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【代表の人物像&体験談!】「騙し合いの法則!生き抜く為の『自己防衛術!』」~答えは、動物に聞けばよい!~

今日は、concan代表の私が「『人間のサバイバル術』や『人と人との関係』について、『動物の行動』や『動物社会』の研究家である『竹内 久美子氏』の著書より、"人間"について」考えてみます。






●まずは、著者の紹介から…

「竹内 久美子」(たけうち くみこ)

エッセイスト。動物行動学研究家。1956年、愛知県に生まれる。1979年京都大学理学部卒。同大学大学院博士課程にて動物行動学を専攻する。1991年、「そんなバカな!-遺伝子と神について-」(文春文庫)で第8回講談社出版文化賞「科学出版賞」受賞。主な著書には「指からわかる男の能力と病」(講談社+α新書)、「女は男の指を見る」(新潮新書)、「同性愛の謎―なぜクラスに一人いるのか」 (文春新書)などがある。


●では、本題に入ります。

そもそも「動物行動学」とは、最終的には"人間"について知る為の学問です。互いに顔や姿を覚えられる"動物"では、まず間違いなく順位をつくっています。社会に順位があるということは、本当に不公平なのでしょうか。


メスとの交尾の為に密約を結ぶ「ヒヒ」がいます。

"人間"ではどうなのでしょう。「チンパンジー」のオスが権力の座につく為には、協力者の存在が是非とも必要なのです。しかも 同盟関係は、コロコロと変わり、そういう状況にあっては『孤立』こそが最も避けるべき事態です。この当たりは 殆ど そのまま "人間"に当てはめることが出来ます。


動物界には"騙し"が横行しています。弱そうに見せかけて 近づき、突如本性を現すなどというのは定番中の定番です。

あるいは本当は体が柔らかく、傷付き易いのに それを悟られないよう盛んにハサミで脅す、脱皮直後の「シャコ」がそうです。"人間"はどうでしょうか。

なぜ 人は人を欺くのでしょうか。

動物界には、ちゃんと縄張りを構え、メスを惹き付けるという"王道"を行く繁殖戦略をとるオスがいる一方で、縄張りは構えず、メスの横取りだけをするという"邪道"ともいえる戦略を繰り出すオスがいます。果たして どちらが得なのでしょうか。"人間"の場合も同じように考えられるだろうか。


「コオロギ」のオスは、他のオスとの戦いに負けると すっかり気弱になり、自信をなくしてしまいます。実力では優っているはずのオスと対戦したとしても、負けてしまうことがあります。"人間"も似たような性質を持っています。こういう気弱な"心"は、生きていく上で不利なのではないのでしょうか。

しかし「コオロギ」のみならず、"人間"にも広くみられるということは、何か深い意味が隠されているに違いありません。その意味とは、何でしょう。そして "動物"と同様、人間界でも、人を騙す奴が幅を利かせています。


ところが、殆どの"人間"は、相手を騙したり、自分から裏切るようなことはしません。もし 相手に裏切られたとしても、過剰なお返しは控えるようにしているものです。こういうお人好しで誠実な"人間"が大半を占め、悪い奴らは少数派です。それは なぜでしょうか。"本書"は、「動物行動学」や「進化論」について、殆ど予備知識がない人にも読み易く書かれています。そして 何より、「自分は何者なのか?」と悩み、家族や親類縁者のような血縁者か、義理の関係にある人たち、あるいは会社などでの人との関係について苦しんでいる方、つまりは この世の生き辛さに嘆いている方に読んで貰いたい"本"です。

それは、「"人間"について分からなくなったら、原点に帰れ。答は動物に聞けばよい」ということです。


◎と言うことで…

「騙し合いの法則!生き抜く為の『自己防衛術!』」と題して「竹内 久美子氏」の著書を紹介してきましたが、"人間"の心には 元来「自己防衛本能」が備わっています。心理学で「自我防衛機制」と呼ばれる心の働きですが、私たちは本能的に、自分の『感情』や『思考』をコントロールして自分を守る、つまり「自己評価」や「自尊心」が低下しないようにしています。


『感情』には「いい感情」と「悪い感情」があります。「いい感情」は私たちの「仕事」や「人間関係」に"肯定的な気持ち"を齎してくれますが、「悪い感情」はその逆です。

「仕事の安定感」や「パフォーマンス」を低下させ、考え方や人間関係へも"悪影響"を与えます。言い方を変えれば、「悪い感情」さえコントロールできれば、私たちの毎日は大きく違ってくるはずです。


また「自己防衛」もあまり強く働き過ぎると『感情』を悪化させる原因になります。思い通りにいかない時に 常に「酸っぱいブドウ」の論理や「逃避」の手段を持ち出せばどうなるでしょうか。


*イソップ童話の「酸っぱいブドウ」の話。

ある日、「キツネ」は『ブドウ』を見つけました。

『ブドウ』はとても美味しそうに見えますが、「キツネ」にとっては少し高い位置にあります。

「キツネ」は何度も何度もジャンプをして、それを獲ろうとしますが、どうしても届きません。

悔しい「キツネ」は自分にこう言い聞かせて諦めます。

「やめとこう。どうせあの『ブドウ』は酸っぱいんだ」


*この理屈、おそらく 殆どの人が納得できるはずです。例えば、自分のやりたい「仕事」があったのに同僚が素早く動いて担当の座についてしまった。悔しいけれど もう手遅れです。するとこう考えます。

「あの『仕事』は楽しそうに見えて神経を使ってしまう。下手に担当したら他の『仕事』が出来なくなっただろう」


*そして「自己防衛」の"1つ"に「逃避」があります。

これも不安な状況から逃げ出す為に、私たちの心が自然に選ぶ方法なのですが、大抵の場合は「気を紛らわす」ことで乗り切ろうとします。


*一例を挙げると「現実への逃避」です。家庭内の悩みや不安を忘れる為に、「仕事」に没頭するビジネスパーソンのようなケースです。あるいは、逆に「空想への逃避」もあります。

受験勉強の不安を忘れる為に、読書やアニメに熱中する受験生のようなケースです。どちらの「逃避」もその時だけは不安を忘れることが出来ますが、本質的な解決は出来ません。


このように「自尊心」は傷つかないかも知れませんが、『達成感』や『喜び』も味わえなくなります。欲しいものが手に入らない、やりたいことが出来ないという状態に慣らされてしまえば、『感情』が発散されることもなく、小さな不満を抱えた状態が続きます。悔しい時には はっきり「悔しい」と認めて発奮する"気持ち"も大切なのです。

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