福岡では、知らない人はいない会社です。
第10回は、福岡が誇る「ドレッシング」の販売と「スパゲティレストラン」を運営している株式会社 ピエトロです。「はじまりは、一軒のレストランから」をテーマに1980年に創業し、2018年の売上高は、96億円を超える九州を代表する食品メーカー、及び レストランの運営会社です。
私は、昔 中洲の城山ホテルの前の「花の関ビル」の地下にあったピエトロさんの「高菜としめじの和風パスタ」が大好きで、何時もランチの時は大盛で注文していた事を思い出します。 では、ピエトロの「イケてるC.I.」の一部を紹介します。 ーーー 【経営基本方針】 ピエトロは、「おいしさ」と「健康」を追い続けます。 ピエトロは、感謝してお客様を大切にします。 ピエトロは、新しい食文化を提案します。 ピエトロは、会社の発展と社員の豊かな暮らしを実現します。 ーーー 【成長の理由分析】 まずは 誰もが認める創業者であり、オーナーシェフであった「故村田社長」の感性と生き様が素敵だと思います。 C.I.にも"魂"を感じます。 創業前(過去) 親父さんのお店(飲食店)をつぶし、事業に失敗し飲食の世界から10年 離れるも再チャレンジして、ここまでの成功を納められた事に尊敬の念を感じます。 では 仮説ですが、もう少し成長の理由を分析します。 大きく3点あります。 ◆1点目は… 創業者「故村田社長」の感性と、マーケティング力、及び 人との出会いです! *人を感動させることに執念を燃やした村田社長は、レストラン運営に於いて、「どこの? 誰に? 何を? どう食べて貰うのか?」を考え尽くした点です。 所謂 ビジネスモデル+マーケティングが、かなりしっかりしています。 またドレッシング開発秘話として… 「野菜嫌いが、野菜を食べた」恩人 久山カントリークラブの行徳社長のアドバイスで、ドレッシング事業に絞った点です。 ◆2点目は… 感動させないと、「ブランド」は出来ないという企業思想です! *創業者である「故 村田社長」の哲学が、社内に浸透しピエトロ流が確立している点です。 また レストラン運営の中で、お客さんの声を集めマーケティング戦略に上手く活かしてサービス向上や、商品開発を行っている点です。 ◆3点目は… 商品開発力と、大手にはマネのできない独自製法です! *無添加、非加熱、健康へのこだわりを追求したドレッシングの製法が、ピエトロ流を貫き、工場では大型鍋は使わず、寸胴鍋で、村田社長が、一人で作っていた製法のままで生産している点です。これが、野菜嫌いの人に野菜を食べて貰うドレッシングが生まれた理由です。 ーーー ◎しかし、一言いわせて頂くとしたら… 2017年に亡くなられた「カリスマ村田社長」のDNAは、引き継がれているとはいえ、みなが不安を感じておられると思います。 そこで、C.I.についても、"魂"はこもっていますが、失礼ながらWEBサイトを見る限り、一部 言葉の整理ができていないように感じましたので、次の事業戦略改定のタイミングで整備される事をお勧めします。
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