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  • 株式会社コンカン

【若手社員の成長期!】第112回:「100年企業に学ぶ『老舗企業』の共通点とは?」~"幹"があるからそ、流行に合わせた挑戦ができる!~

一般的に100年以上続く企業を「老舗企業」と呼ばれますが、企業の平均寿命は一般的に30年と言われている中で、創業から100年以上も続けるのは簡単なことではありません。日本は長寿企業大国と言われているように、その「老舗企業」が世界に比べて圧倒的に多い国です。では、そのような「老舗企業」に共通点はあるのでしょうか? 今日は、この「老舗企業」の共通点について調べてみます。



そもそも…

①【何故、調べよう思ったのか?】

●「私自身が企業を調べる中で、共通点が見え出して来たからです!」

~「老舗企業」に普遍的な、成功法則とは?~

私は、毎週 C.I.という切り口から企業の分析を行っています。そこで 学んだことは「老舗企業の多くは、短期間に稼ぐのではなく、永く稼ぐことに重きを置いている」という点です。これは、日本独自の考え方と言えると思います。海外だと、そもそも 永く続くことよりも、企業を売却することが目的になっていたり、市場に合わせて事業モデルを変更したりと、永く続く経営思想は 日本独特だと思います。実際に 日経BPコンサルティング(2020年3月発表)から調べてみると、世界の創業100年以上の企業が総計8万66社ある中で、日本の企業は41.3%の「3万3076社」と世界で最も多い結果になっています。更に、創業200年以上の企業では、65%を占めて 断トツの1位となっています。普段から私たちが目にしている企業から学ぶべき点が 近くに沢山あるということなのです。そこで 今日は、老舗企業を調べて、普遍的な成功の法則を自分なりに言語化することで、今後のビジネスに活かしていければと思います。


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では…

②【今記事の、内容(要点)!】

■1.そもそも 「老舗企業」とは?

●「『老舗企業』は、世界に誇るべき経営形態である!」

~世界から称賛される「老舗企業」とは?!~

老舗企業の明確な定義は存在しません。しかし 一般的には、100年以上続く企業を「老舗企業」と認識されています。

企業の平均寿命は一般的に30年と言われている中で、創業から100年以上も続けるのは簡単なことではありません。日本に於ける「老舗企業」の特徴としては、酒造業・旅館業・呉服販売など、日本の伝統的な商材やサービスを製造・販売する企業が多いということです。また 創業者の家族・親族 或いは、その子孫が経営の舵取りをおこなう「同族経営の形態」が採用されていることが 一般的です。他にも「老舗企業」には、創業者から受け継がれてきた、"社是"や"教え"といったものがあり、経営方針を決定する際には、必ずこれらと照らし合わせて判断を下します。日本では「老舗企業」と聞くと堅苦しく 封建的なイメージを持たれがちですが、実は、海外に於いては、特に 日本に於ける老舗企業を「ファミリービジネス」と呼び、経営の安定性や成長性、従業員の解雇率の低さなどの点から高く評価されています。実は「老舗企業」は、日本が誇るべき「経営形態」とも言えるのです。



■2.「老舗企業」に共通する特徴とは?

●「老舗企業」には"7つ"の共通点が存在する!

~共通点を自社にも活かしてみよう!~

ここからは、実際に創業から100年を超えて活躍している「老舗企業」に共通している点について纏めていきます。これは、日経BPコンサルティング(2020年3月発表)が、実際に日本の「老舗企業」を分析した結果、導き出した結論で、"7つ"の共通点が挙げられています。


〇1.「不易と流行を合わせ持っている」

*「不易流行」という言葉があります。これは、どんなに時代が変わっても「変わらないもの(不易)」と、世の中の流れに合わせて「変えていかなければいけないもの(流行)」を組み合わせた"言葉"です。元々は、江戸時代の俳人「松尾芭蕉」の"言葉"です。木に例えると「不易」は幹や根、「流行」は葉や花、実の部分と捉えられます。つまり、企業として「不易」=変わらない使命や価値、志、コーポレートアイデンティティと、「流行」=変えていく日々の活動を明確に定義している点が、「老舗企業」の共通点と言えます。


〇2.「独自の使命が明確に言語化されている」

*長く続いている企業は、その企業ならではの使命が、理念という"言葉"になって明確に示されているのも大切な特徴の一つです。先程の「不易」が、共通認識として 目に見える形になっているということです。企業が長く続いていくことは、勿論 どこかで経営者が変わるタイミングも出てきます。当然、そこで働く社員の皆さんも新陳代謝していきます。その企業が果たすべき使命が言語化されていると、働く人が変わっても変わらない その企業の指針・軸となります。そして、理念を大事にしているからこそ、社員も同じ方を向いて行動ができ、お客さまへの絶大なる信頼にも繋がっています。


〇3.「業界の常識に捉らわれない発想を持つ」

*老舗企業のやっていることの中には、今の常識になっていても、スタート当時は、業界の常識に反して、かなり革新的なことも多くあります。時には、叩かれたり批判を浴びることも少なくありません。大事なことは、「自分たちの思考の枠組みを超えて、お客さまが 本当に求めているものは何か?」「どんなモノやサービスがあったら嬉しいか?」といった本質的な視点を持つことです。そして「普通はこうだから」と業界の常識に囚われずに実行している点が、「老舗企業」の共通点です。

ここで、最近の例を挙げてみます。私が、以前調べた企業に「千疋屋」があります。この千疋屋は、マスクメロンを中心とした、フルーツのインターネット販売を行っています。今でこそ 驚くことはありませんが、たった15年前では腐り易いフルーツをインターネット販売することさえも、常軌を逸したビジネスと言われていました。


〇4.「社員を大切にしている」

*企業は、社員の集合体という当たり前のことを忘れずに、社員一人ひとりを大切にする、というのも多くの「老舗企業」が持っている姿勢です。これは、企業と社員一人ひとりはフラットな関係性であることが大切で、理念に向かって軍隊のように、或いは ロボットのように社員の方々に同じ方向を見ろということではありません。また 忘れてはいけないことは、「お客さまや世の中のステークホルダーは、社員と会社の関係性を見抜く」ということです。例えば、店員さんが企業に大切にされ、仕事に愛着があれば、当然 素敵な笑顔で商品の魅力を語ってくれて、お客さまも気持ちよく お買い物ができます。一方、店員さんが会社も好きじゃないし、仕事もやらされ感でやっていたら、そのお店では買う気は失せてしまいます。つまり 社員一人ひとりを仲間・家族として捉え、その幸せを想う姿勢が老舗の風土や制度には 昔から根付いていて、その結果 お客さまにも良いサービスを提供できるのです。


〇5.「リスクに備えている」

*100年という時間の中には、世相の変化や自然災害・戦争など、企業が直面する危機があります。その危機を乗り越え、企業を長く続けていくためには、財政面でのリスク管理も大事になります。長く続いている企業は、有事のときがあることも加味して、いつもリスクに備えているのです。これは、決して保守的な意味ではなく、しっかりとチャレンジもしています。しかし、このチャレンジも本業から大きく外れたことを、いきなり大きくスタートさせるのではなく、自分たちの理念や軸から離れることはなく、強みを活かしながらスモールスタートでの挑戦を意識しています。大きな木も長い年月をかけて大きくなるように、徐々に徐々に、ビジネスを成長させていくのが「老舗企業」の共通点です。私も企業を調べる中で、特に このことを強く感じていました。


〇6.「成長意欲が高く、学び続けている」

*「老舗企業」に共通している性格に、“しなやかさ”があります。これは、自社に誇りを持ちながらも、素直に学び続けて、「良い」と思ったモノを取り入れていく姿勢です。様々な業界のトップを招いて全社が聴けるような講演会を開いたり、社員に海外視察の機会を与えたりです。今の自分たちを ずっと維持していくだけではなく、謙虚に外から学び続けていく姿勢があるからこそ、どんなに時代が流れても、置き去りにされないのだと思います。


〇7.「世の中・地域への貢献を実践している」

*一言でいうと「三方良し」です。これは、江戸時代から明治にかけて 日本各地で活躍していた近江商人が大事にしていた考え方で、信用を得ていくためには「買い手よし・売り手よし・世間よし」と、買い手であるお客さまや売り手の自分たちは勿論のこと、世の中にとっても良いものでなくてはならないという考え方です。日本らしいビジネスには今も根付き、長く続いている会社の多くが大前提として大切にしている考え方です。その証拠に長く続いている企業は、世の中や地域に愛されている存在であることが多いと言われています。


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◎と言うことで…

③【私なりの考え!】

●「幹に『不易』を構えているからこそ、『流行』に合わせた挑戦できる!」

~先ずは、どれか一つだけでも取り入れてみよう!~

*「老舗企業」について纏めてきましたが、言われてみると当然のことばかりです。寧ろ 余りにも当たり前すぎて、何か物足りなささえ感じてしまうほどです。しかし、実際に振り返ってみると、「行動」に移せていないことの方が多いのではないでしょうか。逆の見方をすると、この当たり前のことを、着実に「行動」として実践してきた企業が「老舗企業」になれるのです。

私なりにも考えてみましたが、「老舗企業」を目指す上で最も大切なことは、迷った時には"ブレ"ずに理念に立ち返ることだと考えます。そして、その理念の実現に向けて 何をすべきかを、経営者も社員も共に考え一丸となること事が、最も強い組織の姿だと思います。冒頭で書いたように「不易」と「流行」のバランスも大事ですが、幹に「不易」がずっしりと構えているからこそ、「流行」に合わせた挑戦もできるのだと思います。理念に立ち戻らずに、目の前のことばかりに終始してしまうと、目先のことに精一杯になってしまい、ふと 我に帰ったときに、全く違った方向に行ってしまいます。改めて、コンカン事業の柱である、「C.I.」の言語化の重要性を感じました。

長くなりましたが、以上です。

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