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株式会社コンカン

【若手社員の成長期!】「『確証バイアス』とは?」〜副題:「確証バイアス」がもたらす影響について!〜

皆さんは、過去の判断を振り返って、「なぜ、あの時 ああしたんだろう?」と思った経験はありませんか?後から振り返ると、おかしな判断でも、その時に正常に判断することは難しいと思います。その一因に「確証バイアス」というものがあります。今日は このことについて調べます。


そもそも…

①【何故、調べよう思ったのか?】

●「自分のバイアスを知れば、より判断の精度を高められるからです!」

〜先入観とうまく付き合うことから始めよう!~

私は、過去の判断を振り返ってみる時間を定期的に設けています。その時に、自分の心からの判断ではなく、周りの環境に流されて行った判断が幾つか思い当たることがあります。今 思い返すと、なぜ その判断をしたのかと後悔する時もあります。では 何故、人は誤った判断をしてしまうのでしょうか? 調べてみると、ここには人間の本能として、無意識の先入観が潜んでいるとのことでした。それこそが、「確証バイアス」です。無意識の先入観は、自分の判断を鈍らせるだけでなく、気を付けなければ差別や不公平につながってしまうと思います。そこで 今日は「確証バイアス」について調べて、より 客観的に判断できるようにしていこうと思います。

ーーー それでは… ②【今記事の、内容(要点)!】 ■1.「確証バイアス」とは? ●「思い込みで起きる非合理的な判断!」 〜自然と起きるからこそ、怖いバイアス!〜 まず、「バイアス」とは、人の思考や行動に偏りが生じることです。 由来は、英語の「bias」から来ていて、偏りや斜めといった意味があります。その バイアスの中でも代表的なものが、「確証バイアス」です。これは、自分が既に持っている"先入観"や"仮説"を肯定するために、都合の良い情報ばかりを集める傾向のことを指し、思い込みや思想などにより意見が偏っていることです。この「確証バイアス」ですが、誰しもが持っている心理的傾向であり、うまく対処する必要があります。これは、一個人だけではなく、企業の中でも起きてしまっています。米国ハーバード大学が行った「人事評価制度に関する意識調査」では「あなたは勤め先の人事評価制度に満足していますか?」という質問に対して、「どちらかというと不満」「不満」と回答した人が62.3%いました。しかし、評価する側に「自分が適切に評価を行えていると思いますか?」という質問では、「そう思う」「どちらかというとそう思う」の合計が77.8%でした。このように、自分が正しいと思っている行動が他人からはそうは思われていないという認識の差こそが、「確証バイアス」の影響です。人は、先入観を否定することが難しいということです。 ■2.「確証バイアス」がもたらす影響とは? ●「ライフプランを邪魔をする『確証バイアス』!」 〜あなたはこのような経験はありませんか?〜 「確証バイアス」は、様々な点で、判断に影響を及ぼします。特に この「確証バイアス」に気をつける場面は、「ライフプラン」を描く時です。人間は一度でも失敗をすると、その失敗が悪い経験だという先入観を持つことになります。 そして その悪い先入観を持ってしまうと、そのことに対して手を出さなくなってしまいます。例えば、自分自身が営業の仕事に取り組んでいるとします。そして 初めての営業時に、お客さまに怒られてしまいました。すると「自分は営業に向いていない」と思い込んでしまう恐れがあります。しかし 実は、営業力の問題ではなく、単純に商品が悪い、又は 相手の体調が悪かったという可能性だってあります。このように「確証バイアス」によって、一度 先入観をもってしまうと、自分自身の強みさえも否定していまい、「ライフプラン」を潰してしまう可能性もあるのです。また 他人と気付き合う際にも同じことが起きます。例えば 初見で相手の印象が悪ければ、それ以降 その人の悪い場面だけに目が入ってしまいがちになり、自分を正当化しようとします。このように、「確証バイアス」は、自分自身の判断を歪めてしまう懸念があります。 ■3.では、「確証バイアス」とうまく付き合う方法とは? ●「"2つ"の方向から対処しよう!」 〜「確証バイアス」は回避することはできない!〜 「確証バイアス」は誰しもが持っており、無意識のうちに陥ってしまっています。そのため、回避することはできません。しかし、「確証バイアス」による影響を少なくすることは可能です。そのため、常に「確証バイアス」に陥っていないかを意識することが大切です。ここでは、その方法として"2つ"を紹介します。 ◯1.「クリティカルシンキングで常に考える」 *「クリティカルシンキング」とは、批判的思考のことです。敢えて 自分の感覚に誤りがあることを大前提として、自分自身に 批判的な反論や疑問を考えてみます。「自分の意見は本当に正しいのか?」「第三者の視点から考えるとどうなのか?」など客観的に検証することが大切です。 しかし、「確証バイアス」にとらわれていると、クリティカルシンキングをするという考えにすらたどり着かないこともあります。自分が当たり前だと考えていることや、自分の中での常識を疑うことは困難です。そのため、重要な決断以外でも、常に考える際に疑問を持つ癖を付けておくことが重要です。 ◯2.「第三者の意見を聞く」 *「確証バイアス」に陥っている時に自分の考えを変えることは簡単ではありません。そのため、第三者の意見を参照することが、究極の方法です。しかし 注意すべきは、どのような第三者に頼るかということです。基本的には 仕事の付き合いが無く、その人に対しての深い先入観を持っていない人を選任することが大切です。 ーーー ◎と言うことで… ③【私なりの考え!】 ●「傲慢さこそが、先入観の一因でもある!」 ~謙虚に自分自身に付き合おう!~ ここまで「確証バイアス」について調べてきましたが、「確証バイアス」は人間誰にでもあるものです。それは根強く人の中に根付いており、取り除くのではなく、その「確証バイアス」に惑わされないようにすることが大切だと思います。しかし そもそも、自分の意見が絶対に正しいという傲慢さが、心の奥底にあれば、自分が先入観に踊らされていることさえも気づくことができません。例えば、仕事が成功したときは「自分の能力が高いからだ」と考えたり、失敗は「周囲の環境が悪い」と他人のせいにするなどです。そのため、まずは 謙虚に、自分や他人の意見に向き合ってみることが大切だと思います。そんな姿勢が保てれば、自然と自分に向き合ってみる回数が増えて、「確証バイアス」に上手く対処できると思います。長くなりましたが、以上です。

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