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【イケてる企業のC.I.を切る】「第21回:株式会社 トワード」

佐賀県に食品物流に特化した一風変わった会社があります。

第21回は、創業・戦前の昭和16年(1941年)で、戦後の昭和26年(1951年)に、三瀬陸運(株)(運送会社)として設立された「株式会社 トワード」です。

*2012年 現在の社名に変更


トワードは、「食品低温物流」に特化したワンストップの物流コンサルティングのほか、ビッグデータ社会に対応した「情報システム」の開発を行っている今後、益々成長が期待される会社です。 *情報システム開発:交通事故の削減・燃費向上によるCO2削減を目的とした、安全運転推進システム「Eco-SAM」を様々な企業に提供しています。 実は 失礼ながら、トワードさんのことは知りませんでした。こんな会社が、佐賀県神埼郡吉野ヶ里、あの「吉野ヶ里遺跡」の近くに在るのかと驚きました。 売上高は、約76億円 社員数 258名と可能性を秘めた会社です。 事業としては、大きく3つされています。 ◆1.輸配送事業(5割/ロイヤルホスト・竹乃屋など) ◆2.物流センター事業(3割/神崎・福岡・厚木) ◆3.情報システム・R&R(リサイクル)事業(2割) ーーー では、「トワード」の「イケてるC.I.」の一部を紹介します。 ◎Toward's Policy→経営理念・現場力・次世代育成支援行動計画・環境保護への取り組み 【経営理念】 トワードは、時代に求められる価値あるサービスを行い、安定的成長をすることにより、社会に貢献します。 【次世代育成支援行動計画】 当社では、「男女従業員の仕事と生活の調和を応援すること」を使命の一つとし、全従業員を安心して仕事に取り組み、その能力を十分に発揮できる職場環境の整備に取り組む。 ーーー 【存続&成長の理由分析】 まず C.I.の完成度と、理論武装による「理念」の浸透施策が、繋がっていて素晴らしいと思いました。 中小企業 特に「物流業界」では、かなり珍しいです。 やはり成長している企業の「WEBサイト」を拝見すると、どの企業もC.I.がしっかりしています。 では、「トワードさん」が成長した理由を仮説ですが3つ上げさせて頂きます。 ■1.「友田社長の常に学び続ける姿勢!」(真面目さ・誠実さ) *友田社長は、最初から事業が上手くいった訳ではなく、お父さんから「つぶれかけた運送会社」を引き継ぎ、これでは駄目だと、30代半ばから「物流のプロ」になる為に本当の勉強を始めます。この時、物流コンサルの大竹 一郎氏と出会い「運送会社の考え方」や「鮮度管理」などを学び、その後の人生が変わります。 *大竹氏の言葉が「トワード」の指針になっています。 〇「頑張らないけど、諦めない!」 〇「諦めないけど、頑張らない!」 これは大きな挫折をしない為の考え方で、決定的なダメージを受けない為の考え方です。「仕事に於いて、100点は いならい70点でいい」この考え方が「新入社員に対する入社時の言葉」として使われています。 〇「世の中、頑張ってできることばかりではない」 (*深いですね…) ■2.「多温度帯同時物流を可能にし、離職率が低い企業!」(特徴・USP) *食品輸送に特化して、「多温度帯(冷凍・冷蔵・常温)同時物流」を日本で初めて確立させ「外食産業」を支え、この食品物流 トワードは、「健康」と「安全」を運ぶことを"使命"にしています。 *サービス産業や物流産業は、離職率が高い業界だと言われています。日本では、高卒者の入社3年以内の離職率は、全国平均で39%ですが、トワードでは、高卒の新人さんは、ここ5年間、一人も辞めていない凄い会社です。 (*きっと居心地がいいんでしょうね…) ■3.「時代の変化やニーズを詠み、IT技術を活用している!」(Teachme Biz) *労働人口が減少し、働き手の確保が大きな社会問題になり、物流業界の中では、早くから「情報システム部署設立(2003年)し「物流×IT」の考え方を定着させ効率化を図っています。 *トワードでは6年前から『TOWAgram(トワグラム)』と題した「業務の見える化・効率化」を進め、「生産性の向上」を実現しています。 また「業務手順書」の作成に、(株)スタディスト(東京)が提供する約1,700社が活用する「マニュアル作成・共有プラットフォーム『Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)』」を導入し「業務手順書」の作成時間を30%削減して更なる業務改善を進めています。 *「Teachme Biz」:画像・動画ベースの分かり易いマニュアルを簡単に作成、共有できるクラウドツール。素材はモバイルデバイスのカメラで撮って加工するだけで、すぐに共有できる。 ーーー ◎と言うことで… 「トワードさん」が成長している理由は、やはり"理念"になっている「時代に求められる」変化対応力と、「プライドを持って仕事をされている」からだと思います。 友田社長が、常日頃言われている「時代のニーズを詠む力」そして、トワードのテーマである「物流業界の"待遇"を上げる」取り組みです。 *「生産性の向上」→(物流センターの効率を上げる)→(効率的な配送)→(配送効果が上がる)→(一時間、一人あたりの売上を上げる)→(待遇で返す) *「社名の由来」:Toward the future(未来へ向かう) ーーー ◎しかし今後、物流業界は、厳しい時代に入ります。 運送会社間の競争の激化や、少子高齢化により物量自体が減少し、ネット宅配等の増加によって物流の構造自体が変化してしまいました。(*前職のインテリア通販会社も然りです) 更に10年後には、無人運転の「モビリティ時代」がやってきます。その時に備え、「業態の変更」や、更なる進化が求められます。 しかし「トワードさん」の変化対応力であれば、きっと乗り切れることでしょう。 ーーー ◎最後に… C.I.について一言いわせて頂くとしたら、完成度が高いので今は、問題ないと思いますが、「今後の業態変更」の時に、リニューアルをお勧めします。 *concanの考えるC.I.は… ◆企業理念(不変の想い/存在意義=成し遂げたい想い)→◆コーポレートメッセージ(企業理念を短くしたもの)→◆事業ビジョン(売上・数値目標)→◆経営理念(左記を達成する為の指針&社員への約束)→◆行動指針(社員がとるべき行動)→◆行動規範(左記を達成する為の具体的な詳細行動) 参考までに照らし合わせて貰えるとありがたいです。

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