みなさんは、今までの「人生」を振り返って、"後悔"なく生きられていますか? この問いに「はい」と答えられる人は、そう多くはないと思います。では 実際に、死の直前に誰もが口にする"後悔"とは 何なんでしょうか? 実は、ある看護師が末期患者と接する中で、彼らが口にした"後悔"の言葉を纏めた本があります。今日は、この本について 調べてみます。
そもそも…
①【何故、読もうと思ったのか?】
●「実際の死ぬ直前の"後悔"の言葉を知ることで、自分自身のキャリア創造のヒントを得るためたです!」
~人生の『正解』に辿り着かなくても、『後悔』はしたくない!~
「人が、死を前にして 本気で"後悔"する事とは? 」その時の言葉をまとめた本が「The Top Five Regrets of The Dying」です。これは、数多くの「最期」を看取った米国の女性介護人「ブロニー・ウェア氏」が死の床で聞いた、誰にでも共通する"後悔"を纏めた本です。この本で、「ブロニー・ウェア氏」が伝えたかった事は、「人生は、今からでも変えられる」という事です。私もキャリアを考える事が よくありますが、考えれば考える程、自分の人生の『正解』を見い出すことはとても難しく、寧ろ それは 目の前の事に"一生懸命"に取り組んだ末に、結果として現れるものだと思います。しかし 人生に於いて『後悔』する事はある程度の予測ができます。この本では、その『後悔』に焦点を当て、生きていく上で本当に大切にすべき事が隠されています。この本を読むことで、自分のより良い人生を送るための日々の行動変容に繋がる"きっかけ"にしようと思います。
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では…
②【今記事の、内容(要点)!】
■1.死の直前に誰もが口にする「"後悔"のことば」とは?
●「誰もが後悔する言葉は、『5つ』に集約できる!」
~あなたは、どれくらい当てはまっていますか?~
それでは、早速「"後悔"のことば」について紹介していきます。ここでは"5つ"の言葉が紹介されています。この"5つ"の言葉を意識して、毎日を生きることで、後悔する可能性を少なくすることができます。
〇1.「もっと自分らしく生きればよかった」
*これは、一番よく聞く『後悔』の言葉として紹介されています。人は、人生が終わりに近づいていると悟ったとき、もっと自分らしく生きたかったと考えるのです。幾つもの夢があれど、殆どの人は、そのうちの半分も全力を尽くさないまま時間が過ぎ去ってしまうのです。そして 実は、死の直前になって「自分の決断次第だった」という事に気づくのです。「人生が、もう長くは続かない」と分かるまで、自分で自由を見えづらくしてしまうのが人間です。
〇2.「あんなにガムシャラに働かなくてもよかった」
*これは男性の殆どが語っていた言葉として紹介されています。彼らは、自分の子ども達の幼い頃や、パートナーとの関係を懐かしみます。また 昔は男性が家計を支えるのが当たり前だった事も理由の一つです。「馬車馬のように働き続けて、人生の時間を無駄にした。もう少し家族との時間を大切にすればよかった」と、深く"後悔"するのです。しかし 一番は、仕事に"生き甲斐"を見つける事とも言えます。
〇3.「言いたいことは、"はっきり"と言えばよかった」
*多くの人が人間関係を円満に保つために、本音を胸の奥にしまいこんで生きています。色んな事に腹を立て、溜め込んで、泣いて怒って、その結果として病気になってしまう人が多い事も紹介されています。自分が思った事は素直に口に出してみることが大切なのです。勿論 それは、言いたい放題に生きるのではなく、相手の気持ちを尊重した上で、口に出してみることです。決して、自分の感情を口に出すこと自体は悪いことではないのです。
〇4.「もっと友達と連絡を取ればよかった」
*付き合いの長い友達の大切さに、死の直前になって気づく人は、たくさんいます。関係を続ける事よりも、自分の生活で 一杯になり、年々 大切な友達と疎遠になってしまう事もあるのです。「何故、もっと友人関係に時間と努力を費やさなかったのか」という事を、死の間際になって"後悔"するのです。実は、自分の幸せを自分だけで感じるよりも、その幸せを 他人と分かち合った時こそが、一番の幸せの瞬間です。
〇5.「もっと幸せを追求すればよかった」
*これも、驚くほどよく聞く"後悔"の言葉として紹介されています。言い換えると、そもそも 心の奥底で「自分は幸せになれない」と決めつけているとも言えます。死ぬ直前まで、自分の人生に「幸福」という選択肢がある事に気づけないのです。古い習慣にとらわれ、慣れ親しんだ快適さや身体的な条件を言い訳にして、情熱を忘れてしまっているのです。傍から見ると、幸せを追求しない人生なんて笑われて当然です。しかし 実に、人生の最期になって初めて「幸せを追求してこなかった事」に気づく人が多いのです。
■2.人生を後悔しない為の"4つ"の条件!
●少しずつ 変化すれば、幸せは開けるのだ!
~当たり前のことに、チャレンジしてみよう!~
誰もが口にする「"後悔"の言葉」を紹介しましたが、人生の最後に「より"後悔"がない人生だった」「より良い人生だった」と思えるためには、どうすれば良いのでしょうか?
それについては、次の"4つ"が挙げられています。どれも簡単な言葉ですが、実践すること自体は物凄く難しいことかも知れません。大事なのは、一気に変化しようとせずに、少しずつ「行動」に移していくことです。以下が「人生を"後悔"しないための"4つ"の条件」です。
〇1.「自分で自分を否定しないこと」
〇2.「いくつになっても新しい一歩を踏み出すこと」
〇3.「家族や大切な人に、心からの愛情を示すこと」
〇4.「今日一日を大切に過ごすこと」
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◎と言うことで…
③【私なりの考え!】
●「人生は、色んな事が起きるから面白いのだ!」
~目の前に事に、先ずは 少しだけ良い解釈をしよう!~
死の直前に誰もが口にする「"後悔"のことば」について調べましたが、「人生」には 様々な事が起こるから、誰もが簡単に幸せになれないのだと思います。病気をしたり、大きな失敗をしたり、人間関係で傷ついたりして、つい自分を否定したくなったり、新しいことに挑戦するのが怖くなったり、周りの人を大切にできなくなったりする事もあると思います。私も 何度もこのような経験があります。また 今回の様な、世界中を襲った「新型コロナウイルス」の感染拡大など、人間にとっては不可抗力で、予測できない事も起きたりします。しかし 逆の見方をすると、色んな事があるから面白いのだとも思います。生まれた時から、幸せが約束されている「人生」だと、それはそれでつまらないものになると思います。
最後に この事について書きながら、私はある言葉を思い出しました。
それは…
〇「難が無ければ無難な人生。難が有れば苦難の人生。難有ればこそ有り難し」です。
これは、仏教の開祖 釈迦のいとこにあたる「提婆達多」の言葉で、浄土真宗のお寺に記載されている言葉です。難しい事が起きるからこそ「有難い」ということです。私も 難しい事が起きたら、先ずは 少しでも良い解釈をしていこうと思います。その積み重ねが幸せに近づくための第一歩なのだと思います。
長くなりましたが、以上です。
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