今日は、マーケティングの「ニッチ戦略」について書きます。
~ターゲットの絞り込みで、全体を捕れ!~
●東京品川区にある後発の「ある整骨院」の話です! この話は… 「ニッチを攻めて、全体シェアを捕れ!」という話です。 品川区内には、約数千の整骨院が、あると言われています。 所謂 競合がひしめいています。 その中で、強いのは、大手フランチャイズチェーンの整骨院。 このような環境下で、小さな個人経営の整骨院が集客に成功した事例を紹介します。 そもそも、整骨院は… 「腰痛でお困りの方」「肩こりでお困りの方」などをターゲットにしています。 そして、このターゲットに対し、チラシを配布したり、折り込みチラシ(同梱)を巻いたりしています。 また、店頭に於いても、このような告知をしています。 どの整骨院も同じような告知スタイルを取っていて、これでは「行きたくなりません!」腰痛、肩こりは、当たり前で、どの整骨院も同じように書いています。 これでは、ターゲットが明確になっていません。 腰痛、肩こりでは、あまりにも広すぎます。 そこで… この個人経営の整骨院は、下記のような戦略を立てました。
【超ニッチ戦略】
◆1.ある工場に着目!(品川区は工場が多い) *この工場は作業工程で、しゃがむことが多い。 *従業員の殆どが腰痛持ちである。 ◆2.ターゲット設定! *この工場の腰痛持ちの人たちをターゲットにする。 ◆3.チラシを創る! *この工場で働く方々向けに配布チラシを制作。 *内容は「〇〇工場で働く、〇〇作業で屈んで、腰痛でお困りのあなたへ!この整骨院は、あなたの為のあなた専用の整骨院です!!」 *この工場・従業員の腰痛予防策や腰痛になった方、専門の整骨院と言う印象を付ける。 ◆4.チラシ配布! *工場前で、白衣を着て、5.000枚配布する。 ◆5.反響率! *チラシ5.000枚配布 *来店者数 160人 *反響率 3.2%(通常チラシは、0.3%/これも取れればいい方) *この3.2%は、奇跡的な数値である。 ◆6.店内にて手術サービス! *整骨院は、行かないとサービスの良さが分からない。 *サービスが良ければ、口コミ(ネットで言うレビュー)が起きる。 *普通にやるより口コミを起こし易い。 ◆7.お客さまの声を集める! *この工場従業員・お客さまからの声(成功事例)を取って、次の工場向けにチラシを作り、その工場の前で白衣を着て配布する。 *工場は、最初にターゲットにした工場の周りにも沢山ある。 *口コミやチラシにより、周りの工場の人たちに、「工場勤務だったら行けるんだあ?」と言う印象を起こす。 ◆8.結果的に2店舗目を出店! *最初のチラシ配布(5.000枚)での来店者160人は脅威的。 *普通の整骨院で月100人越えると大繁盛である。 *この整骨院は結果的に、2店舗目を出店し成功している。
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●と言うことで… ターゲットを絞れば、絞るほど、その人に刺さります。チラシ、DM、WEBも同じです。
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