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【若手社員の成長期!】第100回:「様々な学びを齎す『リフレーミング』とは?」~どんなことも、見方を変えればヒントが存在する!~

先日 とあるテレビを見ていると、この20年間でストレスを抱えながら生きている人が、約1.4倍になっているというニュースを見ました。この背景にあるのは、成熟社会で 中々 自分の生きがいとなるものを見つけられないことが挙げられていました。このように、何でも手に入る時代になった一方で、人間関係に仕事や学業、至るところで 生じる悩みやストレスが生じています。そして それを解決してくれるのが「リフレーミング」という技術が紹介されていました。そこで 今回は、この「リフレーミング」とは、一体どういうもので、どんな効果があって、具体的にどんな手法があるのかといったことについて、調べてみます。








結論から…

【「リレーミング」とは?】

●「『リフレーミング』は、物事を違う視点で捉えることで ポジティブに考える思考法です。」

例えば、水が半分入ったコップがあるとします。この状態を「半分しか入っていない」と思うのか、それとも「半分も入っている」と思うのか。考え方は、人それぞれですが、当然 後者の方が満足度や幸福度が高いと言えます。ビジネスに於いては、失敗しても 前向きに捉えることで、仕事のモチベーションやパフォーマンスが向上するはずです。

このように、視点を変えて 物事を捉えることで、ポジティブに考える思考法が「リフレーミング」です。


次に…

【「ポジティブシンキング」との違いとは?】

物事を前向きに考えることを示す"言葉"に「ポジティブシンキング」がありますが、これは 具体的な実践方法を説明している訳ではなく、前向き思考そのものを指す"言葉"です。

そのため「物事を捉える枠組みを変化させる」といった前向き思考の実践方法を説明する「リフレーミング」とは異なる概念です。つまり「ポジティブシンキング」の実践方法の一つに「リフレーミング」があると言えます。


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では…

【ビジネスに於ける 「リフレーミング」の必要性とは?】

ビジネスに於ける「リフレーミング」の実践によって、モチベーション向上や人間関係の円滑化といった、様々なメリットがあります。その代表的なものが、「仕事へのモチベーションを上げられる」ということです。仕事をする上では、商談やプレゼンといった大事な場面で不安になることもあります。こういった機会に「リフレーミング」を活用すれば、自分が成長できる貴重な場面と前向きに捉えられます。その結果、仕事へのモチベーションが上がって良いパフォーマンスを期待できます。

他にも「失敗した時にも気持ちを すぐに切り替えられる」などもあります。仕事は成功することがあれば、失敗して気持ちが落ち込むこともあるものです。失敗したという事実を引きずってしまうと、次の仕事に集中できずにモチベーションが低下する恐れがあります。

失敗は良い経験になったと「リフレーミング」できれば、失敗しても気持ちをすぐに切り替えて次の仕事に取り掛かれます。

このように リフレーミングは、日々 成長するには 必須の能力と言えます。


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では…

【「リフレーミング」の方法とは?】

実は、「リフレーミング」には 幾つかの手法が存在しています。単純にプラスに物事を考えるだけではなく、「リフレーミング」の対象となる事柄は、その手法ごとに異なります。「言葉のリフレーミング」や「仮定」「時間軸」「感情」など、状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。今回は、その例として"3つ"紹介します。

◆1.「言葉のリフレーミング」

*"言葉"のリフレーミングとは、対象となる"言葉"を言い換えることで、"言葉"に込められた意味を前向きに捉える手法です。例えば「主体性がない人」という"言葉"を言い換えると、「協調性がある人」となります。

主体性の無さは悪いことと捉えられがちですが、このようにリフレーミングすることで、その人物のプラスの面も発見できます。


◆2.「仮定のリフレーミング」

*仮定のリフレーミングは、自分が置かれた状況を「例えば〇〇だったら」「もし〇〇だったら」といった仮定で捉え方を変える手法です。例えば、大事な商談の前は失敗への不安がつきまとうものですが、「もし この商談が成功したら、次の人事評価が上がるはず」と考えると不安が和らぎ前向きな気持ちになれます。

このように仮定によって捉え方を変えると、従来では気づきかなかった可能性に気づけたり、発想の転換を出来たりといった効果が期待できます。


◆3.「時間軸のリフレーミング」

*時間軸のリフレーミングでは、過去・現在・未来といった時間軸を活用して物事の捉え方を変化させます。 例えば、未経験の業務内容を任されたとき、「この経験によって、将来スキルの幅が広がるはず」と考えることも時間軸のリフレーミングです。また 過去の失敗を振り返り、「あの経験があったから現在の仕事に活かせている」と捉えることも好例です。

このように、時間軸を変化させると、辛い経験でも自分の糧になっていると気づけて前向きな気持ちでいられます。


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では…

【組織に於ける「リフレーミング」の注意点とは?】

特に、組織に於いては「リフレーミング」のメソッドやポイントを、しっかり 従業員に対して教育する必要があります。特に、以下の"2つ"のことは必ず意識しておく必要があります。

◆「反省するべきところは、きちんとさせる」

*「リフレーミング」の最終目的は、前向き思考ですが、反省すべきところから 目を背けると、その人の成長に繋がりません。失敗した部分をきちんと反省した上で、自分の成長の糧になったと前向きに捉えられる状態が理想的です。


◆「相手の心に寄り添える人材を選ぶ」

*「リフレーミング」の教育を行う上では、指導役の人材の選定が重要です。何故なら「リフレーミング」とは、前向き思考を押し付けるのではなく、教育対象の従業員の気持ちや考え方を尊重して寄り添うことが求められるからです。他者への「リフレーミング」でポイントとなるのは、相手への共感や理解です。言い換えると「リフレーミング」を日々の業務で実践する為には、思考方法を根本から変える必要があります。そのため、短期的な教育では「リフレーミング」は完全には 身に付かず、長期的な実践で前向き思考を習慣化することが重要です。

一日に一度は振り返りを行う機会を設けて、毎日 且つ 長期的に「リフレーミング」の訓練をさせられる人材が横にいると、効率が上がります。


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◎と言うことで…

「リフレーミング」について調べましたが、仕事をする上では、失敗や挫折を味わったり、思うような結果が出せずに落ち込んでしまったりすることも沢山あります。その際に「リフレーミング」によって、いち早く気持ちを切り替えられれば、次の仕事へのモチベーションを高く維持でき、仕事のパフォーマンスも向上します。このように「リフレーミング」は誰もが実践できる効果的な手法である一方で、実は「リフレーミング」の技術は目に見えないので、蔑ろにされ易いのが現状です。


また、「リフレーミング」は 何もマインドの話ではなく、マーケティングなどにも応用できます。

企業の戦略策定などでは、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Thread)の4要素を見極める「SWOT分析」という手法がよく使われます。この分析に照らし、強みを活かし弱みを克服しながら、機会と脅威に対峙していくことが、ビジネス・スクールなどで教えられる戦略策定の標準的なアプローチです。

しかし、マーケティングに於ける「リフレーミング」は、その逆をいきます。視点を転換することで、制約や弱みというマイナス要素が、プラス要素に変わることを重視する発想することも出来ます。これが「マーケティング・リフレーミング」です。企業や地域の制約を無理に動かそうとしたり、弱みを切り離そうとしたりはしないことが、結局は企業や地域の成長や強みに繋がります。逆説的ですが、企業や地域が制約や弱みを捨てないことが、希少価値の形成や、競争回避の実現につながっていくのです。


特に「マーケティング・リフレーミング」が生きるのが、地域ビジネスに関わる時です。例えば、その地域特有の制約を動かそうとしたり、弱みを切り話したりしようとすれば、内外に軋轢が生じます。しかし 制約や弱みを、そのまま活かそうとするのであれば、こうした摩擦は生じません。「マーケティング・リフレーミング」は、企業や地域のマーケティングのスピーディーな展開を実現する知恵でもあるのです。


このように「リフレーミング」は、仕事や日常の様々な問題を解決してくれるだけでなく、マーケティングや商品開発にも応用できる、優れた思考法なのです。長くなりましたが、以上です。

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