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【若手社員が勝手に"イケてる企業のC.I.を切る"!】「第44回:IKEUCHI ORGANIC 株式会社」

今日は 若手社員の私が、成長している企業のC.I.を紹介します。「日本で いちばん大切にしたい会社」の一つに認定されている、地方の"モノづくり"企業です。

第44回は、最大限の安全と最小限の環境負荷で『オーガニックタオル』を創っている「IKEUCHI ORGANIC 株式会社」です。




「IKEUCHI ORGANIC」は、愛媛県 今治市に本社を置く「今治タオル」のメーカーです。創業は1953年で、元々は「池内タオル」という名で、タオルの輸出用OEM製造工場として誕生しました。今では、100%自社商品に切り替え、「東京」「京都」「今治」のリアル店舗で、更には オンラインを中心に タオルを販売している企業です。

ご存知の通り、今治市は 国内最大級の「タオル生産地」で、120年の歴史を持つ地域です。日本の中小企業庁も世界に打ち出す「ジャパンブランド」を創りだす為、「今治タオル」を「JAPAN ブランド育成支援事業」に認定し、今や今治タオルの名は、品質の高いタオルとして広く認知されています。そんな 今治の中でも、最も注目されている企業が「IKEUCHI ORGANIC」です。

創業は1953年ですが、オリジナルタオル製造に特化し始めたは 1999年です。2014年には「池内タオル」から「IKEUCHI ORGANIC」に変更しました。「IKEUCHI ORGANIC」の商品コンセプトは、とても ユニークで 事業で使うエネルギーは全て「風力発電」で賄われています。更に 素材は全て「オーガニックコットン」で、赤ちゃんが 口に入れても問題のない染料を使い、安全面に強い拘りがあります。ここまで"環境"や"安全"にストイックに徹底している企業は、タオルメーカーだけでなく、全産業に於いても 世界的に極めて珍しいのです。

「KEUCHI ORGANIC」の商品には、全てQRコードが付いていて、スマートフォンに かざせば、綿畑から出荷するまでの「トレーサビリティ」(その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのか」)が分かるようになっています。


今や 「サステナビリティ」「SDGs」といった言葉が叫ばれていますが、殆どの企業は 国の指針に何となく従っているだけの中、「IKEUCHI ORGANIC」は、本当の「サステナビリティ」を追求する最前線の企業と言えます。その証拠に、実は「IKEUCHI ORGANIC」が これらの取り組みに着手したのは1999年です。とは言え、最初は そこまで深くは考えてはいませんでしたが、やるなら徹底的にやる必要があると思っていたのです。2002年には、ニューヨークの展示会「NYホームテキスタイルショ-」で、なんと 最優秀賞の「Best New Product Award」を受賞しました。これは、ちゃんと 環境のことを抑えて"モノづくり"をしている企業として 世界中の企業から「IKEUCHI ORGANIC」が選ばれました。


そんな「IKEUCHI ORGANIC」は、「日本で いちばん大切にしたい会社」の一つに認定されていています。

これは、企業が 本当に大切にすべき…

●(1)「従業員とその家族」

●(2)「外注先・仕入れ先」

●(3)「顧客」

●(4)「地域社会」

●(5)「株主」

をはじめ、人を大切にし、人の幸せを実現する行動を継続して実践している会社の中から、その取り組みが 特に優良な企業を表彰し、他の企業の模範となる企業です。日本に 約100社しかありません。「IKEUCHI ORGANIC」は売上以上に、"存在価値"のある凄い企業なのです。


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それでは、そんな本気で"環境"や"安全"に注力している「IKEUCHI ORGANIC 株式会社」の"イケてるC.I."を紹介します。

【IKEUCHI ORGANICの考え】

●「LIFE FABRIC」

(未来の豊かな生活のファブリックを創造する)

IKEUCHI ORGANICは、最大限の安全と最小限の環境負荷でテキスタイルをつくるトータルオーガニックライフスタイルカンパニーです。生活のために織り編まれたファブリックだけでなく、社会の組織をも織物(Fabric)と見立て、Life Fabric-豊かな生活のファブリックを提案し、より自然にピュアになっていく未来を目指しています。


●「Organic Accuracy」

(オーガニックに精密さを)

Life Fabricを提案する上で、私たちは 常に「誠意をもって説明できること」を大切にしています。私たちは この企業品質を、原材料の調達から最終製品に至るまでの安全性と環境性のデータを全て公開することで実現しています。整理整頓された環境で規則正しく管理されたファブリックは、オーガニックでありながら工業製品に匹敵する精密さを持ちます。それでいて、肌に触れたときに自然の豊かさと安心の上質なあたたかみを感じるファブリックをつくります。


【企業指針】

「2073年(創業120周年)までに 赤ちゃんが食べられるタオルを創る」


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【若手なりの成長理由 分析】

ここからは、若手なりに「IKEUCHI ORGANIC」の成長理由を、仮説ですが "3つ"上げさせて頂きます。

◆1.「タオル製造に特化し、タオルファンの心を掴んでいる点!」

*「IKEUCHI ORGANIC」では、タオルに特化し、様々な種類のタオルを準備しています。そして その素材は、全て「オーガニックコットン」を使用しています。「オーガニックコットン」とは、以下の3つの条件を満たしたものを言います。

●1.「3年以上農薬や化学肥料を使わない農地で育てられていること。畑の土に残留する農薬が消滅するまでの3年間は、オーガニックと認めません。」

●2.「遺伝子組換え種子でないこと。より早く、効率的に均質な綿花を大量収穫できるよう人の手によって遺伝子組換えされた種は、生産ラインから厳格に排除されます。」

●3.「フェアトレードであること。コットンを生産する農家が、安全 かつ 衛生的な労働環境下にあり、正当な生活賃金が支給されていること、正当な価格で安定的に購入し続けること」

この3つが「オーガニックコットン」の条件です。


*サイズも、大判のバスタオルから、コンパクトサイズのバスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル、タオルハンカチなど用途や好みに合わせて、様々なサイズのタオルを注文することが可能です。他にも、厚みや色など、お客さま個人に合わせて、オーダーメイドできることが特徴です。

そして 何より、製品のクオリティーに於いて、決して妥協などしていないことが素晴らしいです。柔らかく、高品質な最高のタオルで「一度 使うと離れられないタオル」と言われています。そんな「IKEUCHI ORGANIC」は、殆どがリピート客で占めていることも特徴です。要は、素材・品質など全てに拘り、タオルに関することなら、何でも お客さまの要望に答えるという分かり易さが、お客さまに受け入れられているのです。


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◆2.「口先だけでなく 体現することで、多くの人の心を掴んでいる点!」

*環境問題を例にとっても、ブームに乗っただけだと、直ぐに お客さまには見透かされてしまいます。「KEUCHI ORGANIC」の製織工場や本社、直営店で使用される電力は、100% 風力発電で賄われています。その結果、ファンの間では「IKEUCHI ORGANIC」のタオルの事を「風で織るタオル」という『愛称』が付いています。

「何故、『風力発電』に こだわっているのか?」それは、タオルの原料であるコットンが「畑の恵みである農作物」であり、気候変動の影響を最小限におさえ、オーガニックコットンを将来に渡って安定的に、且つ 収穫量を増加させながらタオルの製造を続けたいという"想い"からです。この「持続可能性」を、「IKEUCHI ORGANIC」では 非常に大切にしています。つまり、自分たちだけが良ければOK」という考えだけではなくて、原料の仕入れ元となる農家さんや、自分たちの暮らしている地域や社会、自然といったところも、一緒になって豊かになっていくことを目指しています。


*例えば、「IKEUCHI ORGANIC」では、コットンを生産する農家は、最も信頼性が高いと考える「タンザニア」と「インド」の農家の方々に 依頼をしているとのことですが、「フェアトレード」ということを強く意識しているそうです。

これは…

「安全 且つ 衛生的な労働環境下にあり、正当な生活賃金が支給されており、正当な価格で安定的に購入し続けること」がフェアトレードの条件なのです。

このような生産を行う上での"裏話"は、消費者心理からすると 価値が伝わり辛いものです。しかも このような取り組みを行うことで、商品の価格もどうしても上がってしまいます。実際に、2003年には 自己破産に陥り、売掛金を含め「約10億円」の負債が発生しました。しかし このことが新聞に載った時のこと、「何枚タオルを買えば、御社は 助かりますか?」というメールや、「がんばれ池内タオル」という応援サイトも立ち上がったりしたのです。つまり 本気で、エコを目指す姿勢を崩さず 愚直にやり続けたことで、数多くのファンが助けてくれたのです。今でも「IKEUCHI ORGANIC」には、数多くのコアファンが付いています。このファンは製品以上に、「IKEUCHI ORGANIC」の企業文化に惹かれていて、このファンが いつでも「IKEUCHI ORGANIC」を助けたくなるコミュニティが出来上がっているのです。


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◆3.「従業員(人)で差別化を行っている点!」

*分かり易く言うと、「IKEUCHI ORGANIC」という会社で働いている方々の魅力で、商品を営業しています。今の世の中では、どんなに"質"が良くても、環境にも配慮していても、更に デザイン性も高い会社は、それなりに溢れている気がします。勿論「IKEUCHI ORGANIC」ほど、拘り抜いている企業は、殆ど 無いと思いますが。

その中で、その会社の商品を、何度も何度も買いたくなる強い動機を作るには、「この会社の人たちを応援したい! この人たちが好きだ!この人たちと関わっていきたい!」というような、「ヒト」の魅力が、最後は重要になってくると思います。

そんな中で「IKEUCHI ORGANIC」の凄いところは、コーポレートサイトに掲載されている「イケウチのヒト」という記事コンテンツです。従業員の「大切にしている価値観」、「仕事観を変えたエピソード」、「これからの働き方の展望」など、1人1人が記事を書き続け、しかも とても"人間味"が溢れる内容です。「もっと、この人の話を聞いてみたい。あわよくば、会ってみたい」と読んでいるうちに惹きこまれていきます。そんな「IKEUCHI ORGANIC」には、文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を配信するウェブサイト「note」からも、note内で記事を書いて欲しいとの声があり、実際に様々なコンテンツを発信されています。


*そんな中、このコロナ禍で始めたのが「Zoomストア」です。これまで 利用してくださった方は、約300組です。これは「zoom」というオンラインミーティングソフトを使い、オンライン上で、お客さま一人ひとりにタオルの紹介をされています。元々は、リアル店舗が休業して「リピーターさんと会えなくなって寂しいね」という話から始まりました。しかし 実際に寂しかったのは、お客さまの方で「Zoomストア」を開始したと同時に、多くのリピーターがzoom上に買い物をされにきたのです。


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◎と言うことで…

若手の私になりに「IKEUCHI ORGANIC」の成長理由を一言で述べると「言動一致」です。本当に環境に配慮した企業であり続けたいという「想い」と、その為に"徹底的"に行動に移されているのが凄いです。勿論、信念を貫き、新しいことを始めるときは、順風満帆になんていかないことの方が多く、右往左往してしまうと思います。しかし それでも、信念を発信し続けることが大切だと思います。何故なら、発信し続けるからこそ、「想い」に共感する多くの企業が集まるからです。「IKEUCHI ORGANIC」から学んだことは、苦しい時こそ 信念を貫き通すということであり、これは 企業も人も同じことなのだと思います。

とは言え、「IKEUCHI ORGANIC」が、「何故 倒産に陥ってでも、『想い』を優先できたのか?」という、シンプルな理由を聞いてみたいと思いました。


そんな「IKEUCHI ORGANIC」に欠かせないのが、『ユーザー』との交流です。本社工場で開催するファンイベントでは、社長・社員自身が解説をして回られています。お客さまへ向けての説明会も、東京、京都、福岡で、1ヶ月半に1回のペースで行っています。そんなファンの方々が自発的にコミュニティを立ち上げ、イベントをやったり、情報共有が行われています。また 今では、コラボ企画も多く、「ビートルズ」や「スノーピーク」など、その時々に流行っている企業などと"コラボ"されています。その先にあるのは、地球環境へ関心を向けて貰うことであり、「IKEUCHI ORGANIC」とコラボすることは一つのステータスとまでなっています。


私 個人的に、そんな「IKEUCHI ORGANIC」にやって頂きたいのが、「永く使えるタオル」販売です。タオルは使っている内に、どうしても色あせが起きると思います。どんなに肌触りが良くても色あせてしまうと、少し"残念”な気持ちになります。そういった意味では、永遠に使えるとまでは行かなくても、一度だけなら染め直しが出来るサービスなどがあると嬉しいと思いました!

適当なけとを言って、すみません。。。


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●それでは 最後に、C.I.について、若手なりに一言いわせて頂くと…

C.I.で何を事業とされているのか、もっと言うと 拘りまでも分かることが素敵だと思いました。例えば、C.I.の中に「オーガニック」という言葉が何度も出てきて、実際に 全ての商品をオーガニックで創られているということで、C.I.を掲げているだけでなく、戦略としてしっかり行動に落としている点が凄いです。

それでも 敢えて、一言いうと、「何故 そこまでして、環境や安全に配慮するのか?」が分かるといいと思いました。所謂 この事業を通して成し遂げたいことです。このことを、コンカンでは「企業理念」と定義しています。「IKEUCHI ORGANIC」のタオルを売ることで「世の中がどう変わるのか?」と言うのを、しっかり 言語化すると、更に「IKEUCHI ORGANIC」に共感し易くなると思いました。

ここで 私なりに、言語化してみると…

「自然豊かで安心の上質なオーガニックタオルを提案し、お客さまは もちろん、生産に関わる全ての人が夢を抱ける環境を創り上げる。」


出来れば、コンカンが提唱するC.I.と、御社のC.I.を一度 照らし合わせて頂けると有り難いです。

*concanが考えるC.I.とは?

https://www.concan.co.jp/post/topics-ci

本当に、若手が生意気言って、申し訳ございません。

長くなりましたが、以上です。

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