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  • 株式会社コンカン

【若手社員の成長期!】第86回:「疲労回復を促す『腹圧呼吸』とは?!」~あなたは、日頃の疲労を回復できていますか?~

現代の情報社会に於いて、殆どの『ビジネスパーソン』は多忙だと思います。勿論「疲労」も溜まり易く、その「疲労」は溜めれば溜める程に、体の状態は悪化し、栄養ドリンクで ごまかして自転車操業みたいなことは よくあります。そんな中で、睡眠の"質"が注目されたり、もっと広い意味で言えば、「疲労」そのものがフォーカスされることが多くなりました。私自身も「酒」で紛らわせたりと、何かと誤魔化した経験があります。そんな社会に於いて、疲れを回復させる「呼吸方法」が、今 注目されています。そこで 今日は、今後も続くビジネスライフを見据えて、「疲労」と呼吸の関係について 調べてみます。





そもそも…

【「疲労」の正体とは?!】

結論から言うと…

●「脳と体のバランスの崩れ」と言われています。

*運動に限らず、私たちは活動することによってエネルギーを消費しています。活動後にきちんとリカバリーが出来ていないと、脳と体の「バランス」が崩れてしまいます。この「バランス」が崩れたとき、人間は疲れを感じるのです。その為「睡眠時間が十分でない、又は "質"がよくないこと」「栄養バランスが悪いこと」「自律神経が乱れていること」など、今まで疲れの原因と言われてきたことは、どても その通りですが、原因は"1つ"だけではないと言うことです。「疲労」は そうしたものが複合的に絡まり、バランスが崩れることで起こっています。つまり 睡眠や食事などのうち、どれか"1つ"を改善しただけでは十分に回復できません。


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次に…

【自分の意思からくる疲労!】

*先述の通り、脳と体のバランスの崩れから「疲労」が溜まりますが、実は 日本のビジネスパーソンは、特に疲れが溜まり易いと言われています。何故なら「目的意識の欠如」が多い国民性と言われているからです。

人間は、ゴールや目的が分からないまま、自分の意思ではないことを長時間し続けると「疲労」を感じます。「何を」「いつ」「どのような道を通って(やり方で)」「どのぐらいの期間で」「どういう結果を目指すのか」ということが明示されていないとモチベーションも高まらず、結果として"疲労感"ばかり膨れ上がってしまうのです。

逆に「何の為に前に進んでいるのか」という動機づけがハッキリしていると、気分を盛り上げる脳内物質である『ドーパミン』が分泌されて、モチベーションが高まり、思考が前向きになります。『ドーパミン』が分泌されると、集中力や注意力がアップし、ストレスに対抗できるよう、体の状態を整えてくれるのです。


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では…

【疲労に効果的な「服圧呼吸」とは?】

実は、脳と体のバランスを崩してしまっていても、誰でもできる回復方法があります。それが…

●「呼吸」です。

*人間の生命活動は、"交感神経"と"副交感神経"という「自律神経」の働きによって成り立っています。脳から出された指令は、「自律神経」を通じて心臓や肺、内臓などに伝えられ、"交感神経"が優位になると緊張状態となり、心拍や呼吸が早くなったり、胃腸の動きが抑えられます。一方 "副交感神経"が優位になるとリラックス状態となり、ゆっくりした心拍や呼吸になり、胃腸の動きも活発になります。つまり「自律神経」に働きかけるような行動をとることによって、"交感神経"と"副交感神経"の働きをコントロールすることが出来るのです。これは アメリカのスタンフォード大学でも、その効果を示す論文が幾つも出されているそうです。


そして その中でも、もっとも効果的な方法が…

●「腹圧呼吸」という呼吸法です。

*「腹圧呼吸」とは、お腹に腹圧を掛けながらしっかり息を吐くことで、"副交感神経"を優位にする呼吸法です。現代人は、会社での人間関係や通勤時間の長さ、他人の目を常に気にすることなどから、緊張状態が寝る寸前まで続いていることが多くあります。当然 "交感神経"が過剰な状態になっているので、意識せずに呼吸をしていると、自然と心拍や呼吸が早くなります。すると 息を吸うばかりになり、呼吸が浅く、早くなります。「腹圧呼吸」を知っていれば、"交感神経"を休め、"副交感神経"を活発にして、体だけでなく感情面もコントロールすることが出来ます。あくまで 自分のコンディションを整える一つのツールとして、活用できるのです。


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それでは…

【「腹圧呼吸」を行なうときの"3つ"のポイント!】

■1.「姿勢を整える!」

*腰が反っていると、息を吸うことは出来ますが、息を吐ききることが出来ません。腰が反っている場合は肋骨が前に出ているので、しっかり胸を張ることが大切です。


■2.「体幹=コア・マッスルを安定させる!」

*体の中心である体幹を安定させないと、腰痛が起きたり、内臓機能の低下に繋がります。「腹圧呼吸」をする際は、体の"幹"を意識してみましょう。


■3.「横隔膜(おうかくまく)をしっかり動かす!」

*息を吸った時は横隔膜が下がり、肺が広がります。この時、肋骨は上がり開いた状態になります。腹圧を掛けたまま少しずつ息を吐いていくにしたがって、肋骨が お腹の内側に向かって締まっていき、横隔膜も上がっていきます。この時の、体が落ちていくような感じを大切にすることです。


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◎と言うことで…

"疲労回復"を促す「腹圧呼吸」について書きましたが、そもそも これからの社会背景から見ても、健康で居ることが 益々 求められる時代が来ています。

それは、「人生100年時代」の到来です。

■「人生100年時代」とは…

アメリカのリンダ・グラットン教授が提言した、「寿命が(100歳前後まで)今後 伸びていくにあたって、国・組織・個人がライフコースの見直しを迫られている」という内容を表す"言葉"です。

更に、分かり易く言うと…

今までは「教育を受ける」「仕事をする」「引退して余生を過ごす」の3段階を一方通行で通っていたライフステージが、今後は 個人の状況、必要に応じて自由に行き来ができるようになるということです。「人生100年時代」の背景にあるのは「平均寿命の延伸」ですが、単に寿命が長ければ健康という訳ではないことは明らかです。寿命が伸びても健康的な体でなければ、幸せな"人生"を過ごす事は難しいと容易に想像できます。その為、国が主導で健康寿命を延伸させる為の様々な取り組みも行なわれています。

つまり これからは…

●「健康でいること自体が、益々 求められている」ということです。

毎日 忙しくて 中々 「疲労」が回復しないという方は、先ずは「腹圧呼吸」を意識する事をお勧めします!

長くなりましたが、以上です。

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