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株式会社コンカン

【若手社員の成長期!】第111回:「サッカーの名監督から見る、強いチームとは?」~強いチームに存在する構成要素を知り、仕事に活かそう!~

皆さんが 仮に部活や組織のキャプテン、リーダー、マネジメント、指導者だったとして、「強いチームを作ってください」と言われたら、どんなことをしますか? かなりの難問だと思います。しかし 強い組織に共通するポイントは存在すると思います。そこで 今日は、私が好きな海外サッカーを事例に「最強を目指すチームは、どんなチームビルディングをしているのか?」について、調べてみます。



そもそも…

①【何故、調べようと思ったのか?】

●「強いチームの特徴を知り、今後のビジネス活動をより良い方向に導けるようになるためです!」

~強いチームに共通する"ポイント"を知ろう!~

*サッカーの本場である欧州で活躍する監督の1人に「ユンゲル・クロップ氏」がいます。「クロップ氏」はイングランドの「リヴァプールFC」を率い、欧州チャンピオンなど、様々な栄光を手にしています。その「クロップ氏」ですが、サッカー戦術もさることながら、情熱的なチーム創りで有名です。例えば「クロップ氏」が率いたチームは、選手全員がハードワークを厭わないことで有名です。実は 欧州では、監督よりも選手の方が力を持ってしまうことがあります。しかし「クロップ氏」がチームを率いると、選手全員が文句を言わずに、チームや監督のためにハードワークを行います。では 何故「クロップ氏」は、これほどまでに情熱的なチームを創れるのでしょうか?実は「クロップ氏」は、自身の著書の中で、強い組織を創る上で、"大事にしている7つのポイント"として纏めています。そこで、この7つのポイントを理解した上で、仕事に活かしていこうと思います。


ーーー

では…

②【今記事の、内容(要点)!】

■1.そもそも「チーム創り」とは、何か?

●「目的を達成するために、メンバーが共通認識を持ち、お互いの理解を深め、一つになって能力を高めていく活動!」

~1人ではできないことでも、チームになれば達成できる!~

*「チーム創り」とは、「チームビルディング」と言われ、実際にスポーツの世界では定義されています。それは「目的を達成するために、メンバーが共通認識を持ち、お互いの理解を深め、一つになって能力を高めていく活動」のことです。「目標に即した計画を立て、必勝パターンを築き上げ、目標達成まで統率していくこと」と言えます。スポーツだけでなく、企業活動も一つのチーム創りと言えます。チームを創る理由は、1人ではできないことも、チームになるとメンバー同士のシナジー効果により、達成できるからです。


■2.「ユンゲル・クロップ氏」の人物像!

●今、サッカー界で最も有名なドイツの監督であり、「人心掌握術」 の達人!

~サッカー戦術に長けているだけでは、名監督にはなれないのだ!~

*「クロップ氏」は、ドイツ生まれのサッカー監督であり、"マネジメントのアーティスト"と言われるほどに、チームマネジメントが上手いことで有名です。実は サッカーの理解と知識を蓄え、戦術家と言われる監督はたくさんいます。しかし 「クロップ氏」の凄さは、サッカー戦術もさることながら、「人との向き合い方」です。ユルゲンが仲間に与える信頼と責任感は唯一無二と言われていて、さらに 「クロップ氏」は、コーチなどにも自分より優秀な人材を置くことを厭わず、彼らの力を最大限に引き出すことに長けています。一度 「クロップ氏」と一緒に働くと、誰もが「クロップ氏」の虜になってしまうことで有名です。そんな「人心掌握術」 の達人である「クロップ氏」ですが、現代の名監督として、サッカー界だけでなく様々なスポーツ監督、そして 経営者からも注目されています。

■3.チーム創りに於いて、「ユンゲル・クロップ氏」 が大切にしていることは?

●「以下の7つのポイントを、大切にしている!」

~「クロップ氏」のマネジメント法を知れば、強いチームの構成要素が見えてくる!~

ここからは、実際にクロップが勝てるチームを創る上で大切にしている、7つのルールについて書きます。 ①共通目標を言語化する *目指す目標をチームに徹底させている。さらに 各個人が、チームで決めた目標やその方向性について理解している。 ②コミットメントさせる *共通目標に対して、選手全員が本気で目標を達成すると決意できている。そして メンバーが目標を達成に向けて「当事者意識」を持ち、「責任を持って行動する意識」が徹底されている。もし できていないなら、徹底的に話し合う。

③足りない部分を補う、特別な役割を担うメンバーがいる *チームの中に1人は皆がやりたがらない、あまり目立たない損な役割を、自ら進んで引き受け、毅然と果たそうとする選手がいる。実は その存在が勝利に大きな貢献をすることを選手全員が理解している。そして そういった特別な役割のメンバーを含め、個々が自分の役割を全うしようとすることでシナジー効果が発揮されている。また 役割の内容を明確にすることも重要だが、それ以上に役割を受け入れてくれた選手に感謝の意を表明する。役割に対して互いに感謝し合っている。 ④明瞭なコミュニケーションが行われている *「コーチと選手」、「選手同士」、「試合中」、「プライベート」の4種類のコミュニケーションがしっかりできている。それは「相手の考えや意見にしっかり耳を傾けること」「自分の意見を相手に伝えること」「それらをまとめて行動に移すこと」の3つで成り立つ。 ⑤前向きな対立が起こっている *チャンピオンになるチームは、対立は起こるものとして認識している。その上で対立を利用してさらに競技力を高め、団結や結束に繋がるように収束させている。その対立をチームがどこまでを許容するかは「その選手の意思や行動が、チームの目標達成の遂行に支障をきたしていないか?」という基準で判断すればいい。 ⑥選手の結束が強い *選手同士が互いの違いを認め合い、リスペクトしている。それは コミュニケーションを取ることで育まれる。一緒に多くの時間を過ごし"喜怒哀楽"を分け合い、逆境を共に乗り越えることで絆を作っている。 ⑦監督自身が最大のモチベーター *選手は時に落ち込む時だってある。そう言う時に励ますのも監督の仕事である。そのポイントとしては「選手ではなく人として気遣うこと」「選手が主役であるという態度」「主力選手や問題選手への毅然とした態度」「選手の役割に対する説明の徹底」「一貫性を持つこと」である。 ーーー ◎と言うことで… ③【私なりの考え!】 ●「"選手"と"監督"の関係でなく、"人"と"人"の関係であることが大前提だ!」 ~人を理解しようとする前に、自分の全てを曝け出すことが大切だ!~ *ここまで「クロップ氏」のチームマネジメントについて調べてきました。私が「クロップ氏」から 最も学んだことは、「自分を弱みを曝け出すことの大切さ」です。実は 「クロップ氏」は、サッカー選手としては全く活躍できませんでした。一般的には、現役時代にスーパースターだった選手が監督になることが殆どです。しかし 「クロップ氏」は真逆なのです。そこで 「クロップ氏」が行ったことは、逆に自分のサッカーキャリアの全てを曝け出すことです。 「クロップ氏」は 初対面の選手と会う際には、必ず自分の自宅に選手を招き入れ、さらに家族も含めて、コミュニケーションを取ります。そこでは、サッカーのことは一切話さずに、"生い立ち"や"性格"などについて会話をするそうです。そして 時折ユーモアを交えながら、縦の関係でなく 横の関係に持っていくことを意識しているそうです。その結果 最終的には、この姿勢に どんな一流選手も「クロップ氏」を信頼することになるのです。勿論、そこには 「クロップ氏」の話術などもあるはずですが、それ以上に チームとしての受け入れ体制を態度で示しているのだと思います。長くなりましたが、以上です。

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