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株式会社コンカン

【若手社員の成長期!】「自己成長に必要な『メタ認知』とは?」~「メタ認知」は、これから更に 求められることになる!~

最近、「メタ認知」という言葉をよく耳にするようになりました。特にビジネスに於いても、「仕事」の成果をあげる重要な力の一つとして注目されています。調べてみると、「メタ認知」の高い人には、冷静に対応できる、課題解決力や意思決定力などの"スキル"が高いといった特徴があります。では、そもそも「メタ認知」とは何なのでしょうか?よく耳にするが、意外に知らないこの"言葉"について調べてみます。





そもそも…

①【何故、調べよう思ったのか?】

●「『メタ認知』の概念とトレーニング法を知り、自己成長に繋がるためです。」

~キャリアの世界で注目される「メタ認知」!?~

「メタ認知を高めよう」という"言葉"をよく耳にします。「メタ認知」とは、自己の認知に対する認知、すなわち 知覚、記憶、思考、学習といった認知活動を一段高いレベルから捉えた認知を指しています。特に、キャリア関連の世界について調べてみると、多くの場面で、この「メタ認知の重要性」について触れられています。では何故、この時代になって よく耳にするようになったのでしょうか? 今日は、この疑問を解消すべく、「メタ認知」の概念と、求められている背景を知って、今後の"自己成長"に繋げていけたらと思います。



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では…

②【今記事の、内容(要点)!】

■1.そもそも「メタ認知」とは?

●「自分自身を客観的に把握し、コントロールすること!」

~意外に自分をコントロールすることは難しい?!~

「メタ認知」とは、自分が認知していることを客観的に把握し、コントロールすることです。「メタ認知」の力を向上させることが出来れば、自分自身を冷静に客観視できます。その結果、思い込みや感情に左右されずに行動したり、状況を適切に判断することが出来たり、目標達成する力、問題解決能力などを引き上げることが出来ます。「メタ認知」に至る、そもそもの起源は「ソクラテス」の「無知の知(=自分が何も知らないことを知っている)」に始まると言われています。研究自体は、1970年に、アメリカ人の心理学者「フラベル氏」が提唱した、人間の記憶過程に関する研究により、本格的に始まりました。ただ 1970年代から研究が進められていたものの、つい最近まで一般的には知られていませんでした。しかし 最近になって教育関係や人材育成、経営などの業界で重要な能力の一つとして注目されるようになっています。



■2.「メタ認知」が叫ばれる背景とは?

●「先の読めない時代に、正解を作り出す際の武器となる!」

~"VUCA時代"に於ける、唯一の軸なのだ!~

近年、私たちを取り囲む環境は大きく変化し、この先も どうなるか分からない「VUCA時代」とも言われています。特に「ビジネス」というシーンに於いては、顧客・市場のニーズの多様化やスピード感のある変化、働く人の価値観の多様化も増しています。そのような中で、物事の本質を客観的に認知し、自分の「行動」と、その行動に影響を与える「考え方」を意識的に変えることが求められているからです。

具体的には、下記のような点で重要度が高いと考えられます。

〇「客観的思考」

*「メタ認知」によって、モノ事の全体を客観視して 思考することができます。客観的思考とは、自分自身を第三者的な立場でみるだけでなく、周囲の状況全体を観察し、固定観念や常識に捉われずに、本質を見極めることができる思考です。ビジネスで解決すべき課題は、決してシンプルな構造ではありません。また、表面化していない潜在的な課題にこそ本質があることも多々あります。状況を観察したり、分析したりして、全体を把握する必要があります。そのため、ビジネスに於いて「メタ認知」が重要になっています。


〇「自己理解」

*これからの時代は、ビジネスパーソンには「自己理解」が必要になると言われています。何故なら、正解がないからこそ、正解の"軸"は自分の内側にあるからです。「自己理解」とは、今までの経験を振り返り、価値観、思考、態度・行動などを深く知り、納得して受け止めている状態のことです。そのためには、自分とは何かを深く洞察する力が求められます。「メタ認知」は、自己の認知に対する認知であり、「自己理解」の手立てとなります。


〇「協調性」

*ビジネスでは、当然 自分1人で完結する仕事は殆どありません。だから、立場の違う人と良好な関係を築く上で「協調性」が重視されるのです。「メタ認知」には、他者の認知についての知識があり、他者を注意深く観察し理解するという特徴があります。そのため、周囲の人と適切な距離を保つことが出来るようになり、自分の置かれている立場も認識し、「協調性」を高めることが出来ます。



■3.「メタ認知」が高い人の特徴!

●「メタ認知は、仕事の評価にまで繋がる?!」

~ビジネスマンに必須な能力である!~

「メタ認知」が高い人材は、自分の認知活動をより客観的に把握でき、効果的な戦略を立て、場面に応じてより適切な行動を起こすことができます。ビジネスに於いて、高く評価されるタイプの人材です。このような人材には、以下のような共通する特徴があります。

〇「課題解決力が高い」

*先述した通り、「メタ認知」によって自分や他者の認知特性を知り、課題を正しく捉え、適切な方略を選択して課題を解決できます。前例のない課題に関しては、過去の解決策が通用しないことも稀ではありません。「メタ認知」の高い人材は、自身の思考や思い込みに捉われないため、柔軟にアイデアを生み出すことが可能です。そのため、「メタ認知」の高い人材は課題解決力も高くなると言えます。


〇「冷静に対応できる」

*「メタ認知」の高い人材は、冷静な対応ができます。自分自身を客観的に捉え、自分の感情や行動をコントロールできるためです。これは、自分の感情を抑えているのではなく、自身の"主観"と"客観"を使い分けられているということです。トラブルなど予期せぬ事態に於いて、冷静に状況を分析し効果的な対応を考えた上で行動できる人材も、「メタ認知」が高いと言えるのです。


〇「意思決定力が高い」

*「メタ認知」の高い人材は、意思決定力も高いという特徴があります。意思決定力とは、複数の選択肢の中から最善を選ぶ能力のことです。「メタ認知」の高い人は、意思決定のプロセスをモニターし、自分の思考を客観的に見て、判断することが出来ます。更に、意思決定後の成果を照らし合わせ、達成できない場合でも、改善点を見出し、修正できる点も「メタ認知」の高い人材の特徴です。



■4.「メタ認知の高め方」とは?

●「1つの事に深く向き合ってみること!」

~先ずは、自分自身と向き合おう!~

「メタ認知」は、先天的なものと捉えられがちですが、実は、日々 繰り返し働かせることにより鍛えることが可能です。この「メタ認知」を高めるトレーニングは幾つもあるそうですが、ここでは、私が比較的に取り組み易いと思った"3つ"の方法を紹介します。

〇1.「セルフモニタリング」

*セルフモニタリングとは、自分で自分自身の認知活動の監視をすることです。「メタ認知」が苦手な人は、自分を含めて状況を客観視することが苦手であり、この方法によって、自分を偏りなく理解し、客観的に見るスキルを養えます。具体的な方法は、1つの出来事に対して、感じたことを思いつくまま書き続けます。負の感情であっても構いません。重要なのは、「存りのまま書くこと」です。そして 書き終えた後に、全体を眺め、気づいたことを纏めるだけです。この客観的な気づきを得ることで、考え方や行動を変えていくことが出来れば、「メタ認知」も向上していきます。


〇2.「1on1ミーティング」

*1on1ミーティングとは、上司と部下の間で行われる1対1のコミュニケーションのことです。実は「メタ認知」を正しく行うためには、自分の認知活動について他者にモニターして貰い、評価やアドバイスを受けるのが、最も効果的です。この時に大切なことは、上司の評価やアドバイスが受け入れ難い時にこそヒントがあるということです。ただ、それを、そのまま受け入れてしまっては意味がありません。時間をおいて冷静になった時に、改めて振り返り、「上司の言葉に納得できるか?」又は「納得できないのは何故なのか?」を考えてみます。客観的な認知に対して、自分自身が納得できるようになると「メタ認知」が向上します。


〇3.「ソクラテス式問答法」

ソクラテス式問答法とは、自分が知っていると思い込んでいることに対して、「それはなぜ?」を問い掛けを繰り返しながら、思考を深める「自分の知識の確認」という問答法です。ソクラテス式問答法によって、自分の考えを深掘りし、矛盾した考えなど 今までにない考えが生まれます。この新しい気づきこそが「メタ認知」です。あやふやな知識が研ぎ澄まされ、モノの"本質"が見えるようになると考えられています。これは、自分の内面のことだけでなく、普段の生活の中で疑問に思ったことを、繰り返し問答していくだけで、効果的な訓練となります。



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◎と言うことで…

③【私なりの考え!】

●「文章を書き続けることも、メタ認知を高める訓練である!」

~「何を感じたか?」にこそ、ヒントがある!~

今回は「メタ認知」について調べてみました。確かに 今までを振り返ると、「仕事」の評価が高い人は、この「メタ認知」が高いことが伺える一方で、自分自身は、まだまだ 訓練が必要だと痛感します。ただ 同時に、私が普段意識している「日々の振り返り」こそが、「メタ認知」を高めるための効果的な訓練になるという実感もあります。例えば、こういった文章を書く際も、自分が頭の中で考えていることを、文字として顕在化する行為です。そして この行為自体が、「メタ認知」を高める訓練になると思います。これは、私自身が過去3年間 記事を書き続けてきた中で、実感していることです。要するに、「何をしたか」だけではなく、「何をして、何を感じたのか?」が大事であり、この「何を感じたのか?」を深掘ることこそが、自分自身の「メタ認知」を高める良いトレーニングだと思います。改めて、こういった文章を書き続けることの大切さを感じました。

長くなりましたが、以上です。

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