今日は、concan代表の私が「アイデンティティ確立度 診断」について紹介します。
「アイデンティティ」という概念は、米国の発達心理学者の「エリクソン」が広め、その後は『青年期』に確立(発達課題)するものと位置づけられてきました。
「エリクソン」は、アイエンティティを「内的な不変性と、連続性を維持する各個人の能力が、他者に対する自己の意味の不変性と連続性に合致する経験から生まれた自信」と定義しています。
少し、難しいので「アイデンティティ」をもう少し"シンプル"に定義すると…
●「自分が、何者かが分かっている」
●「自分のやりたいことが明確である」
●「過去の自分を受け入れている」
これらの感覚がある状態のことを言います。また、この状態を「アイデンティティが確立している」と表現しています。
【アイデンティティを確立できない問題】
「アイデンティティ」を確立することは、日々を充実させる上で、とても重要です。
例えば、仕事をしているときに「これが私のやるべき仕事だ!」と考えている人は、「やりがい」や「生きがい」を持って楽しく働くことが出来ます。
一方で、「本当は、私のやるべき仕事ではない」と感じている人は、「やりがい」を持てず、意欲的に働くことが難しく、「生きがい」も感じることも出来ません。
このように「アイデンティティ」を確立することは、私たちの「人生」に於いて、極めて重要なのです。
【アイデンティティ診断とは?】
自分らしく生きているかを測ることができる「確立度診断」のことです。具体的には「過去受容」「自己理解」「主体性」「多様性の尊重」「社会的役割の獲得」を分析していくものです。
【診断は、"5つの"指標で分析】
この診断では、自分の「アイデンティティ」がどの程度確立されているのか、以下の5つの指標に基づき測定されます。
◆指標1.「過去受容」
*過去受容とは、過去の自分の「失敗」や「挫折」を含め、自分を許したり、受け入れたりする気持ちを意味します。
◆指標2.「自己理解」
*「アイデンティティ」を形成するには、自分の事をよく知っていなければなりません。普段から、自分の「性格傾向」や、「やりたいこと」を考え、明確にしていく必要があります。
◆指標3.「主体性」
*自分なりの考え、意見、「人生」の価値観があり、これを 積極的に発揮できる状態を主体性と言います。他者の意見を参考にしつつも、自分なりの意見を主張することも大切です。
◆指標4.「多様性の尊重」
*「自分らしさ」を確立するには、同時に 周りの多様性も認める習慣が必要になります。
◆指標5.「社会的役割の獲得」
*社会に役立っている、社会の一員として誇りをもって活動できているという感覚は、「アイデンティティ」を確立する上で、重要です。
【アイデンティティ診断 質問項目】
『全く当てはまらない』⇔『よく当てはまる』(5段階評価)
◆質問1.「過去の自分を受け入れられる」
◆質問2.「これまでよい経験を積んできた」
◆質問3.「今があるのは過去があるからだ」
◆質問4.「自分を見失うことはほとんどない」
◆質問5.「自分がどういう人か分かる」
◆質問6.「将来の目標がある」
◆質問7.「自分の長所・短所を理解している」
◆質問8.「やりたいことがはっきりしている」
◆質問9.「自分の意見を主張できる」
◆質問10.「自分で決めて行動することが多い」
◆質問11.「学校や職場を自分で納得して選ぶ」
◆質問12.「自分の人生は自分で作りたい」
◆質問13.「他者との考え方の違いが理解できる」
◆質問14.「相手の意見や立場を尊重できる」
◆質問15.「生き方は人それぞれだと思う」
◆質問16.「タイプが違う人とも親しくなれる」
◆質問17.「仕事や勉強に充実感を感じる」
◆質問18.「社会に貢献していると感じる」
◆質問19.「社会に適応していると感じる」
◆質問20.「社会に自分の役割があると感じる」
※アイデンティティ診断
https://commutest.com ・ identity
◎と言うことで…
「アイデンティティ確立度 診断!」と題して書いてきましたが、ここで 私のアイデンティティ診断の結果を紹介します。
【私のアイデンティティ診断 結果】
「数値結果」
◆指標1.「過去受容感 14点」
◆指標2.「自己理解 15点」
◆指標3.「主体性 16点」
◆指標4.「多様性の尊重 13点」
◆指標5.「社会的役割の獲得 15点」
「総合評価」
あなたのアイデンティティは、総合的に高い状態で確立されています。過去の自分を認め、自分の得意なこと、苦手なことを理解し、目標を明確に持っている方が多いでしょう。
プライベートでも仕事でも、自分の役割を自覚し、自分らしく活動できているのではないでしょうか。
ただし将来的に、環境や価値観の変化などで、自分の中で混乱が起こる可能性があります。アイデンティティの提唱者であるEriksonは、「人生には、就職、転職、結婚、離婚、天災、病気など様々なライフイベントがあり、その都度アイデンティティを再度構築していく必要がある」といっています。
つまりアイデンティティの確立は生涯の課題なのです。定期的に診断をして、セルフチェックを続けてみてください。
●それでは、最後に concanの新規事業「アイデンティティ言語化サービス」の紹介をして終わります。
concanでは、人生の節目となる「40歳・50歳・60歳・70歳」の方々や、将来を見据えての「転職」・「自分のやりたい仕事」をするために、ビジネスパーソンの方々を対象に、自分の「アイデンティティ」を言語化するサービスを開始しました。自分らしく生きるための指針になるものです。
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