 数多くあります。語学や読書、掃除など、数えればキリがありません。
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では…
【なぜ、「普通のことを ちゃんとやる」が出来ないか?】
●調べてみると、これには 大きく「3つ」の理由があると言われています。こうやって見てみると当たり前のこと ばかりですが。。。
◆1.「どんな人もズボラになるから!」
*人間は、どんなことも慣れてしまうと横着になって、ズボラになります。例えば、「会社に入りたての時」や「新しい仕事に就く時」などは緊張して、一つ一つミスがないように、それこそ「凡事徹底」の精神で丁寧に物事を進めると思います。しかし、慣れてきて自信が付いてくると「これまでも出来ていたのだから、適当にやっても 今回も出来るだろう」という気分になってきます。それで確認を怠ったり、何かの工程を飛ばしたりしてしまうのです。
◆2.「人間の本能から来る『飽き』!」
*人間は、同じことをずっとし続けると、段々と飽きてしまいます。そうすると「凡事」ではなく、「特殊なこと」を試してみたくなるものです。王道をしっかり歩くのではなく、「何かショートカットがないだろうか」と探すのです。勿論、これは本能であり、これ自体が悪いことではありません。
◆3.「そもそも目標も危機感もないから!」
*目標や危機感はいつも通りの自分を変えてくれるエネルギーになるはずです。しかし、このようなものがないと、当たり前のことに対しての意義が見い出せず、継続する意志も小さいのです。人間は楽な方に流れてしまうもので、当たり前のことほど、軽視しがちです。また、今日くらいは やらなくても良いかという甘えが生じるので、当たり前のことを徹底してやるということは 実はとても難しいのです。
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では…
【「凡事徹底」のコツについて!】
結論から…
●「『飽きるまで』ではなく、『快適になるまで』継続するということです!」
*何かをしていて「飽きがくる」ということは、まだ意識的に仕事をしている証拠で、実は その能力は身に付いてはいません。語学でも自転車に乗ることでもビジネススキルでも、能力は 一度 身に付く(無意識でも、出来るようになる)と維持し易いのですが、身に付かないうちに練習を辞めてしまえば、徐々にゼロの段階に戻ってしまいます。
もし、何か 無意識でも出来るようになれば、意識を使わないので「飽きる」ということ自体が起こりません。無意識でやっていることは苦にならないのです。むしろ、何も考えなくて良いので、体で覚えたルーティンは快適さを齎します。
つまり…
●「凡事徹底」を多くの人が出来ないのは、根底に「飽きるまでやってみよう(飽きたら辞めよう)」という考えがあるからです。
本当は「快適になるまでやる」ことが必要なのです。私の友達にもいましたが、転職の際に「今の仕事に飽きたから転職したい」という人がいますが、実は まだ 能力が身に付いていないのに、とても 勿体ない事なのです。その状態で新しい仕事に移ると、履歴書上では確かにキャリアになっていても、実際は どの能力も不十分な人となってしまいます。
一流の人は、ルーティンワークを厭いません。とにかく 努力しなくても自然に「凡事徹底=普通のことをちゃんとやる」が出来るようなると、自然と成功へと繋がるのです。
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◎と言うことで…
今回は「成功者」という切り口で調べましたが、何も『成功』とまで行かずとも、個人の「成長」でも同様だと思います。例えば
私にとっては、このブログを週に2回書くことが「凡事徹底」であり、自分自身の成長を身をもって感じています。
振り返ってみると、このブログも途中で「きつい」「飽きた」という感覚の時期がありました。しかし それでもやり続けた時、ふと振り返ると「楽しくなっている!」という感覚を 今でも覚えています。勿論 その時は、気づかないものですが、後から気づくものです。これこそ、「飽き」を超えて「快適」になりつつあるのかも知れません。
また 苦しい時ほど、隣の芝生は青く見えるものです。しかし 近づいてみると、青くないように、実は 目の前のことを愚直にやり続けることが 1番の近道なのかも知れません。
●最後に…
イチロー選手の心に刺さる言葉を紹介します。
●「僕は、高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。その10分の素振りを1年365日、3年間続けました。これが 誰よりもやった練習です。」
私は、この言葉に物凄い驚きを覚えました。
何故なら、1日の内のたった「10分」だからです。2時間・3時間ではなく たったの10分です。しかし、この「10分」が人生を大きく左右するのです。
私も、改めて「凡事徹底」の大切さを感じます。
長くなりましたが以上です。
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