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株式会社コンカン

【若手社員の成長期!】「アサーティブコミュニケーションとは?」~あなたは、一方的なコミュニケーションになっていませんか?!~


コミュニケーションは、生活をする上で必要不可欠です。コミュニケーションを取ることで、人間関係を築けたり、意思疎通を図ることができます。また、適切なコミュニケーションにより 相互理解が深まることで、相手との信頼関係を築くことができます。ただ そもそも、良いコミュニケーションとは、どういった状態なのでしょうか? 今日は、「アサーティブコミュニケーション」という切り口から、良いコミュニケーション関係について調べます。


そもそも…

①【何故、調べよう思ったのか?】

●「コミュニケーションは、会社の売上にまで 直結するスキルだと思うからです!」

~コミュニケーションは企業の基盤である!~

コミュニケーションは、相互理解を深める上で、必要なスキルです。仕事だけでなく、家族や友達の関係など至る場面で、良質な関係の土台となるものです。コミュニケーションを通じて、お互いの思想や価値観などを知ることができ、お互いの理解が深まることで、コミュニケーションの話題も広がっていきます。そして ビジネスや職場に於いても、コミュニケーションの必要性は高く、良好な人間関係の構築という点に加え、業務効率化や生産性の向上といった観点からもコミュニケーションが有効的に働くはずです。今日は、そのコミュニケーションについて調べて、今後の自分の「仕事」に活かしていきます。


ーーー

それでは…

②【今記事の、内容(要点)!】

■1.先ずは、「アサーティブコミュニケーション」の"定義"について!

●「お互いを尊重しながら行う、コミュニケーションである!」

~変化の多いこの時代だからこそ、コミュニケーションが大切なのだ!~

まず、アサーティブ(assertive)を直訳すると、「自己主張すること」という意味です。ここでいう自己主張とは、自分の主張を一方的に述べることではなく、相手を尊重しながら適切な方法で自己表現を行うことを指します。つまり「アサーティブコミュニケーション」とは、お互いを尊重しながら意見を交わすコミュニケーションのことです。元々は、人間関係の構築が苦手な人のために、アメリカの心理学者「ジョセフ・ウォルピ氏」によって、1949年に開発されたカウンセリング手法です。70年以上も昔に開発されたカウンセリング手法が、今 注目を集めている背景には、ビジネスのグローバル化やダイバーシティ化が存在しています。考えや文化の異なる人たちが、同じ職場で働く場面などが格段に増えたことで、相手を尊重しながらの自己主張が不可欠なものとなり始めたのです。


ここで、コミュニケーションそのものの、構成要素を振り返ってみます。

〇要素1.「伝える能力」

*伝える能力とは、「書く」「話す」などの手段を用いて、自分の伝えたいことを相手に「正確に」「効果的に」伝える能力。

〇要素2.「受け取る能力」

*「読む」「書く」などの手段を用いて、相手が伝えたいことや相手の意図を理解する能力。

〇要素3.「非言語コミュニケーション能力」

*相手の表情や周りの雰囲気を感じる、物事を見るなどで その意味を推し測るようなときに使われる能力。



■2.アサーティブではないコミュニケーションは存在するのか?

●「実は上司・部下の関係で、頻繁に行われている?!」

~あなたは、自分の意見こそが正解だと思い込んでいませんか?~

実は、アサーティブでないコミュニケーションは、至る所で行われています。その典型例として、以下の3つが挙げられます。

〇1.攻撃的タイプ

*ささいなことで腹を立て、相手の気持ちを配慮せずに自分の意見を一方的に主張するタイプです。相手からは疎ましく思われ、言っていることが正しくても聞き入れてもらえないことも少なくありません。このタイプの特徴は、人の話を聞かない、人が 話している途中に自分が割り込んで話し出すなど、自分本位な場面が目立ちます。感情のコントロールの仕方を学ぶ必要があります。


〇2.受け身的タイプ

*相手から悪く思われることを恐れるあまり、言いたいことを伝えられないタイプです。攻撃的タイプの人から強く主張されると、たとえ 無理な主張であっても、受け入れてしまいます。真面目で責任感が強く、「頼まれた仕事が断れない」「他の人に仕事を手伝ってほしいと言えない」のがこのタイプの特徴です。


〇3.作為的タイプ

*相手に対する自分の不満を、相手に直接言わずに、陰口や態度で伝えようとするタイプです。攻撃的タイプのように自分の怒りを表だって示さないため、周囲からは冷静なように見えますが、気持ちは穏やかではありません。「本当は自分の考えを率直に伝えたいのにできない」という性格です。実は Z世代が、この傾向にあると言われています。このタイプは、そもそも コミュニケーションそのものに嫌気が指しているタイプです。



■3.「アサーティブコミュニケーション」を実現する「DESC法」とは?

●「相手の感情を知ろうとする姿勢がもっと大切だ!」

~決して、先天的なスキルではないのだ!~

「アサーティブコミュニケーション」では、自分の意見や感情を相手が受け止め易い"言葉"で伝えることを心がけ、曖昧な表現、感情的で不躾な口調は避ける必要があります。相手の主張が間違っていたり、分かり難いものであったりしても、「それは違う」、「全然わからない」といった断定的な言い方ではなく、「そういう考え方もあるとは思いますが…」、「私の理解力が足りないのかも知れませんが…」など、相手を尊重した柔らかい表現を選ぶことが求められます。実は「アサーティブコミュニケーション」に必要な表現方法を身に付ける訓練は、「アサーティブトレーニング」と呼ばれて、実際に存在しています。それが「DESC法(デスク法)」というものです。これは、以下のような"4つのステップ"に分けて自己主張することにより、相手を傷つけずに 自分の意見を伝えることができるというものです。

〇Step1.「描写(Describe)」

*まずは、客観的な事実のみを具体的に描写します。自分自身の感情、相手に対する評価、推測などは交えず、明白な状況や行動だけを描写することが大切です。


〇Step2.「表現(Explain)」

*「描写」で述べた客観的な事実に対する主観的な意見を相手に伝えます。その際、感情的・攻撃的な"言葉"づかいは控え、相手の気持ちを思いやり、誠実さと率直さを心がけながら意見を述べます。


〇Step3.「提案(Specify)」

*現在の問題点について、解決方法を相手に提案します。ここで大切なことは、高圧的に相手を責めたり命令したりするのではなく、相手の同意を得られるよう丁寧に、あくまでも提案・依頼という形を取ることです。コミュニケーションの失敗例として、ここで、「アドバイス」「自分の正解」を押し付けてしまうパターンです。


〇Step4「.選択(Choose)」

*提案に対する相手の態度・意見が「Yes」なのか「No」なのか、その反応に合わせて自分が取るべき行動を示します。柔軟な対応を心がけることが大切となります。



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◎と言うことで…

③【私なりの考え!】

●「相手に"興味"を持つことこそ、最大のコミュニケーションだ!」

~結局は、思いやりの関係性が大切だ!~

ここまで、「アサーティブコミュニケーション」について調べましたが、その土台になるのは、相手への"興味"だと思います。相手に"興味"を持つと、自然とその人の話を聞く姿勢になります。一方で相手に"興味"はなく、自分の過去や経歴をアピールすることばかりに固執する人は、良いコミュニケーションとはならないのは当然です。何故なら、どんな人でも承認欲求をもっていて、双方が理解し合おうとする関係性からしか、その欲求を満たすことはできないからです。そのため、仕事やプライベートに関わらず、人との信頼関係を築くため、まずは 相手に"興味"を示すことが、必要不可欠だと思います。

長くなりましたが、以上です。

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